かっこ(4166)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日もまた3社のIPO新規上場承認発表がありましたので1社づつご紹介させて頂きます。
12月のIPOラッシュらしい展開でIPO愛好家にとっては嬉しい状態ですが、連日の重複発表及び重複上場はさすがにやり過ぎ感がありますね^^;
かっこ(4166)の上場日は12月17日(木)でオーケーエム(6229)とリベルタ(4935)とビートレンド(4020)とプレイド(4165)となんと5社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家にとっては嬉しいはずのSBI証券ですが、5社同日上場となると正直嬉しさは半減となってしまいます。それでもIPOチャレンジポイントの話題で盛り上がることになりそうですね。
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※現在IPO(新規上場)観測が出ているウェルスナビの主幹事予定。
かっこ(4166)のIPO(新規上場)情報
設立:2011年1月28日
業種:情報・通信業
事業の内容:データサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズム及びソフトウェアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援する「SaaS型アルゴリズム提供事業」
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 4166 |
名称 | かっこ |
公募株数 | 245,000株 |
売出し株数 | 5,000株 |
オーバーアロットメント | 37,500株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | SMBC日興証券 みずほ証券 あかつき証券 岩井コスモ証券 岡三証券 極東証券 静銀ティーエム証券 東洋証券 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) 水戸証券 楽天証券(100%完全抽選) 岡三オンライン証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 11月13日(金) |
上場日 | 12月17日(木) |
仮条件決定日 | 11月30日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 12月2日(水)~12月8日(火) |
公開価格決定日 | 12月9日(水) |
IPO申し込み期間 | 12月10日(木)~12月15日(火) |
時価総額 | 48.8億円 |
吸収金額 | 5.4億円 |
想定価格 | 1,890円(189,000円必要) |
IPO幹事団(シンジケート)は主幹事含め13社と多く、さらに上記をご覧の通りこのかっこ(4166)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できるため、総勢14社となりそうです。
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さらにSBI証券がIPO主幹事となることから「ひとかぶIPO」で有名なネオモバ(SBIネオモバイル証券)の幹事入りも期待されることから、IPO幹事団(シンジケート)は最終的には15社となる可能性があります。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ ネオモバ(SBIネオモバイル証券)公式サイト
かっこ(4166)のIPO(新規上場)事業内容等
かっこ(4166)はデータサイエンスの技術とノウハウをもとにアルゴリズム及びソフトウェアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援する「SaaS型アルゴリズム提供事業」を展開しております。
特にEC分野において近年急増するオンライン決済での不正対策として代金未払いとなり得る注文をリアルタイムに検知するSaaS型サービス「O-PLUX(オープラックス)」を主力製品とする「不正検知サービス」を展開しており、当社事業の中核サービスと位置づけております。
また「不正検知サービス」とシナジー効果を発揮するサービスとしてクレジットカード等を用いずに商品の受け取り後に支払いができる後払い決済を提供する後払い決済事業者に向けて、システム提供及びコンサルティングを行う「決済コンサルティングサービス」を展開しており、後払い決済の審査エンジンとして「O-PLUX(オープラックス)」をご利用いただくことでワンストップのサービスを提供しております。
加えて「SaaS型アルゴリズム提供事業」をEC分野のみならず小売・流通業や製造業をはじめとした様々な分野において展開するべく、マーケティングや生産効率向上等に資するアルゴリズムを開発・提供する「データサイエンスサービス」を展開しております。
【手取金の使途】
上記の手取概算額418,006千円及び第三者割当増資の手取概算額上限65,205千円については、①不正検知サービスにおけるシステムのアーキテクチャ刷新等に伴うソフトウエア開発、②決済コンサルティングサービスにおける後払い決済システムに係るソフトウエア開発、③借入金及び社債の返済に充当する予定であります。
(かっこのIPO目論見書より一部抜粋)
かっこ(4166)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
かっこ(4166)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,890円としてオーバーアロットメント含め5.4億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて2,500枚しか無く希少性は十分です。
上述の通りかっこ(4166)の事業内容はSaaS型アルゴリズム提供事業ということでSaaS形態によるクラウドサービスはIPO市場では今最も旬な銘柄と言えるかもしれません。ストック型の収益モデルとなることからもIPO市場では人気化しやすい事業形態となります。
株主の中にベンチャーキャピタル11社の保有株が計782,085株ありますが、珍しく今回のIPO(新規上場)に際する売り出しには1社も入っておりません。となると上場時もしくは上場後に市場で売却してくる狙いがあると考えられます。すべてのベンチャーキャピタルの保有株には90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍以上となれば解除され売却可能となります。
業績も売上及び収益ともに好調で、収益に関してはまるで綺麗に描いた階段のようにマイナスからプラスへと右肩上がりで伸びており、事業内容や公開規模及びIPO株数の少なさから見ても初値高騰は必至と言えそうです。初値評価はA級評価で間違いないでしょうか。日程さえ恵まれていればS級評価になってもおかしくなかったかもしれません。
こうなると12月のIPOラッシュとはいえ、益々5社同日上場というやり過ぎ感が顕著に表れますね。単独上場やオーラス案件であればポイント全投入もアリだったかもしれませんが、日程的に全投入は今一歩行けません。もったいないとしか言いようがないですね^^;
いずれにしても管理人の個人的なこのかっこ(4166)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行くことは間違いありませんが、IPOチャレンジポイントの使用不使用についてはギリギリまでじっくり考えたいと思います。
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<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのかっこ(4166)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
かっこ(4166)のIPO取り扱い決定(岡三オンライン証券)
かっこ(4166)のIPO(新規上場)業績等
かっこ(4166)のIPO経営指標
かっこ(4166)のIPO売上高及び経常損益
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