本日(9月2日)上場のベイカレント・コンサルティング(6532)は
残念ながら公募割れ発進となってしまいました。
IPO幹事(シンジケート)による取引での初値決定となり、おそらく
多くの方の予想通りとなったのではないでしょうか。
ベイカレント・コンサルティング(6532)
IPO想定価格:2,360円
IPO仮条件:2,100円~2,360円
IPO公募価格:2,100円(IPO仮条件の最下限決定)
初値価格:1,963円(9:09初値形成)
初値売却損益:-13,700円
本日終値:1,927円
初値形成後1,999円までありましたが、2,000円に届かなかったため
か失速し、もみ合いの末、14:30頃から急降下となりました。
やはり公募株に対して売り出し株が圧倒的に多いと創業者とファンド
の出口案件と思われ、多くの投資家が敬遠されるのでしょうね。
今後もこういったIPOは出てくると思いますが、個人的にもなんでも
手を出すのではなく、見極めていく必要があるということを改めて思
い知らされました。結果論ですが今回はスルーが正解でした。
ベイカレント・コンサルティング(6532)IPO日中足・5分足チャート
先日(8月31日)に上場したリートIPOの大江戸温泉リート投資法人
(3472)もそうですが、やはりIPO想定価格に対してIPO仮条件が
弱気設定になったり、今回のベイカレント・コンサルティング
(6532)のようにIPO公募価格が仮条件の上限で決まらないIPO
は公募割れする可能性がかなり高いので今後も注意が必要ですね。
大江戸温泉リート投資法人(3472)
IPO想定価格:100,000円
IPO仮条件:90,000円~93,000円(IPO想定価格より下限設定)
IPO公募価格:93,000円
初値価格:89,200円
初値売却損益:-3,800円