プリモグローバルホールディングス(367A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月21日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。6月3社目のIPO銘柄となります。
プリモグローバルホールディングス(367A)の上場日は2025年6月24日(火)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券とSMBC日興証券の2社共同主幹事となっております。
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プリモグローバルホールディングス(367A)のIPO(新規上場)情報
設立:2020年12月14日
業種:小売業
事業の内容:ブライダルジュエリーの企画・販売
上場市場 | 東証スタンダード |
コード | 367A |
名称 | プリモグローバルホールディングス |
公募株数 | 0株 |
売出し株数 | 6,466,800株 |
オーバーアロットメント | 970,000株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 SMBC日興証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 岡三証券 東海東京証券 岩井コスモ証券 水戸証券 極東証券 あかつき証券 丸三証券 |
IPO発表日 | 5月21日(水) |
上場日 | 6月24日(火) |
仮条件決定日 | 6月9日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 6月9日(月)~6月13日(金) |
売出価格決定日 | 6月16日(月) |
IPO申し込み期間 | 6月17日(火)~6月20日(金) |
上場時発行済株式総数 | 8,747,143株 |
時価総額 | 188.0億円~202.9億円 |
吸収金額 | 159.8億円~172.5億円 |
想定価格 | 2,150円~2,320円(215,000円~232,000円必要) |
今回のIPO募集は簡易型のグローバルオファリングとなっており、売出し株式6,466,800株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっています。国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集の需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日6月16日(月)に決定されます。
そしてこのプリモグローバルホールディングス(367A)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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プリモグローバルホールディングス(367A)のIPO(新規上場)事業内容等
プリモグローバルホールディングス(367A)はグループ会社で、プリモグローバルホールディングス株式会社及び連結子会社6社(プリモ・ジャパン株式会社、Primo Diamond Shanghai Trading Co.,Ltd.、Primo Diamond Taiwan Inc.、Primo Diamond Hong Kong Ltd.、Primo Diamond Singapore Pte.Ltd.、Primo Israel Diamonds Ltd.)、持分法適用会社1社(Kuno Primo Co.,Ltd.)の計8社で構成されています。
持分法適用会社を除く同社グループの事業は「国内事業」と「海外事業」の2つのセグメントに区分し、各々ブライダルジュエリーの販売と仕入を行っています。
自社ブランドの「I-PRIMO(アイプリモ)」と「LAZARE DIAMOND(ラザールダイヤモンド)」、提携ブランドの「K.UNO(ケイ・ウノ)」と「STAR JEWELRY(スタージュエリー)」の4つの取り扱いブランドがあり、ブランドイメージや商品コンセプト、販売方法、提供価格や各種サービスをそれぞれ差別化することにより、結婚を控えたお客様のさまざまなご要望に対して幅広くアプローチを行っています。
当社グループを代表するオリジナルブランド。神話や星座をモチーフにしたデザインや、和のテイストを取り込んだデザイン、ユニセックスなデザインなど、お客様がお求めの機能や特徴に応じた商品を展開し、一生の記念品にふさわしい品質と丁寧な接客により、幅広いお客様にご成約いただいております。
「世界三大カッターズブランド」のひとつに数えられる米国ニューヨーク発祥のダイヤモンドブランド。ダイヤモンドが理想的に輝くプロポーションである「アイディアルメイク」のダイヤモンドを使用した商品を展開し、外資系ブランドを比較検討されているお客様やダイヤモンドにこだわりのあるお客様にご成約いただいております。
オーダーメイドを主軸にジュエリーや時計でお客様の想いをカタチにするブランド。当社の連結子会社であるPrimo Diamond Taiwan Inc.と株式会社ケイ・ウノとの共同出資会社Kuno Primo Co.,Ltd.が2025年4月末現在、台湾で3店舗を運営しております。
ブランドコンセプトは『お客様の人生そのものを「輝かせ」「幸せな気持ち」をお届けする』。株式会社スタージュエリーブティックスと海外展開に関する業務提携契約を締結し、2025年4月末現在、中国本土で2店舗、台湾で2店舗を運営しております。
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プリモグローバルホールディングス(367A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
プリモグローバルホールディングス(367A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,150円~2,320円としてオーバーアロットメント含め159.8億円~172.5億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は公募株無しの売出し株(OA含む)のみで7,436,800株とやや多めにありますが、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで売出し株の一部が海外投資家へも販売(未定)されるため、国内分のIPO募集株数は減少します。
上述の通りプリモグローバルホールディングス(367A)の事業内容はブライダルジュエリーの企画・販売ということで、多彩なデザインと価格帯を揃えた専門店として一人ひとりに合った提案と丁寧なサービス「ブライダルジュエリー専門店」、独自の育成プログラム(プリモカレッジ)により質の高い接客と効率的な店舗運営を実現する「パーソナルサポート」、豊富なデザインとカスタマイズ要素を組み合わせ、顧客の希望に沿ったブライダルジュエリーを提案する「セレクトオーダースタイル」の3点を「Value Proposition」として事業を展開しています。
プリモグローバルホールディングス(367A)の新株予約権による潜在株式を除いた大株主はインテグラル系のベンチャーキャピタル(投資ファンド)で占められています。そのうち2社が今回のIPO(新規上場)に際する売出しで6,466,800株放出することになっていますが、残る2,280,343株には解除価格なしで180日間のロックアップが掛かっています。
売出し株6,466,800株の一部は取引関係の維持発展及びグループ従業員の福利厚生のため、下記の指定販売先に、合計7.55億円に相当する株式を上限として売付け(親引け)される予定となっています。
今回のIPO募集株の内訳は公募株なしの売出し株のみで、売出し株の放出人はインテグラル系のベンチャーキャピタル(投資ファンド)となっており、OA含めたオファリング・レシオはおよそ85.0%と超高水準となることから、またしても出口(イグジット)色の強いIPO案件となります。
プリモグローバルホールディングス(367A)の事業内容はブライダルジュエリーの企画・販売と新規性や派手さもなく、上場市場は東証スタンダード市場。公開規模はIPO想定価格(2,150円~2,320円)ベースで159.8億円~172.5億円、簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売や親引けがあるものの、荷もたれ感は否めません。
業績は安定しておりIPO目論見書には下記の通りすでに株主優待も設定されていますが、使い勝手的に優待目当てでわざわざ株を買う人は少ないかもしれません。地味業態の大型案件となる上に出口(イグジット)色も強いことから、需給懸念もあり警戒感は高そうです。
ちなみに出資元で2023年9月に上場したインテグラル(5842)は公募同値スタート、提携先で2024年10月に上場したケイ・ウノ(259A)は公募割れスタート、親引け先で2025年3月上場のメディックス(331A)も公募割れスタートと何かしら関係している会社の初値はどれもパッとしません。
今回のプリモグローバルホールディングス(367A)もIPOの初値という目線で見ると、特に成長への期待感もなく条件的にも厳しいような気がするというのが個人的な第一印象です。ひとまずの初値評価はD級評価とさせて頂きます。
いずれにしても大型IPOとなることから個人での参加判断が難しいため、とりあえず現時点の管理人の個人的なこのプリモグローバルホールディングス(367A)のIPO参加スタンスは中立で、今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の反応、そして大手初値予想会社の見解などを見てから本格的に検討したいと思います。
プリモグローバルホールディングス(367A)のIPO(新規上場)業績等
プリモグローバルホールディングス(367A)のIPO経営指標
プリモグローバルホールディングス(367A)のIPO売上収益及び総資産額
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