Cross Eホールディングス(231A)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(7月26日)はおよそ一週間ぶりにIPO新規上場承認発表が1社ありました。ようやく8月IPO2社目の登場となりましたが、スケジュール的に8月は2社で終了となる可能性が高そうです。

IPO新規上場承認発表1社2024.7.26

Cross Eホールディングス(231A)の上場日は2024年8月29日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場(流動性が乏しい)となる福証Q-Board(地方市場)への上場で、IPO主幹事は地方上場案件に強いJトラストグローバル証券(旧:エイチ・エス証券)となっております。

ちなみに福証Q-Board市場への単独上場は2021年11月上場のフロンティア(4250)以来となりますが、このフロンティア(4250)はTOKYO PRO Marketから福証Q-Board市場への鞍替え上場となり、完全に新規上場という点で見ると2019年9月上場のピー・ビーシステムズ(4447)までさかのぼります。実に5年ぶりですね^^;

Cross Eホールディングス(231A)のIPO(新規上場)情報

設立:2022年11月1日
業種:建設業
事業の内容:ハウステンボスや公共施設等の施設管理および廃棄物焼却炉や資源リサイクル施設等の建設、産業用機械等の設置工事業

Cross Eホールディングス(231A)IPO上場承認発表

上場市場福証Q-Board
コード231A
名称Cross Eホールディングス
公募株数350,000株
売出し株数350,000株
オーバーアロットメント100,000株
IPO主幹事証券Jトラストグローバル証券
IPO引受幹事証券SBI証券
岡三証券
FFG証券
西日本シティTT証券
マネックス証券100%完全抽選
岡三オンライン委託幹事決定
IPO発表日7月26日(金)
上場日8月29日(木)
仮条件決定日8月13日(火)
ブック・ビルディング期間8月14日(水)~8月20日(火)
公開価格決定日8月21日(水)
IPO申し込み期間8月22日(木)~8月27日(火)
上場時発行済株式総数2,479,800株
時価総額28.5億円
吸収金額9.2億円
想定価格1,150円(115,000円必要)

そしてこのCross Eホールディングス(231A)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンラインIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン公式サイト
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Cross Eホールディングス(231A)のIPO(新規上場)事業内容等

Cross Eホールディングス(231A)はグループ会社で、Cross Eホールディングス株式会社及び連結子会社(ハウステンボス・技術センター株式会社及び西日本エンジニアリング株式会社)の計3社で構成されており、「建設及び機械設置工事事業」並びに「ファシリティ・マネジメント事業」を主たる事業としています。

Cross Eホールディングス(231A)IPO事業系統図

建設及び機械設置工事事業

建設及び機械設置工事事業の事業内容は産業用機械の設置、建物・構造物建設等の各種建設工事であり「産業用機械の設置工事分野」及び「建物・構造物建設工事分野」に区分されます。「産業用機械の設置工事分野」では自治体等が所有する廃棄物焼却・資源リサイクル施設等の新設、更新及びメンテナンス工事並びに民間企業の所有する製造工場のプラント機器据付工事、配管工事及びメンテナンス工事を行っており、「建物・構造物建設工事分野」では各種施設の建設、設備の新設、更新工事等を行っています。

ファシリティ・マネジメント事業

ファシリティ・マネジメント事業の事業内容は各種施設の施設管理であります。ハウステンボス株式会社のテーマパーク施設及び宿泊施設を始め、長崎県、佐世保市等の公共施設、民間施設等の各種施設の指定管理者業務又は施設管理業務を行っています。

【手取金の使途】
手取概算額360,000千円については、①資産取得として150,000千円(2026年9月期150,000千円)、②運転資金として130,000千円(2024年9月期130,000千円)、③採用費及び人件費として50,000千円(2025年9月期25,000千円、2026年9月期25,000千円)④システム投資として30,000千円(2026年9月期)に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期まで安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(Cross EホールディングスのIPO目論見書より一部抜粋)

Cross Eホールディングス(231A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

Cross Eホールディングス(231A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,150円としてオーバーアロットメント含め9.2億円と規模的に東証市場であればまだ小型サイズの範囲となりますが、福証Q-Board(地方市場)への上場と考えると荷もたれ感のある水準となりそうです。IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA分)合わせて800,000株とやや多めにあります。

上述の通りCross Eホールディングス(231A)の事業内容はハウステンボスや公共施設等の施設管理および廃棄物焼却炉や資源リサイクル施設等の建設、産業用機械等の設置工事業ですが、事業持株会社としてのハウステンボス・技術センター株式会社から持株会社機能のみを分離、独立し純粋持株会社として設立された会社となります。

Cross Eホールディングス(231A)IPO沿革

Cross Eホールディングス(231A)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。筆頭株主は東証プライム市場上場のエイチ・アイ・エス(9603)で、過半数の株式を保有する親会社となることから投資家から毛嫌いされやすい親子上場となります。

セクターは建設業で事業内容に特に新規性は無く、上場市場は福証Q-Boardと流動性が乏しい不人気の地方市場、公開規模はIPO想定価格(1,150円)ベースで9.2億円と地方上場案件としてはかなり荷もたれが感ある上に親子上場、IPO主幹事は営業力に不安のあるJトラストグローバル証券(旧:エイチ・エス証券)と、現時点ではネガティブ要因が多いように感じます。

業績は堅調に推移しており、上場時の余計な売り圧力もありませんが、上記ネガティブ要因を加えると相殺できるかは微妙なところかもしれません。IPOの初値は地合いに左右されますので、フタを開けてみるまでわからないというのがセオリーですが、ひとまずの初値評価はD級評価とさせて頂き、管理人の個人的なこのCross Eホールディングス(231A)のIPO参加スタンスはよほどの好材料が隠れていない限りはスルーとなる可能性が高いです。

Cross Eホールディングス(231A)のIPO(新規上場)業績等

Cross Eホールディングス(231A)のIPO経営指標
Cross Eホールディングス(231A)IPO経営指標

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