マーソ(5619)のIPO直前初値予想と気配運用が発表されましたが、その前に昨日より持ち越しとなっていたエスネットワークス(5867)と本日上場のロココ(5868)とナイル(5618)のIPO(新規上場)初値が付きましたので、簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。
エスネットワークス(5867)のIPO初値結果
公募価格 | 730円 |
初値価格 | 1,956円(2日目 9時29分) |
初値売却益 | +122,600円 |
初値売買代金 | 4.9億円 |
初値出来高 | 254,900株 |
市場開場直前(8時59分)のこのエスネットワークス(5867)の2日目のフル板の合致点は1,900円(初値売買代金:4.1億円)となっていたので、およそ56円ほど吊り上げられた1,956円(初値売買代金:4.9億円)での初値形成となりました。
IPO地合いは悪く、売り買い比率わずか1.5倍で、持ち越しによる即金規制が掛かる上に3社同日上場となることから、売り気配スタートが濃厚という見方が多かったものの、見事に買い気配スタートとなりました。しかも昨日の最終気配(1,679円)よりも値を伸ばしての着地と、結果的にはポジティブサプライズとなっています。初値売りで+122,600円の利益となりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
毎回タダ(無料)でもらえるポイントに価値を付ける自体が滑稽なのかもしれませんが、今回のこのエスネットワークス(5867)のIPOチャレンジポイントを使用した際のポイントボーダーはおよそ529ポイントだったのでポイント単価はおよそ231円となります。
ロココ(5868)のIPO初値結果
公募価格 | 1,128円 |
初値価格 | 1,100円(9時00分) |
初値売却益 | -2,800円 |
初値売買代金 | 1.9億円 |
初値出来高 | 177,700株 |
市場開場直前(8時59分)のこのロココ(5868)のフル板の合致点は1,100円(初値売買代金:1.9億円)となっていましたが、そのまま市場開場と同時に1,100円(初値売買代金:1.9億円)での初値形成となりました。残念ながら公募割れスタートとなったため、初値売りで-2,800円の損失となります。
IPO新ルール適用銘柄(仮条件上限+20%)第三号案件にして早くも公募割れ銘柄の登場となりました。上ブレによる買い意欲の刺激効果はまったく無く、限界突破した仮条件上限+20%分を丸々帳消しにした結果となっています。やはりこのIPO新ルールは個人投資家へは厳しく、企業側に優しい新ルールとなっているようですね。
ナイル(5618)のIPO初値結果
公募価格 | 1,680円 |
初値価格 | 1,540円(9時12分) |
初値売却益 | -14,000円 |
初値売買代金 | 3.8億円 |
初値出来高 | 246,700株 |
市場開場直前(8時59分)のこのナイル(5618)のフル板の合致点はIPO幹事の引き受け価格となる1,545円(初値売買代金:3.4億円)となっていましたが、シンジケートカバーを突き破って1,540円(初値売買代金:3.8億円)での初値形成となりました。残念ながら公募割れスタートとなったため、初値売りで-14,000円の損失となります。
シンジケートカバー取引と思われる買いが1,545円に全弾(198,100株)出ていたと思われますので、それらを差し引いた初値形成時の実需買いは1億円にも満たない7,400万程度しかありません。やはり赤字の出口(イグジット)案件への警戒感は根強いようです。
マーソ(5619)のIPO(新規上場)直前初値予想
このマーソ(5619)の業績は減収減益で、公開規模にはやや荷もたれ感があり、逃げ足の早い(初値売りが多い)傾向にあるネット証券(SBI証券)主幹事案件だったものの、健康意識向上の成長事業として一定の評価を受けやすいヘルステック関連で、コーナーストーン投資家(上場承認時に一定額の株式取得を約束する投資家)への親引けがあったことから一部参加としたところ補欠当選を頂きましたが、このタイミングでIPO主幹事のSBI証券にIPO銘柄で不適切な注文受託が行われたという報道が入り購入申し込みをためらってしまったため、手元にIPO株は無く静観のみとなります。
<マーソ(5619)のIPO関連過去記事>
・マーソ(5619)IPO上場承認発表
・マーソ(5619)IPO(新規上場)初値予想
・マーソ(5619)のIPO(新規上場)補欠当選
IPO想定価格:2,110円
IPO仮条件価格:2,110円~2,260円
(IPO想定価格が最下限となる強気な設定)
公募価格:2,260円(IPO仮条件の最上限価格で決定)
そして大手初値予想会社のマーソ(5619)のIPO直前初値予想は以下の通りとなっており、この初値予想価格通りで推移すれば明日は売り気配スタートでシンジケートカバー取引に絡んだ着地となります。
もう一社の大手初値予想会社のマーソ(5619)のIPO初値予想は2,260円となっているようです。そしてこれまでのこのマーソ(5619)の大手初値予想会社(前社)のIPO初値予想経緯は以下の通りとなっています。
第一弾初値予想:2,500円~3,000円(C級評価)
第二弾初値予想:2,200円~2,500円(D級評価)
上場直前時点(今回)初値予想:2,079円
ちなみにこのマーソ(5619)の訂正目論見書による幹事のIPO引き受け価格は2,079.20円です。
マーソ(5619)のIPO(新規上場)気配運用
そしてマーソ(5619)の明日の初値決定前の気配運用は以下の通りとなっております。
公募価格:2,260円
気配上限:5,200円
気配下限:1,695円
上限気配更新:10分で113円づつ。
下限気配更新:3分で通常の更新値幅(3,000円未満の場合は50円)
注文受付価格の範囲:565円~9,040円
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