アスタリスク(6522)のIPO(新規上場)初値が無事に公募価格を上回る形での着地となりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
ただ最近はやはり物足りない感じですね。初値買い意欲が低調で小型の人気案件であっても初日値付かずの翌日持ち越しというIPO銘柄がまったく出て来ない状況が続いています。騰がってもせいぜい2倍程度が関の山。
IPO地合いが好調な時であればこのアスタリスク(6522)も業態人気や単独上場などを考慮すると初値買いが殺到し、初日値付かずとなってもおかしくないIPO銘柄です。
当然ながら初値買い意欲が回復しないことには初値自体も騰がることはありません。その初値買い意欲が回復するには何かしら起爆剤的なIPO案件の登場が必須となります。雰囲気的にはまだ少し時間が掛かりそうですね。
このまま年末のIPOラッシュを迎えると、面白くない結果となることが安易に想像できます。とりあえず早々に何かしら起爆剤的なIPO案件の登場に期待したいところです。
アスタリスク(6522)のIPO初値結果
公募価格 | 3,300円 |
初値価格 | 5,760円(11時19分) |
初値売却益 | +246,000円 |
初値売買代金 | 15.1億円 |
初値出来高 | 263,500株 |
終値 | 6,310円 |
寄り前気配は5,020円でしたが、場が開けるとすぐに5,500円まで気配が上がり、最終的には寄りそうになると対等価格が逃げる寄る寄る詐欺が発生し、さらに260円上乗せされ5,760円での着地となりました。
さすがにここまで乗せられるとIPOセカンダリ参戦はしにくく、初値形成後すぐに高値5,860円まであったものの、即失速。連売りを交えながら500円近く下げての前場引けとなりました。ちゃんとマイルールを決めてIPOセカンダリ参戦している方はおそらく損切りになっていることかと思われます。
後場もさすがにもう初値奪還は厳しいかと思いきや、13時過ぎ頃から動きが良い意味で怪しくなり、間もなく急騰し、数分で初値価格を奪還致しました。IPOセカンダリ組をしっかりふるい落としてから上げた感じですね。終値は初値価格+550円と大きく上げての大引けとなりました。
アスタリスク(6522)日中足・5分足チャート(2021年9月30日)
個人的には最近の1.5倍ルールを超えての着地となったことから、IPOセカンダリ参戦はしていませんが、もし参戦していれば間違いなくふるい落とされ損切りとなっていたことでしょう。軽量案件はこういう動きになることがあるので、ある意味かなりリスキーですね。
直近IPOはこのアスタリスク(6522)とセーフィー(4375)以外はほぼ全滅状態となっていますが、この2社だけでもなんとか踏ん張ってIPO地合い改善のための起爆剤となってほしいところです。
IPO歴10年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPOにオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
⇒ IPO投資用オススメ証券会社ランキング
IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。