コロンビア・ワークス(146A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(3,110円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
コロンビア・ワークス(146A)の上場日とIPO申込期間
コロンビア・ワークス(146A)の上場日は2024年3月27日(水)で、ダイブ(151A)とシンカ(149A)と3社同日上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
このコロンビア・ワークス(146A)のIPO申し込み期間は3月8日(金)~3月14日(木)となっており、IPO申し込み期間ラッシュ真っ只中で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
コロンビア・ワークス(146A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
コロンビア・ワークス(146A)のIPO想定価格は3,110円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このコロンビア・ワークス(146A)のIPO仮条件は明日3月6日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
コロンビア・ワークス(146A)の事業内容
コロンビア・ワークス(146A)の事業内容は不動産開発事業を単一セグメントとする不動産開発、不動産賃貸管理、ホテル運営ということですが、土地に建物を建てて売却を行う通常の不動産開発のみならず、自社開発型、ファンド型及びソリューション型の3つの事業スキームを展開しています。ひとつの土地に対して最適なスキームを選択することで利益の最大化及び資産効率の最適化を図ることができます。
このコロンビア・ワークス(146A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
コロンビア・ワークス(146A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月20日)IPO新規上場承認発表があった6社のうちの6社目となります …
コロンビア・ワークス(146A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
コロンビア・ワークス(146A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,110円としてオーバーアロットメント含め32.6億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて9,135枚と多くはない上に、IPO主幹事は店頭型証券(野村證券)となることから、IPO当選は困難となりそうです。
そして今回もこのコロンビア・ワークス(146A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存株主も3社(名)のみで、すべて解除価格無しのロックアップが掛かっているため、上場時のIPO募集株以外の余計な売り圧力が無く、需給面は良好と言えます。
業績規模も大きく売上収益ともに堅調に推移しており、株価設定に割高感は無く、IPO主幹事も最大手証券の野村證券となることから一定の安心感があります。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては売買や仲介などを行う一般的な不動産会社ではなく、開発をメインとする不動産デベロッパーではあるものの、不動産関連銘柄はIPO市場では不人気業態という位置付けとなる上、金利上昇局面でREIT(リート)含め不動産関連銘柄は全体的に下落傾向にあり、向かい風が吹いている状態です。
コロンビア・ワークス(146A)の上場日はIPOラッシュ中盤戦で前日26日(火)4社同日上場明けの27日(水)で、ダイブ(151A)とシンカ(149A)と3社同日上場、翌日以降の28日(木)及び29日(金)もそれぞれ2社同日上場とIPOラッシュらしくタイトなスケジュールとなっており、中型案件となることからも資金分散や買い疲れの影響を受けやすくなる可能性もあります。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
コロンビア・ワークス | 32.6億円 | 東証スタンダード | 野村證券 |
ダイブ | 12.0億円 | 東証グロース | SBI証券 |
シンカ | 7.4億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
単価も最近にしては比較的値ガサ株となり、不人気業態の過密スケジュールで埋没リスクがあるため、本来であればリスク回避のため、スルーでも良いかと思っていますが、IPO地合いが好調であれば、IPO主幹事(野村證券)の営業力もあり、なんとななりそうな気もしてます。
が、とりあえず現時点での管理人の個人的なこのコロンビア・ワークス(146A)のIPO参加スタンスは引き続きまだ中立継続で、今後の仮条件設定やIPO地合いなどを確認しながら慎重にIPO参加スタンスを決めて行きたいと思います。
コロンビア・ワークス(146A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのコロンビア・ワークス(146A)のIPO株(公募株及び売り出し株)9,135枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 8,770枚 | 96.0% |
SMBC日興証券 | 118枚 | 1.3% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 91枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 46枚 | 0.5% |
SBI証券 | 46枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 46枚 | 0.5% |
あかつき証券 | 18枚 | 0.2% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,370枚あります。
積極的にこのコロンビア・ワークス(146A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭型証券が多く、抽選割合の多いネット証券(SBI証券、楽天証券)も入っていますが、いずれも二桁レベルの持ち分しか無いため、狙うにはなかなか厳しい数字となりそうです。
コロンビア・ワークス(146A)のIPO仮条件決定
コロンビア・ワークス(146A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:3,110円
IPO仮条件:3,110円~3,300円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は32.6億円~34.6億円となりました。
ただし、今回の訂正目論見書内ではIPO新ルールが追記されており、需要申告の結果、仮条件の範囲外で発行価格を決定する場合があり、仮条件の下限の80%以上かつ上限の120%以下である2,488円~3,960円の範囲内で公開価格が決定する場合もあるため、証券会社の入金残高は最高値となる3,960円で見ておく必要があります。
コロンビア・ワークス(146A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
コロンビア・ワークス(146A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,300円~3,700円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについては一部参加(野村證券、SBI証券)と致します。
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