伸和ホールディングス(7118)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,650円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
伸和ホールディングス(7118)の上場日とIPO申込期間
伸和ホールディングス(7118)の上場日は2024年10月21日(月)で単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場(流動性が乏しい)となる札証アンビシャス(地方新興市場)市場への上場で、IPO主幹事はアイザワ証券となっております。
この伸和ホールディングス(7118)のIPO申し込み期間は10月2日(水)~10月8日(火)となっており、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
伸和ホールディングス(7118)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
伸和ホールディングス(7118)のIPO想定価格は1,650円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、この伸和ホールディングス(7118)のIPO仮条件は明日9月30日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
伸和ホールディングス(7118)の事業内容
伸和ホールディングス(7118)の事業内容は飲食事業として「炭火居酒屋炎」、物販事業としてお持ち帰り専門店「美唄焼鳥・惣菜炎」の展開、冷凍加工食品の卸売ということで、北海道を中心とした飲食事業及び物販事業、全国の商社等を対象とした卸売事業を展開しています。
この伸和ホールディングス(7118)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
伸和ホールディングス(7118)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(9月12日)IPO新規上場承認発表された2社のうちのもう1社となります …
伸和ホールディングス(7118)のブルベア要素とIPO参加スタンス
伸和ホールディングス(7118)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,650円としてオーバーアロットメント無しで2.8億円と規模的に東証市場であれば超小型サイズの範囲となりますが、札証アンビシャス(地方新興市場)市場への上場と考えると、これでもまだ荷もたれ感のある水準となりそうです。
IPO募集株数は公募株及び売出株(OA無し)合わせて170,000株と少ないですが、人気IPO株とは言い難く、IPO主幹事も中堅証券のアイザワ証券となっているため、IPOの当選確度はそれほど低くは無いかもしれません。
そして今回もこの伸和ホールディングス(7118)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が比較的人気化が見込める外食関連株で公開規模がIPO想定価格(1,650円)ベースで2.8億円と少ない上に株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)など売りたい株主の保有株も無く、大きな売り圧力はありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上場市場が流動性の乏しい地方上場市場(札証アンビシャス)で、初値が公開価格を上回った地方上場案件は2023年6月上場のQLSホールディングス(7075)が最後で、2023年6月上場のGSI(札証本則)、2023年10月上場の成友興業(名証メイン)、2024年8月上場のCross Eホールディングス(福証Q-Board)、2023年9月上場のリプライオリティ(福証Q-Board)と、4社すべてが公募割れスタートとなっている上に、いずれもシンジケートカバー取引による初値形成となっています。
人気化しやすい外食関連株ということや3.0億円未満の軽量案件ということで楽観視する声も聞かれますが、オーバーアロットメントも無いため、買い手不在で需給悪化となれば下落の抑制剤もありません。先日上場したキッズスター(248A)のように引き受け価格突破となる可能性もあります。
やはり個人的にIPO株取得には大きなリスクを感じるため、この伸和ホールディングス(7118)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーの方向で考えています。まだ唯一の望みがあるとすれば10月8日(火)に地方市場(名証ネクスト)上場予定のケイ・ウノ(259A)があるので、ギリギリその初値結果を見てからというところでしょうか。
伸和ホールディングス(7118)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこの伸和ホールディングス(7118)のIPO株(公募株及び売り出し株)1,700枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
アイザワ証券(主幹事) | 1,368枚 | 80.5% |
SBI証券 | 77枚 | 4.5% |
北洋証券 | 68枚 | 4.0% |
東海東京証券 | 68枚 | 4.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 34枚 | 2.0% |
岡三証券 | 34枚 | 2.0% |
あかつき証券 | 34枚 | 2.0% |
東洋証券 | 17枚 | 1.0% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
DMM株(委託幹事) | ?枚 | ?% |
OA(オーバーアロットメント)分はありません。
積極的にこの伸和ホールディングス(7118)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるアイザワ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(SBI証券、マネックス証券)も入っていますが、いずれも二桁レベルの持ち分しか無いため、狙うには厳しい数字となりそうです。
伸和ホールディングス(7118)のIPO仮条件決定
伸和ホールディングス(7118)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,650円
IPO仮条件:1,400円~1,650円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は2.3億円~2.8億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記が無いため仮条件の上限突破はありません。
伸和ホールディングス(7118)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
伸和ホールディングス(7118)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,400円~1,650円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価からE級評価に格下げ変更とし、IPO参加スタンスについてはスルーで変更はありません。
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