yutori(5892)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,510円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
yutori(5892)の上場日とIPO申込期間
yutori(5892)の上場日は2023年12月27日(水)で、今年(2023年)のオーラスIPOで単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
このyutori(5892)のIPO申し込み期間は12月12日(火)~12月18日(月)となっており、今年(2023年)のオーラスIPOで、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りも無いため、申し込み忘れに注意は必要なものの、資金管理などの心配はありません。
yutori(5892)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
yutori(5892)のIPO想定価格は2,510円となっているため、現時点では公募価格と同値~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このyutori(5892)のIPO仮条件は明日12月8日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
yutori(5892)の事業内容
yutori(5892)の事業内容は衣料品及び雑貨等の企画並びにそれらの小売・卸売事業ということで、過去のトレンドアイテムをリバイバルし、現代カルチャーのエッセンスを取り入れながらブランドを展開する「ティーンカルチャー」、ZOZOTOWNでの販売をメインに、流行をいち早く取り入れた手に取りやすいアイテムを展開する「トレンド」、アパレル業界で著名なデザイナーやスタイリストのもと、コアなファンを獲得するブランドを展開する「デザイナーズ」、インフルエンサーがブランドディレクターを務め、個人の発信力も併せてアイテムを展開する「インフルエンサー」など複数のストリートブランドを展開しています。
このyutori(5892)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
yutori(5892)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月24日)もまたIPO新規上場承認発表が1社あり、これで12月IPOは15 …
yutori(5892)のブルベア要素とIPO参加スタンス
yutori(5892)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,510円としてオーバーアロットメント含め16.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型から中型サイズとなりますが、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて5,700枚と少なく、IPO主幹事は大手証券(大和証券)となることから、IPO株の当選確率はそれほど高くはなさそうです。
そして今回もこのyutori(5892)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が衣料品及び雑貨等の企画並びにそれらの小売・卸売事業と、IPO市場では人気化しにくい地味な小売業となるものの、ZOZO(3092)売り出しのIPO案件として話題性はありそうです。公開規模にも荷もたれ感はなく、上場時の余計な売り圧力もありません。
業績はバラツキがありながらも売上は右肩上がりで伸び続けており、収益も今期は黒字化が見えています。上場日も12月27日(水)で単独上場となる上に、今年(2023年)のオーラスIPOとなることから、多少のプレミアム効果もありそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては募集株の内訳が公募株85,000株に対して売り出し株は485,000株で売り出し比率およそ5.7倍、オファリング・レシオもおよそ41.8%とそれなりに高く、売り出し株の78.3%はグループ会社で筆頭株主となっているZOZO(3092)となっていることから換金色があります。
キラキラ案件では無いものの、今年(2023年)のオーラスIPOで、公開規模も大きくなく、IPO株取得者以外からの余計な売り圧力もないことから、初値高騰は無いにしても堅調スタートとなる可能性はありそうです。今後のIPO市場の空気を良い意味で変えてくれると期待していた12月6日上場のQPS研究所(5595)は初値高騰となったものの、その後はストップ安へ急落となりました。
しかしながら翌日(12月7日)は更に逆のストップ高を付けるなど、乱高下となっており、現状のIPO地合い改善には一筋の光が見えかけているかもしれません。オーラスIPOというプレミアム効果にIPO地合い改善への期待を込めて、このyutori(5892)のIPO参加スタンスはとりあえず一部(大和証券、SBI証券、大和コネクト証券)からのみ参加してみようと思います。
yutori(5892)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのyutori(5892)のIPO株(公募株及び売り出し株)5,700枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 5,245枚 | 92.0% |
SMBC日興証券 | 114枚 | 2.0% |
SBI証券 | 114枚 | 2.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 57枚 | 1.0% |
岡三証券 | 57枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 57枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 28枚 | 0.5% |
極東証券 | 28枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が855枚あります。
積極的にこのyutori(5892)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる大和証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券4社(SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券)がしっかり入っているものの、持ち分は二桁レベルしか無いため、狙うにはなかなか厳しい数字となりそうです。
yutori(5892)のIPO仮条件決定
yutori(5892)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:2,510円
IPO仮条件:2,420円~2,520円
IPO想定価格がほぼ最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は15.8億円~16.5億円となりました。
yutori(5892)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
yutori(5892)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,600円~2,800円
IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても一部参加で変更はありません。
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