GENOVA(9341)とアソインターナショナル(9340)のIPO(新規上場)初値がそれぞれ着きましたのでご紹介させて頂きたいと思います。残念ながら12月IPOで2社目の公募割れ案件が出てしまいました。いよいよIPOラッシュによる買い疲れが出て来たのかもしれません。
GENOVA(9341)のIPO初値結果
公募価格 | 1,800円 |
初値価格 | 1,760円(9時00分) |
初値売却益 | -4,000円 |
初値売買代金 | 14.1億円 |
初値出来高 | 804,300株 |
本日終値 | 1,737円 |
早い段階から引き受け価格となる1,656円にシンジケートカバー取引と思われる買いが入っており、市場開場直前までは1,656円付近で膠着状態となっていましたが、市場開場2分ほど前から少しづつ値を上げて行きました。
ただあと一歩及ばずで、市場開場(9時00分)と同時に1,760円(初値売買代金:14.1億円)と自力での初値形成にはなったものの公募割れでの着地となりました。もう少し時間があれば公募価格に届いていたかもしれません。残念ながら初値売りで-4,000円の損失となります。
売りはそれほど多くない印象だったので、IPOラッシュ後半戦による買い疲れや公開規模の重さが足を引っ張った感じでしょうか。本当にあと少しだっただけに残念な結果です。
GENOVA(9341)のIPO5分足チャート(2022年12月23日)
ただ、初値形成後すぐに公開価格を上回ったので、初値売りをしていない方は逃げ道があったかと思います。場中は比較的堅調に推移していましたが、終値は週末リスク回避からか売られてしまい、公募価格(1,800円)も初値価格(1,760円)も下回る1,737円とほぼ本日の安値での大引けとなりました。
アソインターナショナル(9340)のIPO初値結果
公募価格 | 870円 |
初値価格 | 1,001円(9時28分) |
初値売却益 | +13,100円 |
初値売買代金 | 9.7億円 |
初値出来高 | 974,100株 |
本日終値 | 790円 |
市場開場直前(8時59分)の初値合致点は950円(初値売買代金:6.1億円)となっていたので、およそ51円ほど吊り上げられた1,001円(初値売買代金:9.7億円)での初値形成となりました。初値売りで+13,100円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
アソインターナショナル(9340)のIPO5分足チャート(2022年12月23日)
こちらはほぼ事前予想通りの初値結果となりましたが、初値形成後の高値はわずか+6円の1,007円までしかなく、あとは右肩下がりで公募価格(870円)をも割り込み、終値は本日の最安値での大引けとなりました。ダメなIPOの見本のようです。地味案件でこういう流れになると今後のIPOが不安になります。
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