グロービング(277A)とTerra Drone(278A)のIPO(新規上場)初値が無事に付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。尚、今後IPOラッシュなどの関係でIPO初値結果記事が書けない銘柄も出て来るかもしれませんがご了承頂けますと幸いです。
グロービング(277A)のIPO初値結果
公募価格 | 4,530円 |
初値価格 | 5,600円(9時42分) |
初値売却益 | +107,000円 |
初値売買代金 | 26.5億円 |
初値出来高 | 474,200株 |
11月29日終値 | 5,760円 |
市場開場直前(8時59分)のこのグロービング(277A)のフル板の合致点は5,300円(初値売買代金:16.5億円)となっていましたが、およそ300円ほど吊り上げられた5,600円(初値売買代金:26.5億円)での初値形成となりました。
初値価格は公開価格の約1.23倍着地で、親引けを差し引いた公開株数(OA含む)に対する初値売却率はおよそ44.5%、初値売りで+107,000円の利益となります。値ガサ株となるため、上昇率はそれほど高くありませんが、利益はしっかり二桁万円に乗っています。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
初値形成後の高値は13時59分に6,200円(初値価格+600円)までありましたが、一日を通すと終始公募価格以上で堅調で底堅く推移していたように思います。
グロービング(277A)IPO5分足チャート(2024年11月29日)
終値は初値価格(5,600円)を160円上回る5,760円での取引終了となっており、本日1日の出来高は1,813,900株で、OA含めた公開株数(1,085,600株)と1.6回転程度回っていますが、東証グロース市場の出来高ランキングは20位と上位には入れていません。
Terra Drone(278A)のIPO初値結果
公募価格 | 2,350円 |
初値価格 | 2,162円(9時12分) |
初値売却益 | -18,800円 |
初値売買代金 | 7.1億円 |
初値出来高 | 330,200株 |
11月29日終値 | 2,363円 |
市場開場直前(8時59分)のこのTerra Drone(278A)のフル板の合致点はIPO幹事の引き受け価格となる2,162円(初値売買代金:5.4億円)となっていましたが、そのまま上下変動なく2,162円(初値売買代金:7.1億円)でシンジケートカバー取引による初値形成となりました。
初値価格は公募割れスタートで、OA含めた公開株数に対する初値売却率はおよそ20.5%、初値売りで-18,800円の損失となります。ドローン関連は将来性もあり、人気業態という印象を受けますが、これまでもあまり良い結果になっていないという不思議な業態ですね。
シンジケートカバー取引による初値形成で公募割れスタートとなり、初値形成直後は下値を模索しましたが、下値を確認するとその後は右肩上がりで上昇し、前引け前にあっさりと公募価格(2,350円)を奪還、後場も公募価格付近で比較的底堅く推移していました。
Terra Drone(278A)IPO5分足チャート(2024年11月29日)
終値は初値価格(2,163円)を200円上回る2,363円での取引終了となっており、本日1日の出来高は2,682,300株で、OA含めた公開株数(1,605,200株)と1.6回転程度回っていますが、東証グロース市場の出来高ランキングは18位とこちらも上位には入れていません。
両社ともに終値が公募価格及び初値価格を上回って終了となったことは今後のIPOにとっては良い流れが作れたと言えるかもしれませんね。
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