いやはや4月に入りIPO地合いが急激に悪くなって来ました。今日も直近IPO含めIPO市場が全体的にほぼ壊滅状態となっています。

例年4月は3月のIPOラッシュ明けの閑散期となることや新年度入りということもあってIPO市場は活気が溢れ、1年の中でも比較的強い初値となる傾向がありましたが、今年(2024年)はIPO地合いが急変しています。

4月IPOのトップバッターとなるアズパートナーズ(160A)はほぼ事前予想通りの好調な初値となったものの初値形成後はストップ安まで急落。これが引き金となったのか、2番手のイタミアート(168A)は事前予想よりも低い位置での着地となり、3番手のハンモック(173A)に至っては+100円のみ上昇しての着地と、急激に3月とは空気が変わってしまいました。

この弱いIPOの値動きを見てしまうと、いま現在IPO申し込み期間中の2社(レジルコージンバイオ)のIPO参加スタンスも再考する必要があるのではないかと考え、改めて自身のIPO参加スタンスを検討し直してみました。あくまでも管理人自身の考え方となりますことをご了承下さい。

レジル(176A)のIPO参加スタンス

レジル(176A)IPO上場承認

証券会社旧IPO参加スタンス新IPO参加スタンス
大和証券(主幹事参加参加
野村證券参加参加
三菱UFJモルガン・スタンレー証券参加不参加
SMBC日興証券参加不参加
みずほ証券参加不参加
SBI証券参加参加
楽天証券100%完全抽選参加参加
岡三証券不参加不参加
極東証券証券口座なし証券口座なし
大和コネクト証券委託幹事参加参加
auカブコム証券委託幹事不参加不参加
岡三オンライン委託幹事不参加不参加

IPO株数も比較的多く、4月IPOの中でも当選チャンスは高そうでしたが、公開価格も上限突破の可能性があり、3社からの参加を取り止めました。IPO地合い悪化を鑑みるとIPO当選後のキャンセルペナルティが課せられる証券会社(三菱UFJモルガン・スタンレー証券SMBC日興証券)から申し込まれる際は注意が必要かもしれません。

管理人が抽選参加している証券会社はいずれもIPO当選後のキャンセルペナルティはありません。ズルいやり方ではありますが、特に公開価格が仮条件の上限突破状態で当選となった際はキャンセルも視野に入れながらギリギリまで購入申し込みに悩むことになりそうです。

中途半端な補欠当選を頂いた際の購入手続きは行わない予定で、もし先んじて当選が出た際は後期抽選型の楽天証券からの購入手続きも行わない予定です。いずれにしても悩ましい案件ですね。

コージンバイオ(177A)のIPO参加スタンス

コージンバイオ(177A)IPO上場承認発表

証券会社旧IPO参加スタンス新IPO参加スタンス
野村證券(主幹事参加参加
みずほ証券参加不参加
SMBC日興証券参加不参加
むさし証券参加参加
SBI証券参加参加

当初、このコージンバイオ(177A)以降は長いIPO空白期間に入るため、全力参加で行こうと考えていましたが、2社からの参加を取り止めました。こちらはそれほど警戒していませんが、IPO地合いが悪い時に無駄に運を使いたくないという気持ちも含めての変更です。

ただでさえローリスクなIPO投資でここまで警戒する必要があるのかと問われると答えに困ってしまいますが、IPO当選からの初値売りでの損失は普段の取引での損失に比べると傷は浅いはずなのに、なぜかものすごい損した気分になってしまいます。不思議ですね。

IPOはフタを開けてみないとわからないケースも多いです。フタを開ければ今年(2024年)第二号IPO案件Veritas In Silico(130A)のように予想外の好スタートとなる可能性もあるかもしれませんが、それはそれで仕方ありません。その時はタラレバでも言いながら後悔しておきます^^;

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