例年同様に昨年(2024年)もまた個人的には補欠当選が多く、1年間で87回ありました。残念なことにこの数字は一昨年(2023年)の50回を超えています。しかも補欠当選からの繰上当選は1つもありません。なので、もしこの補欠当選がすべて繰り上がっていればなぁなどと妄想をしながら記事を書いています。
IPO投資を長年やっていると、「補欠当選は惜しい」という表現をたまにお見掛け致します。管理人自身も「惜しい」とか「あと一歩」などという使い方をする時がありますが、それはあくまでも表現上の話で、補欠当選が繰り上がる可能性は初回に普通に当選するよりも格段に低く、2回も残念な思いをすることから実際には落選よりもヒドい仕打ち(罰ゲーム)と言えるかもしれません。
そこで昨年(2024年)1年間の個人的な補欠当選のIPO銘柄と、もし繰り上がっていたら利益がいくらになっていたのかを計算してみました。俗に言う取らぬ狸の皮算用というタラレバです。
このような計算をしたところで悔しい思いをするだけで何の意味もありませんが、IPO投資は補欠当選が多く、ほぼ繰り上がらない(辞退銘柄も一部あり)という厳しい現実から補欠当選で喜び過ぎてはいけないということを、特にIPO初心者の方にはお伝えしたく毎年記事にさせて頂いております。
今回の補欠当選の中にはSMBC日興証券の「補欠という名の落選」分や三菱UFJモルガン・スタンレー証券の「次点という名の落選」分などは入れておりません。
2024年のIPO補欠当選数
月 | IPO銘柄 | 公開価格 | 初値価格 | 初値売却損益 |
2 | SOLIZE×2 | 1,470円 | 2,020円 | +110,000円 |
3 | 光フードサービス | 2,660円 | 5,850円 | +319,000円 |
3 | トライアルホールディングス×7 | 1,700円 | 2,215円 | +360,500円 |
3 | STG | 1,920円 | 3,215円 | +129,500円 |
3 | ソラコム×2 | 870円 | 1,563円 | +138,600円 |
3 | L is B | 1,188円 | 1,553円 | +36,500円 |
3 | JSH×3 | 456円 | 893円 | +131,100円 |
3 | ダイブ | 1,820円 | 3,225円 | +140,500円 |
3 | 情報戦略テクノロジー | 460円 | 1,021円 | +56,100円 |
3 | マテリアルグループ | 1,180円 | 1,085円 | 辞退 |
3 | グリーンモンスター×2 | 980円 | 1,700円 | +144,000円 |
4 | イタミアート | 1,600円 | 2,000円 | +40,000円 |
4 | レジル×2 | 1,200円 | 1,205円 | +1,000円 |
6 | アストロスケールホールディングス | 850円 | 1,281円 | +43,100円 |
6 | Chordia Therapeutics | 153円 | 255円 | +10,200円 |
6 | タウンズ | 460円 | 430円 | 辞退 |
6 | MFS | 400円 | 368円 | -3,200円 |
7 | タイミー×2 | 1,450円 | 1,850円 | +80,000円 |
7 | Faber Company×3 | 1,000円 | 1,190円 | +57,000円 |
9 | ROXX | 2,110円 | 1,941円 | 辞退 |
9 | Aiロボティクス×2 | 1,760円 | 2,514円 | +150,800円 |
10 | オルツ×7 | 540円 | 570円 | +21,000円 |
10 | Schoo | 690円 | 761円 | +7,100円 |
10 | 東京地下鉄×19 | 1,200円 | 1,630円 | +817,000円 |
10 | リガク・ホールディングス×3 | 1,260円 | 1,205円 | -16,500円 |
11 | ククレブ・アドバイザーズ | 950円 | 1,250円 | +30,000円 |
11 | Terra Drone | 2,350円 | 2,162円 | 辞退 |
12 | TMH×2 | 1,500円 | 2,128円 | +125,600円 |
12 | ユカリア×3 | 1,060円 | 975円 | -25,500円 |
12 | ラクサス・テクノロジーズ×2 | 281円 | 426円 | +29,000円 |
12 | 黒田グループ×3 | 700円 | 885円 | +55,500円 |
12 | リスキル | 3,730円 | 4,840円 | +111,000円 |
12 | キオクシアホールディングス | 1,455円 | 1,440円 | 辞退 |
12 | 日本オーエー研究所 | 550円 | 600円 | 辞退 |
12 | 令和アカウンティング・ホールディングス | 360円 | 521円 | +16,100円 |
12 | アルピコホールディングス×2 | 191円 | 201円 | +2,000円 |
12 | GVA TECH×2 | 690円 | 700円 | +2,000円 |
– | 合計 | – | – | +3,119,000円 |
上記すべての補欠当選分が繰り上げとなっていたらというタラレバ計算をするために、初値売却損益も記載しておりますが、実に逃した総利益は補欠当選回数87回で3,119,000円と、昨年(2024年)の管理人の実際の当選回数61回で1,722,200円よりも多い数字です><
補欠当選が繰り上がったという話も聞きますし、過去には管理人も繰り上げ当選の経験はありましたが、昨年(2024年)も含めここ数年は一度も繰り上げ当選はしていません。実情はこんな感じで補欠当選の繰上げ当選は決して簡単ではありません。
もちろんこの補欠当選も購入申し込みをしない限り繰り上がることはないので、今後も個人的に補欠当選は購入申し込みをすることになりますが、皆様も過度な期待はせず、繰り上がることはまず無いと思って申し込んだ方が幾分か気持ちが楽になるかと思います。
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