IPO愛好家の方であれば一度はIPOの当選確率はどの程度なのか考えたことがあるのではないでしょうか。長年IPO投資を抽選で行ってきておられる方であれば特に最近はひと昔前に比べると当選しにくくなっている印象をお持ちかと思います。もちろん管理人自身も最近のIPO株の当選のしにくさは身をもって実感しています。
先日も申し上げた通り、このIPOの当選確率が下がっている理由につきましては様々なウワサがあり、一部ではFX投資家や暗号資産(仮想通貨)投資家など別世界の投資家の方の資金がIPO市場に入り込んできているというウワサもあります。もちろん真意のほどについてはわかりません。
IPO投資はタダ(無料)で抽選に参加できて、抽選さえ当たればほぼノーリスクで利益が出せる可能性の高い投資法となるので人気が高まるのは当然でしょうね。株式投資歴の浅い初心者の方でもある程度の情報を得る環境さえあれば簡単に参加できることから参加しない理由はありませんし、退場する理由も見当たりません。年々IPO愛好家が増加するのも当然かと思います。
そして今回はどの程度IPOに当選しにくくなったのかということを、管理人のIPOの当選確率を年度別パーセンテージで記載致しました。もちろんあくまでも管理人自身のみのIPO株の当選確率であることをご了承下さい。ちなみに2012年以前はまだデータ化していなかったため、データがありませんでした^^;
年度 | IPO当選確率 |
2019年 | 1.3% |
2018年 | 1.2% |
2017年 | 1.7% |
2016年 | 2.9% |
2015年 | 3.7% |
2014年 | 2.2% |
2013年 | 3.6% |
この表から2017年以降のIPOの当選確率が1.0%台と目に見えて下がっていることが顕著に伝わるかと思います。上記数字は全プレ級IPOの当選も含んでいるため、この調子で右肩下がりで行くと今年(2020年)は1.0%を切る可能性も否定できませんね。
そしてたまに読者様より「IPOの当選確率を上げる方法は無いのか?」とご質問頂くことがあります。このご質問に対する管理人の答えはただ一つで「証券会社の口座を増やす」ということに尽きます。これはただの確率論で、口座数が増えれば単純にチャレンジ回数が増えるため、分母が増えれば確率が高まるという考え方です。
あと資金力がある方や、継続力がある方は他にも方法があります。すでに有名になっているので割愛しようかとも思いましたが、一応下記に簡単にまとめておきます。
1.SBI証券のIPOチャレンジポイントを貯める
これはもうIPO投資を行っている方なら特にご存知の方が多いと思いますが、資金が少なくても根気さえあれば必ずいつかはA級IPOでも当選できるという方法です。このSBI証券は落選するたびにIPOチャレンジポイントというポイントが1ポイントもらえます。このポイントを貯めれば必ずA級IPOに当選できるという優れものです。
ちなみに管理人はこれまでIPOチャレンジポイントを使用した際の当選は7回あり、それに伴って得た利益額は合計2,582,000円あります。詳細は下記の過去記事に記載しております。
<2018年6月28日加筆修正> 少々大げさなタイトルとなってしまいましたが、IPO投資をしている多く の方はすでにご存知と思いますが、SBI証券にはIPOチャレンジポイント 制度というシステムがあります。 SBI証券の …
詳細や口座開設はコチラ ⇒ SBI証券公式サイト
2.大和証券でチャンス回数を増やす
このチャンス回数を増やせばIPOの当選確率が上がります。チャンス回数はMAX10回まで増やすことが可能で、預かり資産評価額に応じてステージが決まり、ステージを上げることでチャンス回数が増え、IPOの当選確率が上がります。ちなみにこれまで管理人はこのチャンス抽選でのチャンス当選は17回あります。
これまでは株主優待でチャンス回数を増やす方法がありましたが、残念ながら2021年3月31日をもって株主優待で増やすサービスは廃止となるため、今後は預け入れ資産で増やす方法しかありません。お金持ち優遇制度と言われていますが、年に1回ステージを上げておけば1年間適用されます。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ 大和証券公式サイト
3.SMBC日興証券でステージランクを上げる
これはSMBC日興証券のダイレクトコース限定で導入された制度ですが、預り資産残高及び信用取引建玉金額に応じて設定された4つのステージにてIPO当選確率が最大25倍になるステージ別抽選となります。
このSMBC日興証券のステージ判定は、上の大和証券と違い、毎月末の判定となるため、正真正銘のお金持ち優遇制度となります。プラチナ(25倍)を目指そうと思えば毎月5,000万円が必要ということになり、管理人にはとても無理ば額です。ちなみにこれまで管理人はこのステージ抽選での当選は残念ながら一度もありません。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ SMBC日興証券公式サイト
他にもIPOの当選確率を高める方法はありますが、現時点ではその方法は使えないのであえて記載でのご紹介はやめておきます。またもしその方法が使えると正式に発表されればその時にでもご紹介させて頂きたいと思います。年に数回はあるかと思いますので。
いずれにしても、今後IPO投資が厳しくなっていくということは今回の管理人の当選確率を見て下さいますと一目瞭然かと思いますが、IPO投資がやはり数少ないローリスク投資法という点で考えるとまだまだ諦めたくはないですね。とりあえずもっと優位性のある投資法が見つかるまでは今年(2020年)もIPOにコツコツと申し込んで行きたいと思います。
IPO歴10年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPOにオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
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IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。2020年1月中に有料級の情報を配信致します。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。
西様 IloveHappyです。
この記事を拝見して、私の当選率も計算してみました。当選した銘柄数を各口座でIPO申し込みをした数で割れば良いと思いますが、私の場合昨年度は延べ347口座に申し込みをして11件(10銘柄)が当選しました。でも3件は購入を辞退したので、購入までしたIPOの数8件で計算すると当選率2.3%と云うことになります。
IPO申し込み数には、事前の判断で申し込みを止めたもの(補欠当選を辞退したものを含む)はカウントしていません。当選した8銘柄のうち、初値で利益が出たのは5件のみで日興の口座が3件、SBIが2件でした。赤字は3件で、2件は日興証券の夫婦2口座ともに当たったHPCシステムズですが、ペナルティ回避のため泣く泣く購入して損を出したもの、もう1件は大和証券で当たったメドレーです。当選を辞退した3件はいずれも大和証券の口座で、うち1件は買っていれば1万円弱の利益が出たのですが、2件は公募割れだったので、私の感覚では大和証券は当選しやすいが、購入するか辞退するかを良く見極めないと失敗する証券会社と云う位置付けです。マネックス、auカブコム、野村、ライブスター、岡三オンラインの口座では当選がありませんでした。
新年度は軍資金が増やせないので、タイミング毎に自分のセオリーで申し込みや購入の可否判断をして、公募割れ銘柄をつかまないように心掛けようと思っています。これからも情報提供をよろしくお願いいたします。
おはようございます、IloveHappyさん。
昨日はバタバタしており、お返事ができず申し訳ございませんでした。
2%台を確保されているのはまだまだ良い成績かと思います。
私の確率の低下は銘柄をし過ぎたことかと少し反省しております。