日水コン(261A)のIPO(新規上場)初値が付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。IPO投資界隈では昨晩から東京地下鉄(9023)東京メトロのIPO抽選結果で盛り上がる中、ひっそりと上場していたという感じでしょうか。
結論から申し上げますと、残念ながら公募割れスタートとなっており、初値時の売買代金も一日の売買代金も低調で、すでに目先は東京地下鉄(9023)東京メトロに向かっているような雰囲気さえも感じます。
日水コン(261A)のIPO初値結果
公募価格 | 1,430円 |
初値価格 | 1,341円(9時09分) |
初値売却益 | -8,900円 |
初値売買代金 | 3.9億円 |
初値出来高 | 294,800株 |
10月16日終値 | 1,366円 |
市場開場直前(8時59分)のこの日水コン(261A)のフル板の合致点は幹事の引き受け価格となる1,329円(初値売買代金:3.6億円)で、売り気配でのスタートとなりましたが、結果的にはおよそ12円ほど吊り上げられた1,341円(初値売買代金:3.9億円)でシンジケートカバー取引の力を借りず自力での着地となっています。
親引けを差し引いた公開株数に対する初値売却率はおよそ6.1%、初値売りで-8,900円の損失となります。初値は直前初値予想とほぼ同水準で、野村證券主幹事案件ではありましたが、残念ながら公募割れスタートです。
シンジケートカバー取引の力を借りず自力で初値が形成されたという点は評価されそうですが、吸収金額86.2億円レベルのIPO銘柄の初値買い資金がわずか3.9億円しか入っていないという点はさすがに厳しかったと言わざるを得ませんね。まさに人気IPOかどうかの明暗が分かれる結果となっています。
ただ、公募割れスタートとなったものの、13時41分には高値1,470円(初値価格+129円)を付け、しっかり公開価格(1,430円)を上回り、逃げ場を作ったのはやはり野村證券の手腕によるものでしょうか。他証券会社の公募割れIPO案件とは一味違いますね。
日水コン(261A)IPO5分足チャート(2024年10月16日)
終値は初値価格(1,341円)を25円上回る1,366円での取引終了となっており、本日1日の出来高は1,543,200株で、OA含めた公開株数(6,032,000株)の0.2回転程度しか回っておらず、東証スタンダード市場の出来高ランキングも18位とトップ10にすら入っていません。このまま埋もれてしまいそうな勢いです。
日水コン(261A)のIPOセカンダリ
東証スタンダード市場上場の地味案件ということもありますが、そもそも今朝は東京地下鉄(9023)東京メトロのIPO抽選結果確認や当選分の購入申し込み、補欠当選分の資金移動などに手を取られ、ほぼザラバも見れていない状況だったので、IPOセカンダリ参戦はしておりません。
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