ワシントンホテル(4691)のIPO(新規上場)第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,290円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようです。
ワシントンホテル(4691)の上場日は10月18日(金)で浜木綿(7682)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる東京証券取引所2部(東証2部)市場と名古屋証券取引所2部(名証2部)市場への同時上場でIPO主幹事はIPO愛好家に優しい三菱UFJモルガン・スタンレー証券となっております。このワシントンホテル(4691)のIPO申し込み期間は10月1日(火)~10月7日(月)です。
ワシントンホテル(4691)のIPO(新規上場)初値予想
ワシントンホテル(4691)のIPO(新規上場)初値予想
ワシントンホテル(4691)のIPO想定価格は1,290円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めの初値予想となっており、個人的な評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
このワシントンホテル(4691)のIPO仮条件は明日9月27日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
ワシントンホテル(4691)の事業内容は社名からおわかりの通りビジネスホテルの運営ということで、ホテル事業は一時は来年(2020年)に控える東京オリンピックによるインバウンド効果でもてはやされていたものの、最近は韓国人観光客を含め外国人観光客減少が顕著に見られホテル事業関連会社の業績は冴えず、株価も伸び悩んでいる状況です。もはや旬は過ぎた感じでしょうか。
このワシントンホテル(4691)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記の過去記事をご覧下さい。
ワシントンホテル(4691)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。 昨日はこのワシントンホテル(4691)含め2社のIPO新規上場承認発表がありま …
ワシントンホテル(4691)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,290円)で26.7億円と東京証券取引所2部(東証2部)市場と名古屋証券取引所2部(名証2部)市場への上場としては大型とまでは行かないものの、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。
ベンチャーキャピタルの保有株もなく、既存株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため大きな売り圧力が無いため需給は良好です。しかしながら業種は地味で業績は横ばい、株主優待はあるものの使用施設が限られていることから株主優待効果による初値買いは期待できなさそうです。
上場市場も東京証券取引所2部(東証2部)市場と名古屋証券取引所2部(名証2部)と両市場ともに不人気市場、株式の需給面を差し引いても残念ながら人気化する要素はありません。強いて言うなら公募株のみの売り出し株無しでIPO的には印象が良いという点でしょうか。それでも公開価格を死守することが精一杯という感じがします。
上場日は10月18日(金)で浜木綿(7682)と2社同日上場となることからも資金分散の影響も出てくるかと思われます。特に直近IPOは買いが入らないことによる公募割れとなっているため、今のままの状況では同日上場がさらに厳しさを増す可能性もありそうです。
上記内容から現時点での管理人の個人的なこのワシントンホテル(4691)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーで行く予定です。もちろんSBI証券が幹事に入っているのでIPOチャレンジポイント狙いでの申し込みは致します。
ワシントンホテル(4691)のIPO(新規上場)幹事配分数
そして推定となりますがこのワシントンホテル(4691)のIPO株(公募株及び売り出し株)18,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | 15,660枚 | 87.0% |
みずほ証券 | 900枚 | 5.0% |
東海東京証券 | 360枚 | 2.0% |
岡三証券 | 360枚 | 2.0% |
SMBC日興証券 | 180枚 | 1.0% |
大和証券 | 180枚 | 1.0% |
SBI証券 | 180枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 180枚 | 1.0% |
auカブコム証券 | ?枚 | ?% |
岡三オンライン証券(前受け金不要) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,700枚あります。
せっかくIPO主幹事が個人IPO愛好家に優しい三菱UFJモルガン・スタンレー証券ということで、おそらくこれだけのIPO株数があれば当選の二文字が見れたのではないかと思うと残念でなりません。しかし公募割れでもしようものなら何をしていることかわからないので今回は諦めることにします。
そして本日上場のHPCシステムズ(6597)はChatwork[チャットワーク](4448)に続き連続で公募割れという残念な結果となりました。ただシンジケートカバー取引による初値形成ではなく自力での初値形成となったことや、大引けに掛けて公募価格を奪還、しかも本日の最高値で引けているため、あまりIPOに悲観的になることは無いかもしれません。
HPCシステムズ(6597)日中足・5分足チャート(2019年9月26日)
<HPCシステムズ(6597)のIPO(新規上場)初値結果>
公募価格:1,990円
初値価格:1,870円(9:11初値形成)
初値売却損:-12,000円
初値買い資金:12.9億円
本日終値:2,010円
初値売却損失(-12,000円)がChatwork[チャットワーク](4448)と同価格というのはただの偶然でしょうかね。
<追記>
ワシントンホテル(4691)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,290円
IPO仮条件:1,280円~1,310円
IPO想定価格がほぼ最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。とは言えそれほど値幅があるわけではありません。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は26.4億円~27.1億円となりました。
<追記>
ワシントンホテル(4691)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,300円~1,500円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾と上限下限ともに変わらずの初値予想となっているようです。個人的な評価については引き続きD級評価とさせて頂きます。
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