テスホールディングス(5074)のIPO(新規上場)初値が無事に付きました。さすが東証一部のテーマ株と言ったところでしょうか。初値売買代金は77.2億円とココナラ(4176)の108.8億円、ビジョナル(4194)の92.5億円に次ぐ今年(2021年)3番目の大商いとなりました。
先週末までの「IPO地合い」という部分だけを見ると公募割れも視野に入れておく必要があるかと思っていましたが、直前(先週末)で気候サミットが開催され、省エネや脱炭素などの話題が改めて取り上げられたことから関連株が軒並み高となり、完全にその恩恵を受けた感じですね。
直近IPOは軟調でIPO地合いは決して良い状態とは言い難い状況でしたが、省エネ関連のテーマ株としてまさに上場タイミングに救われた格好でしょうか。積極的に攻めてしっかりIPO株にご当選された方はおめでとうございます。もちろんスルーした方もそれはそれでリスク管理なので結果的には残念だったかもしれませんが、戦略としては失敗では無いかと思います。
テスホールディングス(5074)のIPO初値結果とIPOセカンダリ
公募価格 | 1,700円 |
初値価格 | 2,010円(9時32分) |
初値売却益 | +31,000円 |
初値売買代金 | 77.2億円 |
初値出来高 | 3,842,900株 |
終値 | 2,062円 |
9時直前の寄り前気配は1,900円着地予定で1,700円からの買い気配スタートとなりました。初値は寄り前気配よりも110円分の寄る寄る詐欺が発生し、9時32分に2,010円での着地となりました。寄り前気配の高いところでは2,000円までありましたので、結果的にはそこに寄った形です。
それにしても当初は初値がまさか2,000円に届くとは思ってもみなかったので、なかなかのポジティブサプライズではないでしょうかね。
個人的に大和証券と丸三証券からそれぞれ100株づつ頂いたIPO当選分の計200株はマイルール通り初値価格(2,010円)にて200株とも売却しています。ありがとうございました。ただ代わりに丸々200株初値買い(持ち替えセカダンリ)致しました。
基本的に東証一部の大型案件でのIPOセカンダリはあまりやらないのですが、前半戦オーラスIPO銘柄ということやテーマ株ということでもう一段高あるかと思い、スケベ心から参戦に至りました。
9時45分の高値2,147円まで上がった時にこれは結構行けるのかもしれないと思いましたが、念のため保険で逆指値を2,100円に設定。するとわずか1分後に即引っ掛かり約定となってしまいました^^;
相変わらずのチキン取引で微益ですが、わずか14分で手数料込み+17,604円の利益となれば分給としては十分な利益で結果オーライかと自分自身を納得させています。マザーズ銘柄のように特売りや連売りの恐怖が少ないので比較的安心して板を見ていれますが、値動きが激しくないという点ではイマイチ面白味には欠けますね。
テスホールディングス(5074)日中足・5分足チャート
初値形成後はもっと積極的に上値を目指す展開になるかと思いましたが、結局は高値2,147円までしか無く、あとはほぼヨコヨコのレンジ状態でした。まさに投資格言にある「人の行く裏に道あり花の山」でテーマ株なので買い優勢と言う考えは普通に「人の行く道」となりました。株って本当に難しいですね。特に短期取引は余計にそう感じます。
これで2021年前半戦のIPO(新規上場)は無事に終了となりました。そして少なくとも今後1カ月以上はIPO空白期間突入となります。また前半戦の雑感などのまとめ的な記事は後日配信させて頂きたいと思います。
それとおそらく本日IPO新規上場承認発表が無かったことから、5月のIPOは限りなくゼロになったと考えて良いかと思います。これは素直に残念ですね。6月以降のIPO新規上場承認発表が待ち遠しいです。
IPO歴10年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPOにオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
⇒ IPO投資用オススメ証券会社ランキング
IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。