D&Mカンパニー(189A)のIPO(新規上場)初値が無事に付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。ただ結論から申し上げますと、今回もまた期待外れの結果となっています。
D&Mカンパニー(189A)のIPO初値結果
公募価格 | 1,000円 |
初値価格 | 1,308円(9時52分) |
初値売却益 | +30,800円 |
初値売買代金 | 5.1億円 |
初値出来高 | 394,000株 |
6月11日終値 | 1,186円 |
市場開場直前(8時59分)のこのD&Mカンパニー(189A)のフル板の合致点は1,250円(初値売買代金:2.3億円)となっていましたが、およそ58円ほど吊り上げられた1,308円(初値売買代金:5.1億円)での初値形成となりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
とはいえ、B級評価案件の割には期待外れの初値結果となってしまいました。せっかく苦労して手に入れたIPO銘柄の初値が期待外れとなると、IPOの魅力もかすんでしまいますね。今回のIPO地合い悪化は根深いものがあるかもしれません。宇宙ベンチャーと違い、初値形成時の売買代金も二桁億円には遠く及ばずわずか5.1億円にとどまりました。
ちなみに6月5日(水)上場の宇宙ベンチャーのアストロスケールホールディングス(186A)を挟んだ前後のIPO案件の初値形成時の売買代金は以下の通りとなります。
上場日 | IPO銘柄 | 初値売買代金 | 公開規模 |
5月28日 | 学びエイド | 5.2億円 | 8.1億円 |
6月5日 | アストロスケールHD | 87.2億円 | 238.4億円 |
6月11日 | D&Mカンパニー | 5.1億円 | 7.8億円 |
一目瞭然で宇宙ベンチャーだけが別腹(別格)であることがわかりますね。宇宙ベンチャーがIPO市場の起爆剤になってくれることを願っていましたが、連日の安値更新でIPO熱が再び冷めてしまったような雰囲気です。アストロスケールホールディングス(186A)が起爆剤ならぬ消火剤となってしまいました。
初値形成後は10時09分に高値1,362円(初値比:+54円)付けたものの、高値での滞空時間は短くすぐに失速、その後はIPO地合いが悪いとき恒例の右肩下がりのチャートとなっています。
D&Mカンパニー(189A)IPO5分足チャート(2024年6月11日)
終値は初値価格(1,308円)を122円下回る1,186円と安値圏での取引終了となっており、本日1日の出来高は3,571,200株で、OA含めた公開株数(782,000株)の4.5回転程度と比較的活況でしたが、東証グロース市場の出来高ランキングは8位となっています。ちなみに1位はいまだにアストロスケールホールディングス(186A)です。
D&Mカンパニー(189A)のIPOセカンダリ
弱いものは弱いの法則に従い、今日のD&Mカンパニー(189A)のIPOセカンダリ参戦は見送りましたが、先日(6月5日)参戦したアストロスケールホールディングス(186A)はまだ保有中です。完全に売り時を逃してしまいどうしようか状態です^^;
初日のストップ高(1,581円)を見逃してしまったことは悔やまれますが、まだ公開価格(850円)を割っていないのは救いかもしれません。とはいえ、いつまでも過去の栄光(ストップ高)にすがっても仕方ありませんので、キリの良いところで処分したいと思います。
Chordia Therapeutics(190A)のIPO当選分の最終結果
そしてIPO当選分のChordia Therapeutics(190A)の購入申込期限が本日(6月11日)12時までということだったので、11時過ぎに最終判断を致しました。以下の通りNISA口座ではなく特定口座で全株(700株)購入済みです。
本日は朝からLINEで当選分の購入はどうするのかと多くの問い合わせを頂きましたが、すべての方にお答えしておりません。利益が出る可能性が高ければお答えしていましたが、微妙案件で損失が出る可能性も高そうで、購入が正解なのか、辞退が正解なのかわからず、私の答えによってご自身の判断を狂わしても行けないとの判断です。どうかご理解下さい。
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