Faber Company(220A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(970円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
Faber Company(220A)の上場日とIPO申込期間
Faber Company(220A)の上場日は2024年7月31日(水)で単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場ですが、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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このFaber Company(220A)のIPO申し込み期間は7月16日(火)~7月22日(月)となっており、IPO閑散期の中ではありますが、微妙に他IPO案件とのIPO申し込み期間被りがあるため、資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
Faber Company(220A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
Faber Company(220A)のIPO想定価格は970円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっていますが、個人的な初値予想についてはやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このFaber Company(220A)のIPO仮条件は明日7月11日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
Faber Company(220A)の事業内容
Faber Company(220A)の事業内容はデジタルマーケティング自動化ツール「ミエルカSEO」等SaaS提供、フリーランス人材等を活用したマーケティング支援ということで、デジタルマーケティングに関する豊富なサービスラインナップを持つことから、単一のサービスで取引を開始した顧客に対してクロスセルを展開しています。
このFaber Company(220A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
Faber Company(220A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
Faber Company(220A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格970円としてオーバーアロットメント含め11.9億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては10億円超えではあるもののまだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。
IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA分)合わせて1,232,100株と多くもなく少なくもなくと言ったところですが、IPO主幹事は抽選割合の多いネット証券(SBI証券)となることから、IPO株の当選確度は簡単ではないものの低くは無さそうです。
そして今回もこのFaber Company(220A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容はデジタルマーケティング自動化ツールなどの提供となりますが、いわゆるSEO(検索エンジン最適化)に特化した事業となり、特に新規性はありません。業績は横ばいながらも売上収益ともに堅調に推移していることから、成長性は感じられないものの、いまだに需要はしっかりあるようです。
株価設定は競合並みで特に割安感はありませんが、公開規模はIPO想定価格(970円)ベースで11.9億円と軽量サイズ、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株も無く、既存株主にはロックアップも掛かっているため、上場時のIPO募集株以外の余計な売り圧力はありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはSEO(検索エンジン最適化)関連事業ということで、ひと昔前であれば文句なしで人気化していた業態ですが、今や東証グロース市場ではなく東証スタンダード市場に上場となってしまうほど落ち着いてしまった感があります。
IPO主幹事は逃げ足が早くなる傾向のある投資家を抱えているネット証券(SBI証券)となることも、IPO株取得者からの売り圧力という意味ではマイナス材料となりそうです。
ただ、上場日は7月31日(水)で単独上場、かつ後続のIPOまで数週間程度のIPO空白期間となっています。公開規模に軽量感もあり、余計な売り圧力も無いことから需給面での不安は無く、初値は堅調にスタートする可能性が高いと思われるため、管理人の個人的なこのFaber Company(220A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加で行く予定で考えています。
IPO主幹事はSBI証券となりますが、大手初値予想会社の初値予想は2社ともに低く、元々の単価も低いことからIPOチャレンジポイントの使用は考えていませんが、IPO株数が比較的多くあるので、IPOチャレンジポイントを使用して当選した際は複数配分となる可能性は高そうです。
Faber Company(220A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのFaber Company(220A)のIPO株(公募株及び売り出し株)10,714枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SBI証券(主幹事) | 9,108枚 | 85.0% |
野村證券 | 536枚 | 5.0% |
岡三証券 | 321枚 | 3.0% |
東海東京証券 | 321枚 | 3.0% |
岩井コスモ証券 | 107枚 | 1.0% |
極東証券 | 107枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 107枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 107枚 | 1.0% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,607枚あります。
積極的にこのFaber Company(220A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSBI証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭型証券が多く、抽選割合の多いネット証券(松井証券、マネックス証券)も入っており、ギリギリですが三桁レベルの持ち分があるため狙えない数字では無いかもしれません。
Faber Company(220A)のIPO仮条件決定
Faber Company(220A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:970円
IPO仮条件:940円~1,000円
IPO想定価格がちょうど中間値となるやや強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は11.5億円~12.3億円となりました。中途半端な仮条件設定と思えばやはりIPO主幹事はSBI証券ですね。
さらに今回の訂正目論見書内ではIPO新ルールが追記されていますので、需要申告の結果、仮条件の範囲外で発行価格を決定する場合があり、仮条件の下限の80%以上かつ上限の120%以下である752円~1,200円の範囲内で公開価格が決定する場合もあるため、証券会社のIPO申し込み時の入金残高は最高値となる1,200円分で見ておく必要があります。
Faber Company(220A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
Faber Company(220A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,300円~1,400円
IPO仮条件がやや強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価からC級評価に格下げ変更と致しますが、IPO参加スタンスについては引き続き参加で変更はありません。
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