STG(5858)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,870円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
STG(5858)の上場日とIPO申込期間
STG(5858)の上場日は2024年3月21日(木)で、トライアルホールディングス(141A)の上場日が最短日(3月21日)で決定すれば2社同日上場となります。上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
このSTG(5858)のIPO申し込み期間は3月5日(火)~3月11日(月)となっており、すでにIPO申し込み期間ラッシュ突入で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
STG(5858)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
STG(5858)のIPO想定価格は1,870円となっているため、現時点では公募価格の1.6倍~2.1倍程度の初値形成になるのではないかと、やや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このSTG(5858)のIPO仮条件は来週3月4日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
STG(5858)の事業内容
STG(5858)の事業内容はマグネシウム及びアルミニウムダイカスト製品の製造・販売ということで、実用金属で最も軽いマグネシウムを中心とした製造加工を得意とし、金型の設計・製造、金属部品の鋳造、機械加工、ショットブラスト、仕上げ、化成処理、塗装、組立までを行う事業を展開しています。
このSTG(5858)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
STG(5858)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。TOKYO PRO Market市場から東証グロースへ市場の鞍替え上場となることから証券コ …
STG(5858)のブルベア要素とIPO参加スタンス
STG(5858)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,870円としてオーバーアロットメント含め6.6億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて3,105枚と少ない上に、IPO主幹事は店頭型証券(みずほ証券)となることから、IPO当選は困難となりそうです。
そして今回もこのSTG(5858)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容含め東証スタンダード銘柄っぽい地味な雰囲気を感じるものの、中身は独自性があり、業績も堅調に推移しており、公開規模もIPO想定価格(1,870円)ベースで6.6億円と軽量サイズとなります。
STG(5858)の株主の中には公開価格の1.5倍でロックアップ解除されるベンチャーキャピタルの保有株が一定数ありますが、初値形成後でないと解除されないタイプのロックアップとなるため、需給を壊す心配はありません。
TOKYO PRO Market市場から東証グロース市場への鞍替え上場となり、TOKYO PRO Market市場での取引価格は3,250円となっていたことから、今回のIPO想定価格ベース1,870円は42.4%引きのダウンラウンド上場(鞍替え)となるため、割高感も感じにくくなっています。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上場日が3月21日(木)で、大型IPO案件のトライアルホールディングス(141A)の上場日が最短日(3月21日)で決定すれば2社同日上場となり、資金分散の影響を受ける可能性があります。
ただ、IPOラッシュ突入後の同日上場となったとしても、日程的にはまだ序盤戦となることから、IPO地合い好調であれば同日上場でも資金分散の影響は軽微となりそうです。
上記の通り、見た限りではネガティブ材料よりもポジティブ材料の方が多く、IPO地合い好調も加えると初値は好スタートとなる可能性が高いため、管理人の個人的なこのSTG(5858)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加で行く予定です。
STG(5858)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのSTG(5858)のIPO株(公募株及び売り出し株)3,105枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 2,795枚 | 90.0% |
SBI証券 | 155枚 | 5.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 31枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 31枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 31枚 | 1.0% |
岡三証券 | 31枚 | 1.0% |
リーディング証券 | 31枚 | 1.0% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が460枚あります。
積極的にこのSTG(5858)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券)も入っていますが、いずれも二桁レベルの持ち分しか無いため、狙うにはなかなか厳しい数字となりそうです。
STG(5858)のIPO仮条件決定
STG(5858)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,870円
IPO仮条件:1,820円~1,920円
IPO想定価格がちょうど中間値となるやや強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は6.4億円~6.8億円となりました。
尚、訂正目論見書内にIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」との追記はありませんでした。
STG(5858)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
STG(5858)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,000円~3,500円
IPO仮条件はやや強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも下限はそのままで上限のみ下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加で変更はありません。
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