メディックス(331A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月12日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。
いよいよ3月IPOラッシュの足音が聞こえ始めたかもしれませんね。このまま1日1社づつ均等に出て上場日も分散してくれると嬉しいのですが、そう上手くは行きませんかね^^;
メディックス(331A)の上場日は2024年3月19日(水)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
2月14日(金)にJX金属(5016)が同日上場でIPO新規上場承認発表されたため、上場日3月19日(水)は2社同日上場となります。
メディックス(331A)のIPO(新規上場)情報
設立:1984年3月30日
業種:サービス業
事業の内容:クリエイティブ設計・制作、データ解析・分析、インターネット広告代理などのデジタルマーケティング支援事業
上場市場 | 東証スタンダード |
コード | 331A |
名称 | メディックス |
公募株数 | 500,000株 |
売出し株数 | 1,800,000株 |
オーバーアロットメント | 345,000株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 東海東京証券 三菱UFJ eスマート証券(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 2月12日(水) |
上場日 | 3月19日(水) |
仮条件決定日 | 2月27日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 3月3日(月)~3月7日(金) |
公開価格決定日 | 3月10日(月) |
IPO申し込み期間 | 3月11日(火)~3月14日(金) |
上場時発行済株式総数 | 8,080,000株 |
時価総額 | 69.4億円 |
吸収金額 | 22.7億円 |
想定価格 | 860円(86,000円必要) |
そしてこのメディックス(331A)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となる三菱UFJ eスマート証券がIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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メディックス(331A)のIPO(新規上場)事業内容等
メディックス(331A)はデジタルマーケティング支援事業の単一セグメントで、インターネット広告販売(運用型広告)、マーケティングDX/アクセス解析、Webサイト制作などを通じて顧客企業のマーケティングを支援する各種サービスを提供しています。
同社のアカウントプランナーは、ヒアリングを重ね課題にあった検索連動型広告(リスティング広告)を提案しており、運用はアカウントプランナーと運用のプロであるスタッフがタッグを組み、初期設計(キーワード選定・原稿制作・アカウント構築)から分析・改善を一貫して実施しています。
運用型広告(ディスプレイ広告)とは、WebサイトやWebアプリ内の広告枠に表示される画像広告、動画広告、テキスト広告等を総称するもので、消費者へのブランド訴求、自社サイトへの誘導や、資料請求や商品購入において大きな効果が期待できます。
自社の商品データを複数の広告メディアに合うよう、広告配信先のメディアのフォーマットに変換して送信するデータフィードという仕組みを使った広告。
従来のようにWeb広告データ、Web行動ログ、顧客データ、購買データなどを個別に分析・活用して部分最適に留めるのではなく、データ取得・統合・可視化・分析、施策展開のそれぞれの領域で、導入支援から施策立案・運用までをトータルでサポートし、事業KPI・マーケティングKPIを最大化します。
同社では綿密な情報設計(Information Architecture)とスマートなインターフェース(User Interface)を重視して、サイト構築を行い、訪問者が心地よくゴールにたどり着く「路」となるWebサイトを実現しています。
運用型広告(検索連動型広告、ディスプレイ広告、フィード広告の総称)に注力し、広告枠を販売・運用し、手数料を受け取るインターネット広告が主力サービスとなっていますが、デジタルマーケティング全体を一貫してプランニングすることが特徴で、有効な施策を計画し、適切なKPIを設定、自ら実行することでデジタルマーケティング全体を最適化します。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額385,600千円については、①デジタルマーケティング支援事業における事業継続・拡大のための人材の採用及び人件費として167,600千円(2026年3月期72,500千円、2027年3月期95,100千円)、②安定した経営基盤構築のためのシステム投資として68,000千円(2026年3月期38,000千円、2027年3月期30,000千円)、③事業拡大のためのマーケティング投資として150,000千円(2026年3月期75,000千円、2027年3月期75,000千円)に充当する予定です。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(メディックスのIPO目論見書より一部抜粋)
メディックス(331A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
メディックス(331A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格860円としてオーバーアロットメント含め22.7億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としてはで中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO募集株数は公募株及び売出株(OA分)合わせて2,645,000株とやや多めにあり、海外投資家への販売はありません。
上述の通りメディックス(331A)の事業内容はクリエイティブ設計・制作、データ解析・分析、インターネット広告代理などのデジタルマーケティング支援事業ということで、インターネット広告を中心にセールスプロモーションからフォローマーケティング、ネットブランディングまでワンストップで提供しています。
デジタルマーケティングに必要なマーケティングDX/アクセス解析、Webサイト制作などすべてのソリューションを包括的に提供しており、これら個々のサービスを有機的なつながりをもった戦略として提供すべく、徹底したヒアリングから提案・制作・出稿・運用・結果の解析まで、一本化した窓口(ワンストップ体制)を通じて実施しています。
メディックス(331A)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。
今回のIPO募集株の内訳は公募株500,000株に対して売出株1,800,000株と売出比率は3.6倍で、売出し多めのIPOとなっています。すでに退任済み創業者や取締役などが売出しで株式を放出し、OA含めたオファリング・レシオが32.7%となっていることも含めると、やや出口(イグジット)感があります。
メディックス(331A)は設立からおよそ40年超えの老舗企業で、事業内容もすでに成熟感たっぷりのインターネット広告事業、スタンダード上場銘柄らしく業績も売上収益ともにほぼ横ばいで成長性は感じにくい内容です。
公開規模もIPO想定価格(860円)ベースでと22.7億円と荷もたれ感があり、売出し多めで、一定の出口(イグジット)感もあることから、初値は公開価格を意識した展開となりそうな雰囲気です。ひとまずの初値評価はD級評価といったところになるでしょうか。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのメディックス(331A)のIPO参加スタンスは中立で、今後の仮条件設定やIPOスケジュール、そして大手初値予想会社の見解などを見てから本格的に決めたいと思います。IPO主幹事はみずほ証券で単価が1,000円未満となるため、これまた200株1セットでの配分となる可能性が高そうですね。
メディックス(331A)のIPO(新規上場)業績等
メディックス(331A)のIPO経営指標
メディックス(331A)のIPO売上高及び経常利益
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