SBIネオトレード証券IPOの抽選方法を変更すると4月30日(金)に発表がありました。すでに他のIPOブロガーさんが記事にしているため、ご存じの方も多いかもしれませんね。今さら感満載ですいません。そしてほとんどのIPOブロガーさんが「改悪」などネガティブな表現を用いられていますが、実際のところどうなのでしょうか。

個人的に「改悪」にはおおむね同調しておりますが、一方でそれほど気にするような内容ではないとも感じています。とりあえずその前にまずは今回のSBIネオトレード証券のIPO抽選変更内容をザックリとご紹介させて頂きます。

これまでSBIネオトレード証券のIPO抽選方法は100%完全平等抽選でした。ところが2021年6月1日(火)以降は取引量や資産残高に応じた「IPO抽選優遇プログラム」というシステムが導入されます。最近流行り(?)のいわゆるステージ制の導入となります。

IPO抽選優遇プログラム」は顧客の売買代金や資産残高に応じて3つ(N1、N2、N3)のステージを適用し、適用ステージによって抽選口数が変わりIPOの当選確率が向上するというもので、そのステージ枠は実に90%となるため、完全抽選枠は10%まで減ることになります。

SBIネオトレード証券IPO抽選優遇プログラム

ステージ制の概要については以下画像の通りでIPOの申込日の「前月の売買高合計額」もしくはIPOの申込日の「前月末時点の資産評価額」に応じて3つのステージ(N1、N2、N3)に振り分けられます。最低条件に満たない場合はステージ制での抽選対象とはならず、完全平等抽選分となる10%分のみの抽選となります。

SBIネオトレード証券ステージ適用条件

SBIネオトレード証券ステージ制概要

繰り返しになりますが、100%完全平等抽選だったものが10%のみが完全平等抽選で、残りの90%がステージ制抽選となります。しかもステージ制抽選の最低条件がかなり厳しく、売買高合計額ベースでは5,000万円以上必要で、資産評価額ベースとなると3億円以上となります。さすがに金額的に見てもステージ判定条件のハードルの高さは否めませんね^^;

これらのことから一見するとまたもやお金持ち優遇制度ということで管理人のような完全抽選派の弱小IPO愛好家にとってはとてつもなく厳しい「改悪」と見て取れます。もちろん管理人もご多分に漏れず「改悪」と思い残念に思いました。

しかしながら過去を振り返ってみるとこのSBIネオトレード証券がIPOの取り扱いを始めたのはライブスター証券時代となる2017年からで、正式幹事を務めたのは2018年12月に上場中止となったレオス・キャピタルワークス(7330)の1社だけです。

このレオス・キャピタルワークス(7330)以外に主幹事や平幹事を務めたIPO銘柄はありません。なのでSBIネオトレード証券の基本的なIPO取り扱いの立ち位置はすべて委託幹事(裏幹事)となっており、それほど影響があるのかどうかに疑問を感じました。

そこで委託幹事(裏幹事)という立ち位置でIPO株配分数自体がどの程度あるのかを日本証券業協会の「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」を基にこれまでライブスター証券時代も含めてSBIネオトレード証券のIPO株配分数を調べてみました。

IPO年月IPO銘柄IPO株配分数
2020年12月ファンペップ非公開
2020年12月交換できるくん非公開
2020年12月ウェルスナビ非公開
2020年12月Kaizen Platform非公開
2020年09月rakumo5単元
2020年09月STIフードホールディングス5単元
2020年03月Nex Tone5単元
2019年12月スポーツフィールド5単元
2019年12月マクアケ5単元
2019年10月インティメート・マージャー5単元
2019年10月レオクラン5単元
2019年03月ダイコー通産非公開
2018年12月テクノスデータサイエンス5単元
2018年06月ZUU5単元
2018年03月日本リビング保証5単元
2018年03月RPAホールディングス5単元
2017年12月SGホールディングス5単元
2017年12月一家ダイニングプロジェクト5単元
2017年09月西本WismettacHD5単元
2017年09月壽屋5単元
2017年07月ジェイ・エス・ビー10単元
2017年06月Game With5単元
2017年03月スシローグローバルHD5単元

上記をご覧の通り2017年にIPO取り扱い発表をしてから取り扱ったIPO銘柄は23社あり、非公開銘柄が5社あるものの、基本的にIPO株配分はほぼ5単元とまさに委託幹事(裏幹事)という立ち位置らしいIPO株配分数しかありません。

このIPO株配分数で100%完全平等抽選から10%完全平等抽選90%ステージ制抽選というのは、実質的に「改悪」となりますが、これはある意味誤差レベルのようにも感じます。どちらにしても元々から確率的にIPO当選は困難かと思われますので、今回のIPO抽選方法の変更をそれほど気にする必要も無いのではないかと言うのが管理人の正直な感想です。

ただ一つ残念なのは昨年(2020年)10月にSBIグループの傘下に入ったことから、今年(2021年)以降はIPOの取り扱い件数が増えるのではないかと期待していただけに、このタイミングでのステージ制導入は素直に残念と感じました。

ですが、嬉しいことにIPO申し込み時の前受け金不要ということ自体の申し込み方法に関する変更はありません。当然ながら管理人はステージを狙いに行くほどのヘビーユーザーでもありませんし、資金力もありませんが、前受け金不要ということから、これまで通り今後も淡々と申し込みして行くつもりです。

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