Chordia Therapeutics(190A)IPO新規上場初値が無事に付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。結論から申し上げますと、ネガティブ視されていたバイオベンチャーが大健闘したと言えるスタートとなっています。

Chordia Therapeutics(190A)のIPO初値結果

公募価格153円
初値価格255円(10時21分)
初値売却益+10,200円
初値売買代金7.0億円
初値出来高2,749,800株
6月14日終値192円

市場開場直前(8時59分)のこのChordia Therapeutics(190A)のフル板の合致点は180円(初値売買代金:2.7億円)となっていましたが、およそ75円ほど吊り上げられた255円(初値売買代金:7.0億円)での初値形成となりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。

今回も初値形成時の売買代金は二桁億円には及ばず7.0億円にとどまったものの、ネット証券主幹事案件の割に売りが少ない印象を受けました。市場コンセンサスは公募割れか、せいぜい公募同値が多かった中でこの初値はかなりの大健闘と言えるのではないでしょうか。

2月8日上場のVeritas In Silico(130A)の時もそうでしたが、こういったバイオベンチャーはギャンブル的要素が強く、フタを開ける(上場する)までわからないことが多いですね。単価153円の超低位株となるため上昇率166.6%でも利益は極小ですが、公募割れスタートとならなかったという事実がIPO愛好家としては何より嬉しい出来事かもしれません。

前回のIPO承認時よりも公開規模を縮小(募集株を削減)させ、ベンチャーキャピタル保有分のロックアップ解除条項を削除し、コーナーストーン投資家への親引けを追加したことなど、需給を引き締めての再登場となったことが功を奏したのでしょうか。

ただ、初値が高過ぎた反動で初値形成後に付けた高値は直後の257円(初値比:+2円)までしかなく、その後はIPO地合いが悪いとき恒例の右肩下がりのチャートとなっています。IPO地合い回復による初値好スタートではなく、低位株効果など一時的な需給が要因と考えられそうです。

Chordia Therapeutics(190A)IPO5分足チャート(2024年6月14日)
Chordia Therapeutics(190A)IPO5分足チャート2024.6.14

終値は初値価格(255円)を63円下回る192円と安値圏での取引終了となっており、本日1日の出来高は15,179,200株で、OA含めた公開株数(10,465,000株)の1.5回転程度と少なめでしたが、東証グロース市場の出来高ランキングは2位となっています。

Chordia Therapeutics(190A)のIPOセカンダリ

公募割れスタートとなれば援護射撃的に当選株数と同数のIPOセカンダリ参戦を考えていましたが、今回は節目となる1.5倍(230円)も超えての着地となり、もう初値売りだけで満足過ぎる結果となったため、これ以上の欲を出さず、IPOセカンダリ参戦はしておりません。

SBI証券からIPO当選で頂いた700株も全株初値にて売却済みです。NISA口座でなく特定口座を使ってしまったのは唯一の失敗ですが、自身の保有株の中には含み損銘柄もあるので、含み損銘柄の損失と相殺する予定で考えています。

Chordia Therapeutics(190A)IPO初値売却2024.6.14

初値形成後の値動きは冴えませんでしたが、初値だけを見ると、今日のこの結果は後続IPOの地合い改善のキッカケとまではならないものの「バイオ=公募割れ」の公式が崩れ、7月2日(火)上場予定の創薬系バイオベンチャーPRISM BioLab(206A)にとっては追い風となるかもしれませんね。

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