豆蔵デジタルホールディングス(202A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,280円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

豆蔵デジタルホールディングス(202A)の上場日とIPO申込期間

豆蔵デジタルホールディングス(202A)の上場日は2024年6月27日(木)単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券モルガン・スタンレーMUFG証券3社共同主幹事となっております。

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この豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO申し込み期間は6月11日(火)~6月17日(月)となっており、IPO申し込みラッシュは過ぎたものの、まだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。

豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO(新規上場)初値予想

豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO想定価格は1,280円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、この豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO仮条件は来週6月10日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

豆蔵デジタルホールディングス(202A)の事業内容

豆蔵デジタルホールディングス(202A)の事業内容は企業のデジタルシフトを実現し、顧客とともにデジタル競争力を高めるためのクラウドコンサルティングサービス、AIコンサルティングサービス、AIロボティクス・エンジニアリングサービス、モビリティ・オートメーションサービスということで、主に4つのサービスを提供していますが、グループ各社を取りまとめ、グループ運営の方向付けを行うグループの中核会社となります。

豆蔵デジタルホールディングス(202A)IPOサービス別売上高

この豆蔵デジタルホールディングス(202A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

豆蔵デジタルホールディングス(202A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

豆蔵デジタルホールディングス(202A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,280円としてオーバーアロットメント含め65.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズから大型サイズの範囲となり、荷もたれ感のある水準となります。

IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて5,137,500株と比較的多めにありますが、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売(未定)や480,000株上限の親引けもあるため、国内分の募集株は減少します。それでもIPO共同主幹事の中にはIPO愛好家に優しい三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、IPO株の当選確度は比較的高めとなるような気がしています。

そして今回もこの豆蔵デジタルホールディングス(202A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容は情報サービス関連事業で、IPO人気の高いクラウド、AI、DXなどに絡んだ事業を行っています。業績は売上収益とも堅調に推移しており財務も良好、ファンドの出口(イグジット)案件ではあるものの、オファリング・レシオはおよそ32.0%と高くありません。

公開規模もIPO想定価格(1,280円)ベースで65.7億円と荷もたれ感のあるサイズとなりますが、簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売(未定)や480,000株上限の親引けもあるため、海外に3割程度回ったとすれば国内は40億円程度までは縮小されます。上場日も6月27日(木)単独上場と資金分散の影響もありません。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上述の通り中規模サイズで、オファリング・レシオは高くはないものの、投資家から毛嫌いされやすいファンドの出口(イグジット)案件となります。実質的には再上場案件とも言えるので、人気が高まる可能性は低そうです。

正直なところ6月後半はIPO的には人気化しにくい案件が続くので嫌な雰囲気は感じます。とはいえ、他に選択肢も少なく、落選続きとなっていれば申し込んでしまう可能性はあるかもしれません。今もまだこの豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO参加スタンスは中立継続としますが、とりあえずは今後のIPO地合いの経過観察に努めたいと思います。

豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO幹事配分数

そして豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO株(公募株及び売り出し株)45,300枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事22,808枚50.3%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事14,727枚32.5%
モルガン・スタンレーMUFG証券(主幹事5,500枚12.1%
大和証券476枚1.0%
みずほ証券476枚1.0%
野村證券476枚1.0%
香川証券385枚0.9%
SBI証券113枚0.3%
松井証券前受け金不要113枚0.3%
マネックス証券100%完全抽選113枚0.3%
東海東京証券113枚0.3%
auカブコム証券委託幹事?枚?%
大和コネクト証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が6,075枚あります。

積極的にこの豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO共同主幹事となるSMBC日興証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭証券が多く、抽選割合の多いネット証券(SBI証券松井証券マネックス証券)も入っており、いずれも三桁レベルの持ち分があるため、厳しいとはいえ狙えない数字では無さそうです。

豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO仮条件決定

豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,280円
IPO仮条件:1,280円~1,330円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は65.7億円~68.3億円となりました。

ただし、今回の訂正目論見書内ではIPO新ルールが追記されており、需要申告の結果、仮条件の範囲外で発行価格を決定する場合があり、仮条件の下限の80%以上かつ上限の120%以下である1,024円~1,596円の範囲内で公開価格が決定する場合もあるため、証券会社の入金残高は最高値となる1,596円で見ておく必要があります。

豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

豆蔵デジタルホールディングス(202A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,250円~1,350円

IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについてはIPOチャレンジポイント狙いでSBI証券からのみの参加で行く予定です。

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