アララ(4015)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。前回のRetty(7356)のIPO新規上場承認発表が9月28日(月)だったので、およそ2週間ぶりのIPO新規上場承認発表となります。ようやく11月第1号IPOの登場ですが、もうすでに11月中旬上場案件ですね^^;
アララ(4015)の上場日は11月19日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券となっております。ちなみにこのSMBC日興証券は口座開設後3カ月間はIPO優遇抽選(ブロンズ)対象となるため、当選確率がアップします。
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アララ(4015)のIPO(新規上場)情報
設立:2006年8月16日
業種:情報・通信業
事業の内容:キャッシュレスサービス事業、メッセージングサービス事業、データセキュリティサービス事業等
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 4015 |
名称 | アララ |
公募株数 | 381,100株 |
売出し株数 | 412,000株 |
オーバーアロットメント | 118,900株 |
IPO主幹事証券 | SMBC日興証券 |
IPO引受幹事証券 | 大和証券 SBI証券 楽天証券(100%完全抽選) みずほ証券 松井証券(前受け金不要) 岡三オンライン証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 10月14日(水) |
上場日 | 11月19日(木) |
仮条件決定日 | 11月2日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 11月4日(水)~11月10日(火) |
公開価格決定日 | 11月11日(水) |
IPO申し込み期間 | 11月12日(木)~11月17日(火) |
時価総額 | 79.6億円~90.0億円 |
吸収金額 | 11.8億円~13.4億円 |
想定価格 | 1,300円~1,470円(130,000円~147,000円必要) |
想定価格は1,300円~1,470円と幅を持たせており、平均価格は1,385円となっております。想定価格に幅を持たせている理由は不明です^^;
アララ(4015)のIPO(新規上場)事業内容等
アララ(4015)BtoBtoCを中心としたSaaS型販促ソリューションを提供しており、独自のハウス電子マネーやポイントを導入したい地域密着のスーパーマーケット等を顧客とした「キャッシュレスサービス事業」、一時に大量の電子メールを送付したい航空会社、金融機関、eコマースサイト、地方公共団体等を顧客とした「メッセージングサービス事業」、個人情報を適切に管理したい金融機関、情報通信事業者等を顧客とした「データセキュリティサービス事業」「その他の事業(ARサービス)」の4つの事業に区分されています。
当社の顧客である店舗や企業向けに、エンドユーザーが利用するハウス電子マネーやポイントをSaaS型の「point+plus」にて提供しております。また、エンドユーザーのキャッシュレスサービス利用時に蓄積された履歴をもとに顧客がメッセージングサービスを活用し、エンドユーザーと最適なコミュニケーションを取ることができる統合型販促ソリューションサービスを展開しております。
適切なタイミングで、電子メールを一時に大量に配信したい企業・団体(主要顧客:運輸業、金融機関、情報通信業、地方公共団体等)を対象に、メッセージングサービスを提供する事業です。
当社が提供する「P-Pointer File Security」は、個人情報の保護に関する法律に基づき、顧客がデータの適切な管理を実現することを目的としており、顧客のPC、ファイルサーバ内にインストールし、個人情報等の検出、適切な保管場所への移動、削除等の適切な管理を顧客自らが行います。
ARの活用方法は幅広く、図鑑等の書籍や、新聞、チラシ、ポスター等に、音や映像といったデジタルの付加価値をつける際に活用されております。
【手取金の使途】
差引手取概算額476,597千円に本第三者割当増資の手取概算額上限150,572千円を合わせた、手取概算額合計上限627,169千円については、①サーバ保守・運用等に関わる業務委託費用、②「キャッシュレスサービス事業」及び「メッセージングサービス事業」におけるシステム投資、③「キャッシュレスサービス事業」及び「メッセージングサービス事業」におけるマーケティング費用、④経営管理システム投資費用及び⑤採用活動費用として充当する予定であります。また、上記調達資金は具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(アララのIPO目論見書より一部抜粋)
アララ(4015)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
アララ(4015)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,300円~1,470円としてオーバーアロットメント含め11.8億円~13.4億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型~中型サイズといったところでしょうか。ただ荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。
アララ(4015)の事業内容は今まさに追い風が吹いているキャッシュレス系のBtoBtoCを中心としたSaaS型販促ソリューションの提供となります。SaaS型のビジネスモデルはIPO市場では特に人気化しやすい業態です。最近はこういった英語表記で商売形態を表す企業が増えましたね。
ということで「BtoBtoC」と「SaaS」の簡単なご説明をさせて頂いておきます。あくまでも管理人の知識レベルなので、もっと詳しい方からは少し違うよって指摘があるかもしれませんが、おおよそは合っているかと思います^^;
「Business to Business to Consumer」の略で、一般的に「企業と個人消費者の間に入り商取引を支援する」サービスのことを言います。わかりやすく言うと「電機メーカー→家電量販店→顧客」の中の家電量販店の立ち位置となります。
「Software as a Service」の略で、ソフトウェアの機能をパッケージ販売するのではなくインターネットを通じたサービスとしてご提供する販売形態を言います。クラウドサービスの中の一部のサービスとなります。
既存株主の中にはベンチャーキャピタルなのか投資ファンドなのかただの企業なのかよくわからない構成となっておりますが、おそらくベンチャーキャピタルは3社111万株のみかと見られます。そのうち今回のIPO(新規上場)での売り出し放出は14万株しか無いため、残り97万株は市場で売却することが予想されます。
ベンチャーキャピタルの保有株については90日間のロックアップが掛かってはいるものの公開価格の1.5倍以上となれば解除され売却可能となります。最近の傾向から売り急ぐことはしないかもしれませんが、一応警戒が必要なレベルです。これらベンチャーキャピタルの保有株以外の株主にも1.5倍解除で売却可能な株式が多数あります。
それでも事業内容的には人気化しやすい業態であることや東証マザーズ市場への上場、公開規模に荷もたれ感がないことから初値予想はA級評価といったところでしょうか。アララという社名も特徴的で、抽選結果発表以降には相当なオヤジギャグが見れそうです^^;
とりあえず現時点での管理人の個人的なこのアララ(4015)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。IPO主幹事は最近しっかり月末に資金移動しながら少しづつ微力ながらもステージを上げているSMBC日興証券となるため、ステージ優遇枠でのIPO当選も狙いたいところですね。
冒頭でも申し上げている通り、SMBC日興証券は口座開設後3カ月間はIPO優遇抽選(ブロンズ)対象となるため、当選確率がアップします。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ SMBC日興証券公式サイト
<追記>
岡三オンライン証券がこのアララ(4015)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで発表がありました。
アララ(4015)のIPO取り扱い決定(岡三オンライン証券)
アララ(4015)のIPO(新規上場)業績等
アララ(4015)のIPO経営指標
アララ(4015)のIPO売上高及び経常損益
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