アズパートナーズ(160A)のIPO(新規上場)初値が付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。
3月IPOラッシュも好調のまま幕を閉じ、新年度(4月)第一号IPO案件ということで、IPO市場の好調継続で期待値も高かったのですが、好調だったのは初値だけで、初値形成後の値動きに勢いは見られず、物足りなさを感じてしまう展開となりました。
アズパートナーズ(160A)のIPO初値結果
公募価格 | 1,920円 |
初値価格 | 2,923円(10時39分) |
初値売却益 | +100,300円 |
初値売買代金 | 13.4億円 |
初値出来高 | 460,100株 |
4月4日終値 | 2,423円(ストップ安) |
市場開場直前(8時59分)のこのアズパートナーズ(160A)のフル板の合致点は2,699円(初値売買代金:5.9億円)となっていたので、およそ224円ほど吊り上げられた2,923円(初値売買代金:13.4億円)での初値形成となりました。初値売りで+100,300円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
ただ、冒頭の通り初値形成後の値動きはイマイチで、直後に付けた2,947円を高値に失速、そのままジリジリと下げて行き、前場中に-500円のストップ安(2,423円)まで下落となり、後場も回復すること無く、ストップ安のまま終値2,423円で取引終了となりました。チャートを見るとまるでIPO地合いが悪い時によく見掛ける綺麗な右肩下がりのチャートとなっています。
アズパートナーズ(160A)IPO5分足チャート(2024年4月4日)
今日はREIT(リート)含め不動産関連銘柄は比較的堅調に推移しており、このアズパートナーズ(160A)も介護事業及び不動産事業を手掛けており、どっぷり不動産業というわけではなかったものの、不動産関連株に着いて行く流れにはならなかったようです。
終値は初値価格(2,923円)を500円下回る2,423円(ストップ安)での取引終了となっており、本日1日の出来高は1,926,100株で、OA含めた公開株数(1,046,500株)の1.8回転程度しか回っておらず、東証スタンダード市場の出来高ランキングも21位と、最近のIPOの中ではかなり低い水準となります。
今年(2024年)上場のIPO案件も、目立つところで言うとカウリス(153A)がストップ高を付けていたというぐらいで、他IPO案件はほぼ全面安となっています。1銘柄だけで決めてしまうのは時期尚早かもしれませんが、なんとなくIPO市場の空気に寂しさが混じっているような雰囲気を感じてしまいました。
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