バリュークリエーション(9238)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(10月19日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。今回はIPO新ルール適用銘柄では無さそうです。
バリュークリエーション(9238)の上場日は2023年11月22日(水)で、Japan Eyewear Holdings(5889)の上場日決定次第では2社同日上場となる可能性があります。上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。今回もIPOチャレンジポイントの話題で盛り上がりそうなIPO銘柄ですね。
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バリュークリエーション(9238)のIPO(新規上場)情報
設立:2008年4月1日
業種:サービス業
事業の内容:マーケティングDX事業、不動産DX事業(住宅解体のマッチングプラットフォームの運営)
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9238 |
名称 | バリュークリエーション |
公募株数 | 105,000株 |
売出し株数 | 198,000株 |
オーバーアロットメント | 45,400株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | 大和証券 マネックス証券(100%完全抽選) 楽天証券(100%完全抽選) あかつき証券 岩井コスモ証券 極東証券 東洋証券 松井証券(前受け金不要) 丸三証券 水戸証券 むさし証券 SBIネオトレード証券(委託幹事決定) 大和コネクト証券(委託幹事決定) DMM株(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 10月19日(木) |
上場日 | 11月22日(水) |
仮条件決定日 | 11月2日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 11月7日(火)~11月13日(月) |
公開価格決定日 | 11月14日(火) |
IPO申し込み期間 | 11月15日(水)~11月20日(月) |
上場時発行済株式総数 | 1,105,000株 |
時価総額 | 19.7億円 |
吸収金額 | 6.2億円 |
想定価格 | 1,790円(179,000円必要) |
そしてこのバリュークリエーション(9238)のIPO主幹事はSBI証券となっており、平幹事の中には大和証券も入っていることから、それぞれグループ会社となるSBIネオトレード証券と大和コネクト証券がIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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バリュークリエーション(9238)のIPO(新規上場)事業内容等
バリュークリエーション(9238)は顧客のWeb領域における課題を総合的に解決するマーケティングDX事業と不動産領域における課題を総合的に解決する不動産DX事業を営んでおり、事業セグメントについては「マーケティングDX事業」「不動産DX事業」に区分されています。
運用型広告を中心とするプロモーション手法を通じ、顧客のWebサイトへの集客を適切に行うための課題抽出、戦略立案から広告の運用までを一貫して実施しており、顧客のマーケティング戦略に応じて複数種類の広告手法・プラットフォームを柔軟に組み合わせ、プロモーションを設計・運用しております。
DXで解体業界に新たな価値を届けるため、業者との直接のやりとりが不要、見積もり比較から解体後の土地の売却まで、すべてオンラインで完結できる自社メディア「解体の窓口」を運営しており、具体的には所有する物件を解体したいと考えているユーザーと、ユーザーを探している解体業者をマッチングさせ、物件情報と写真をもとに、全国の約1,500社(2023年9月時点)の解体業者の中から解体費用の見積もり入札が届く「逆オークション」を採用しています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額167,914千円については第三者割当増資の手取概算額上限74,764千円とあわせて、①設備資金として100,000千円(2026年2月期に100,000千円)、②借入金返済として40,000千円(2024年2月期:8,340千円、2025年2月期:31,660千円)、③採用費及び人件費として102,678千円(2024年2月期:人件費79,804千円、2025年2月期:採用費8,178千円、人件費14,696千円)に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(バリュークリエーションのIPO目論見書より一部抜粋)
バリュークリエーション(9238)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
バリュークリエーション(9238)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,790円としてオーバーアロットメント含め6.2億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて3,030枚と少なく希少性があります。
上述の通りバリュークリエーション(9238)の事業内容はマーケティングDX事業、不動産DX事業(住宅解体のマッチングプラットフォームの運営)ということで、DXに取り組みがない(取り組みが遅れている)業界に対してのマーケティングDX支援を行っており、マーケティングDX事業での集客ノウハウを活かしたマッチングプラットフォーム事業である不動産DX事業を展開しています。
運用しているMeta広告の配信結果レポート(広告費、クリック数、獲得数など)をワンクリック生成可能で広告の分析をすばやく提供する「Vasta」の開発や、人生に役立つ情報を網羅するサイト「Mola」、業者との直接のやりとりが不要、見積もり比較から解体後の土地の売却まで、すべてオンラインで完結できるサイト「解体の窓口」などの運営を行っています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
バリュークリエーション(9238)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が2社22,800株ありますが、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出はありません。既存の上位株主とともに解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。
事業内容は久しぶりの登場でやや旬を過ぎた感はありますが、IPO市場ではまだまだ根強い人気を誇るDX(デジタルトランスフォーメーション)関連となります。公開規模はIPO想定価格(1,790円)ベースで6.2億円と荷もたれ感も無く、業績も売上は右肩上がりで順調に伸びており収益もしっかり黒字化となっています。
バリュークリエーション(9238)は業績好調の小型グロースの人気業態とIPO市場では初値高騰が期待される内容となりますが、今の地合いのままだと通常時の期待値よりも割り引いて見る必要がありそうです。初値評価はA級評価で問題無いと思いますが、とにかくIPO地合いの回復が最優先事項になって来るかと思われます。
いずれにしても管理人の個人的なこのバリュークリエーション(9238)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定です。SBI証券主幹事案件ということで、IPO地合いが回復していればIPOチャレンジポイントを使用する可能性もあります。そしてこのバリュークリエーション(9238)は人気化しそうなIPO案件となるため、次回の初値予想記事でIPOチャレンジポイントの考察もする予定です。
バリュークリエーション(9238)のIPO(新規上場)業績等
バリュークリエーション(9238)のIPO経営指標
バリュークリエーション(9238)IPO売上高及び経常利益
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