ビジネスコーチ(9562)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(9月14日)もIPO新規上場承認発表が1社ありました。これで10月のIPOは5社目となり、比較的コンスタントにIPOが発表されている上に珍しくまだ重複上場もありません。

IPO新規上場承認発表1社2022.9.14

ビジネスコーチ(9562)の上場日は2022年10月20日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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ビジネスコーチ(9562)のIPO(新規上場)情報

設立:2005年4月6日
業種:サービス業
事業の内容:トップマネジメントからビジネスパーソンまでを対象としたビジネスコーチング及び人的資本開発に関するプログラムの提供

ビジネスコーチ(9562)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード9562
名称ビジネスコーチ
公募株数136,000株
売出し株数129,900株
オーバーアロットメント39,800株
IPO主幹事証券SMBC日興証券
IPO引受幹事証券SBI証券
岡三証券
マネックス証券100%完全抽選
楽天証券100%完全抽選
岡三オンライン委託幹事
IPO発表日9月14日(水)
上場日10月20日(木)
仮条件決定日10月3日(月)
ブック・ビルディング期間10月4日(火)~10月11日(火)
公開価格決定日10月12日(水)
IPO申し込み期間10月13日(木)~10月18日(火)
上場時発行済株式総数1,104,000株
時価総額22.8億円
吸収金額6.3億円
想定価格2,070円(207,000円必要)

そしてこのビジネスコーチ(9562)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンラインが追加でIPO委託幹事(裏幹事)入りする可能性が高いです。

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ビジネスコーチ(9562)のIPO(新規上場)事業内容等

ビジネスコーチ(9562)はビジネスコーチングを中心とした人材開発事業を主な事業として取り組み、人と組織の生産性向上支援に向けた最適なビジネスコーチングを提供しており、一人ひとりのビジネス目標達成のための行動変容を支援し、きめ細かなフォローアップで研修とは一線を画すサービスを提供しています。

ビジネスコーチ(9562)IPO事業概要

ビジネスコーチングは、特定の業種・事業分野のスキル向上を目的としたものではなく、ビジネス全般のあらゆるシーンにおいて、経営層から新入社員まで、ビジネスパーソンの一人ひとりの力を最大限に引き出すアプローチで実施するサービスで、一人のコーチが一人のコーチング対象者(クライアント)に対してコーチングを実施する「1対1型」と一人のコーチがクライアントのグループに対してコーチングを実施する「1対n型」があります。

1対1型サービス

クライアント個人の業務上の課題解決のために、コーチがクライアントの中にある意思やアイディア、能力、魅力等に気づかせ引き出す対話を行い、クライアントが必要とする行動変容が習慣化し、定着して成果を実現するまで支援することを目的とします。
ビジネスコーチ(9562)IPO1対1型サービス

1対n型サービス

クライアントとなる管理職が、部下または後輩との双方向の関わりを通して、部下または後輩の成長支援、目標達成、問題解決、技能向上の促進を援助するコミュニケーションを行い、各自の中にある意思やアイディア、能力、魅力等に気づかせ引き出す関わりを実践することの重要性や効果を体験的に習得することを目的とします。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
差引手取概算額251,498千円については、今後の経営の安定とビジネスコーチングの普及及び品質向上のため、①人件費として151,000千円(2023年9月期:75,000千円、2024年9月期:76,000千円)、②クラウドコーチングシステム追加開発費として2023年9月期に50,000千円、及び③コーチの品質向上に資する本社設備の設置費として2023年9月期に50,000千円に充当する予定であります。なお、残額については人件費の一部として2024年9月期までに充当する予定であります。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ビジネスコーチのIPO目論見書より一部抜粋)

ビジネスコーチ(9562)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ビジネスコーチ(9562)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,070円としてオーバーアロットメント含め6.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて2,659枚と少なめです。

上述の通りビジネスコーチ(9562)の事業内容はトップマネジメントからビジネスパーソンまでを対象としたビジネスコーチング及び人的資本開発に関するプログラムの提供ということで、コンサルティングとは異なり、実務経験豊富なコーチ陣がコーチング技術を活用してビジネスパーソンを成長させるため、一人ひとりに最適なビジネスコーチングを提供しています。

人的資本の強化策として、ビジネスコーチングを「フェーズ1(気づき)」「フェーズ2(実践)」「フェーズ3(継続・定着)」というサービス体系に統合したトータルソリューションとして提案しており、気づきから実践、継続・定着までの一連のコーチング、特にフェーズ3(継続・定着)における継続的なフォローアップに注力し、顧客との長期的な取引関係を構築しています。

ビジネスコーチ(9562)IPOフェーズ

ビジネスコーチ(9562)の株主の中にベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存の上位株主(新株予約権者含む)には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。

コンサルティングとは違い、ビジネスコーチ(9562)のようにビジネスコーチングに特化している企業はまだ少なく、コロナ禍によるテレワークの普及で対面形式でのコーチングサービスからオンライン形式でのサービス提供に切り替えたことからか業績の急成長も見られ、終わらぬコロナ禍の中で引き続き堅調に推移しそうです。

人気化しやすい純IT系とは言えないものの、競合の少ないビジネスモデルで、公開規模はIPO想定価格(2,070円)ベースで6.3億円と小型で余計な売り圧力も無いため、初値は堅調にスタートすることが予想されます。募集株数も少ないため環境によっては需給ひっ迫となる可能性もありそうですが、ひとまずの初値評価はB級評価が妥当と考えます。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのビジネスコーチ(9562)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定です。IPO主幹事は個人的に相性の良いSMBC日興証券ということで、通常当選はもちろんのこと、IPOステージ制度(IPO優遇特典)による優遇当選も含めてIPO当選を狙って行きたいと思います。

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ビジネスコーチ(9562)のIPO(新規上場)業績等

ビジネスコーチ(9562)のIPO経営指標
ビジネスコーチ(9562)IPO経営指標

ビジネスコーチ(9562)のIPO売上高及び経常利益
ビジネスコーチ(9562)IPO売上高及び経常利益

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