中国のAI(人工知能)企業DeepSeekディープシーク)が低コスト生成AI「DeepSeek R1」を開発したことで、米国製AIの優位性が揺らぐとの懸念が強まりAI関連銘柄が急落。比較的ディフェンシブ銘柄の多いNYダウ+289.99ドル高となりましたが、AI関連などハイテク企業が多いNASDAQ-612.47ポイントと大幅安となりました。

特に昨晩の米国市場の個別銘柄で話題となっているのはAI半導体大手のエヌビディア、株価は前週末比17%安となり、時価総額は3兆4,900億ドルから2兆9,000億ドル、およそ5,900億ドル(日本円で約91兆円)の減少額は過去最大、一日の下げ幅としてはコロナショック以来の大幅下落ということで、時価総額世界首位から陥落というメディアでの報道も目立っています。

エヌビディア日足チャート2025.1.27

日本株への影響力が高いエヌビディアの急落は当然ながら日本株にも波及し、前場の日経平均株価は一時前日比-679.75円まで下げ幅を拡大させていました。前引けは225.65円安まで回復しており、後場は-238.59安でのスタートとなっています。

特に寄り付き後はAI半導体関連銘柄ということで、アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)、ディスコ(6146)やジーデップ・アドバンス(5885)などエヌビディアに関連したAI半導体関連株の下げが目立ちました。

DeepSeekディープシーク)が開発したAI技術モデルは約560万ドル(日本円で約8.6億円)と米国AI企業よりも格段に安い開発費にもかかわらず、米オープンAIなど主要企業の性能を一部上回るということで、リリース以降は急速に人気が高まり、米AppStoreでのダウンロードランキングも一時的に「ChatGPT」を抜き、首位の座となっていたようです。

DeepSeek(ディープシーク)R1

一部投資家の間では「一生一緒にエヌビディア」という替え歌も流行ったほどで、米国株に投資している方の多くはエヌビディアを保有していると聞きます。今回のDeepSeek(ディープシーク)ショックが押し目となる可能性もあり、更にエヌビディアホルダーが増えるかもしれませんね。

長期的な脅威となるのかどうかは見方が分かれているようですが、昨日(1月27日)のサイバー攻撃を受け、DeepSeek(ディープシーク)社は新規登録を一時的に制限していたことなども含めるとそれほど長期化するようなことはなく一過性のものであるとの見方も多いようです。

と、このような時事ネタ的な記事を知った風で書いていますが、自身がエヌビディアの株を保有しているわけでも購入を予定しているわけでもありません。米国株投資ブームに乗り遅れた管理人は静観しているのみです。今日の下げで管理人の保有株(日本株)もダメージを受けたため、今日の下落要因を簡単に取り上げてみた次第です^^;

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