ランドネット(2991)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(3,680円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ランドネット(2991)の上場日は7月21日(水)単独上場、上場市場は可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家には人気の高いSMBC日興証券となっております。

ちなみにこのSMBC日興証券は口座開設後3カ月間はIPO優遇抽選(ブロンズ)対象となるためIPOの当選確率がアップします。

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なお、このランドネット(2991)のIPO申し込み期間は7月6日(火)~7月12日(月)となっており、IPO申し込みラッシュは終わっているものの、日程的に7月の第二週から第三週にかけては他IPO銘柄と申し込み期間が数社被っています。しかしながら日程を確認しながら上手に調節して申し込めば2社の重複だけで済みます。

ランドネット(2991)のIPO(新規上場)初値予想

ランドネット(2991)のIPO(新規上場)初値予想

ランドネット(2991)のIPO想定価格は3,680円となっているため、現時点では公募価格と1.1倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値評価についてはIPOラッシュも終わっていることから、今よりは地合いがマシになっているという希望的観測も含めやや弱めC級評価に設定させて頂いております。

このランドネット(2991)のIPO仮条件は週明け7月5日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

ランドネット(2991)の事業内容は中古不動産の買取販売、買取り後のリフォーム・リノベーション、仲介及び賃貸不動産の管理ということで、社名にネットとあるもののネット関連銘柄にはほど遠く、投資用ワンルームマンションを主力とする特に新規性の無い中古不動産売買事業となります。

このランドネット(2991)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

ランドネット(2991)の公開規模はIPO想定価格ベース(3,680円)で15.1億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型サイズではないものの、荷もたれ感を感じるほどのサイズでもありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて3,570枚と単価が高い分少なめとなっています。

IPO市場では人気の低い不動産セクターとなり、地合いに左右される傾向が強い業態となります。特に「テック」でもなんでもない新規性のない不動産会社となれば初値への期待値は低くなるというのが大方の見方でしょうか。最近流行りのクラウドファンディング事業も手掛けているもののインパクトは薄いようです。

ランドネット(2991)の株主の中にベンチャーキャピタルの保有株はなく、6月IPOでも極端に嫌われる傾向にあった投資ファンドの出口(イグジット)案件ではない点は多少なりともポジティブ材料となるかもしれませんが、そもそも最近のIPO地合いは弱いと言わざるを得ません。

6月のIPOラッシュはIPOという環境下で見ると不発ばかりだったと言えます。7月以降は同日上場もなく、適度に分散されているため、資金拘束も緩く、少しはマシにはなっていると考えられますが、起爆剤的な銘柄がいまだに出て来ていないのは気になるところですね。

とりあえず現時点での管理人の個人的なこのランドネット(2991)のIPO参加スタンスは当初の全力申し込みから一旦中立のニュートラルへ戻し、まずは7月第一号案件となるBCC(7376)や第二号案件のコラントッテ(7792)の初値の様子を見てから本格的に決めたいと思います。

ランドネット(2991)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのランドネット(2991)のIPO株(公募株及び売り出し株)3,570枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事3,213枚90.0%
SBI証券71枚2.0%
野村證券前受け金不要71枚2.0%
楽天証券100%完全抽選71枚2.0%
水戸証券36枚1.0%
マネックス証券100%完全抽選36枚1.0%
松井証券前受け金不要36枚1.0%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券36枚1.0%
auカブコム証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が535枚あります。

単価がIPO想定価格ベースで3,680円とそこそこの値ガサとなるため、公開規模の割にはIPO株数が少なめとなります。積極的にIPO株を狙いに行くのであればやはりIPO主幹事となるSMBC日興証券は見逃せません。残る平幹事でIPO当選を目指すには普通で考えると厳しい株数となりそうです。

ただし、評価の分かれる不動産事業とあって初値が必ずしもプラスリターンになるとは限りません。そこに加えてIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるSMBC日興証券がIPO主幹事となると申し込みには注意が必要です。参加不参加の判断が悩ましいところですね。

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<追記>
ランドネット(2991)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:3,680円
IPO仮条件:3,680円~3,830円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は15.1億円~15.7億円となりました。

<追記>
ランドネット(2991)の第二弾初値予想が発表されたようです。

4,500円~5,000円

IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについては仮条件設定が強気となったことからIPO主幹事のSMBC日興証券とIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券の2社からのみの参加と致します。

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