CINC(4378)のIPO(新規上場)初値が無事に公募価格を上回る形での着地となりました。ただ事前の市場コンセンサス通りとは行かなかったので、IPO株取得組の方はやや物足りなさを感じられたかもしれません。それでも利益はしっかり出ているので、やはりおめでとうございます。と言える内容かと思います^^
一方では最近リベロ(9245)やアスタリスク(6522)を筆頭に直近IPO全体のムードも良く、賑わいを見せていたため、IPO地合いも少しは回復の兆しが見え始めているのかと思っていたところだったことから、このCINC(4378)の初値の物足りなさは悪い意味で期待を裏切られたような感じがします。IPO株保有組では無いものの、この結果は今後のIPO市場の動向を考えるとやはり残念というのが正直なところです。
CINC(4378)のIPO初値結果
公募価格 | 3,080円 |
初値価格 | 3,950円(9時48分) |
初値売却益 | +87,000円 |
初値売買代金 | 18.9億円 |
初値出来高 | 479,600株 |
終値 | 3,830円 |
開場直前の気配値は3,500円で早めの着地かと思いましたが、やはりいつも通り対等価格が近づくたびに逃げる寄る寄る詐欺がしっかり発生し、最終的には450円も持ち上げられ、9時48分に3,950円での初値形成となりました。それでも初値は控えめかと思います。
初値が伸び悩んだ背景には日経平均株価など大型株が堅調だった上に短期筋が日本郵政(6178)のPO(株式売出)で資金を拘束されていたことなども影響していたのかもしれませんね。
冒頭でも申し上げた通り、事前の初値予想から見ると残念な着地ですが、朝の開場前気配から考えるとまだマシな着地と、利益が出ているものの、IPO株取得組の方にとってはなんとも言えない微妙な心境かもしれません。ただIPOセカンダリ参戦組にとっては寄るまでの動きが実にもどかしくて見ていて疲れる進捗でした^^;
個人的にはベンチャーキャピタルの保有株も無く、テーマ性のある人気業態ということで初値が1.5倍(4,500円目安)超えなければIPOセカンダリ参戦ありかと考えており、寄り前気配の板もしっかりしていたことから参戦したものの、軽い火傷を負ってしまいました><
これでも元々は300株注文を出していたので、寄る寄るにビビってしまい100株まで減らしたことで火傷具合が軽傷で良かったとホッとしています。保有時間はわずか1分。やはり初値予想は別として持ち上げられ過ぎたIPO株(セカンダリ)に手を出すのは良くないですね^^;
CINC(4378)日中足・5分足チャート(2021年10月26日)
初値形成後は高値4,055円まであったものの、滞空時間は一瞬で、その後はズルズルと低空飛行のまま終日鳴かず飛ばず状態で4,000円が一つ目の大きな壁となりました。しかしながら大引け直前14時53分に高値4,055円を突破し、本日の最高値4,065円を付けました。そのまま一気に上昇するかと思いきやまたもや急落。結局最後は初値価格(3,950円)を120円下回る3,830円での大引けとなりました。IPO地合い回復の道のりはまだ遠そうです。
そして個人的にはまったく度外視していた日本郵政(6178)の売り出し価格が昨日(10月25日)に終値837.4円のおよそ2.0%引きとなる820.6円で決まっています。昨日の大引けで28円ほど下げさせた爆売り(空売り?)にはビックリですが^^;
本日(10月26日)は始値(852.4円)から堅調に推移しており、終値は878.6円と今のところPO(株式売出)に参戦された方は大成功となっています。受渡日となる10月29日(金)までこのまま堅調に行けば大勝利ですね。ちなみに管理人は一切参加していません><
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