サイフューズ(4892)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(10月27日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。12月第一号のIPOとなるため、おそらく11月は5社で打ち止めとなりそうです。

IPO新規上場承認発表1社2022.10.27

サイフューズ(4892)の上場日は2022年12月1日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は先日のウェルプレイド・ライゼスト(9565)に続き、これまたIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。

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サイフューズ(4892)のIPO(新規上場)情報

設立:2010年8月11日
業種:医薬品
事業の内容:バイオ3Dプリンタを用いた、再生医療等製品の開発・製造・販売

サイフューズ(4892)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード4892
名称サイフューズ
公募株数1,250,000株
売出し株数279,300株
オーバーアロットメント229,300株
IPO主幹事証券SBI証券
IPO引受幹事証券岡三証券
SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
楽天証券100%完全抽選
アイザワ証券
東洋証券
松井証券前受け金不要
水戸証券
SBIネオトレード証券委託幹事
岡三オンライン委託幹事
auカブコム証券委託幹事
IPO発表日10月27日(木)
上場日12月1日(木)
仮条件決定日11月11日(金)
ブック・ビルディング期間11月15日(火)~11月21日(月)
公開価格決定日11月22日(火)
IPO申し込み期間11月24日(木)~11月29日(火)
上場時発行済株式総数7,168,000株
時価総額105.3億円~144.7億円
吸収金額25.8億円~35.5億円
想定価格1,470円~2,020円(147,000円~202,000円必要)

公募株1,250,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、公開価格決定日2022年11月22日(火)に決定されます。

そしてこのサイフューズ(4892)のIPO主幹事はSBI証券となっていることからグループ会社となるSBIネオトレード証券、そして平幹事の中には岡三証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っていることから、それぞれグループ会社となる岡三オンラインauカブコム証券IPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いです。

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サイフューズ(4892)のIPO(新規上場)事業内容等

サイフューズ(4892)は細胞のみから作製した立体的な組織・臓器を新しい「3D細胞製品」として、再生医療分野・創薬分野をはじめとする先端医療の現場へ新しい治療法の選択肢としてお届けすることで、社会に貢献することを目指す再生医療ベンチャーです。

3D細胞製品とは再生医療等製品としての組織・臓器や研究開発の現場で用いる立体的な組織・細胞構造体等、ヒト細胞から作製される「細胞製品」の総称のことを言います。

サイフューズ(4892)IPO再生医療等製品

サイフューズ(4892)は3D細胞製品等の研究開発及び製造販売並びにこれらの付随業務の単一セグメントでありますが、独自の基盤技術に基づいて進める再生医療等製品の開発を中心に、①再生医療領域において、再生医療等製品の承認取得へ向けたパイプライン開発及び研究用細胞製品の受託、②創薬支援領域において、製薬企業等を相手方とした創薬支援用のツールとしての細胞製品の開発、③デバイス領域において、基盤技術を搭載した三次元細胞積層システム機器(バイオ3Dプリンタ及び消耗品)等の開発・販売及び細胞製品開発のための技術応用や新技術開発と3つの領域で事業を展開しております。

サイフューズ(4892)IPO製品概要

【手取金の使途】
手取概算額1,991,450千円に海外販売の手取概算額(未定)及び本第三者割当増資の手取概算額上限368,118千円を合わせた手取概算額合計上限2,359,568千円については、研究開発費として、①現在開発中の再生医療パイプライン(末梢神経再生、骨軟骨再生、血管再生)の臨床試験費用などに1,700,000千円(2023年12月期に500,000千円、2024年12月期に800,000千円、2025年12月期に400,000千円)、②次世代パイプラインの研究開発を推進するための研究開発費用などに420,000千円(2023年12月期に120,000千円、2024年12月期に140,000千円、2025年12月期に160,000千円)、③各パイプラインの商業化に必要なシステム機器等の開発費用、今後の事業拡大に向けた体制強化費用などに105,000千円(2023年12月期に30,000千円、2024年12月期に27,000千円、2025年12月期に48,000千円)、④人件費・システム維持費用等などに134,568千円(2023年12月期に43,000千円、2024年12月期に43,000千円、2025年12月期に48,568千円)をそれぞれ充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(サイフューズのIPO目論見書より一部抜粋)

サイフューズ(4892)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

サイフューズ(4892)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,470円~2,020円(平均価格:1,745円)としてオーバーアロットメント含め25.8億円~35.5億円(平均価格:30.6億円)と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて15,293枚と万枚超えではありますが、海外投資家への販売もあります。

上述の通りサイフューズ(4892)の事業内容はバイオ3Dプリンタを用いた、再生医療等製品の開発・製造・販売ということで、独自の基盤技術を搭載した最新鋭のデバイスによって革新的な細胞製品の創出や様々な研究開発・技術開発に貢献するため、再生・細胞医療分野で、再生医療等製品の開発を中核とする事業を行っています。

患者から採取した細胞のみを材料とし、バイオ3Dプリンタを使用して作製した立体的な組織・臓器を患者自身の体内へ移植することで、患者自身の体内の組織・臓器が有する機能を回復・再生させるという新しい治療コンセプトの再生医療等製品の開発を進めています。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

サイフューズ(4892)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が17社2,819,500株あり、今回のIPO新規上場)に際する売り出しには86,200株しか応じていないため、まだ2,733,300株が残ります。888,500株には解除価格無しで90日間及び180日間のロックアップが掛かっていますが、1,844,800株は公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。

公募株式1,250,000株のうちの一部(4億4,000万円分)は関係性の維持・発展及び福利厚生のため指定販売先(親引け先)に売付けする予定となっているため、海外投資家への販売分(未定)も含めると国内分の公募株はあまり無いかもしれません。もちろんその分公開規模も小さくなります。

研究開発型バイオベンチャーということで多くのベンチャーキャピタル(投資ファンド)が出資していることから成長期待への高さは伺えますが、IPO市場でバイオベンチャーは不人気セクターとなります。大手企業との提携は数社あるようですが、業績は前期(第12期)こそ黒字化したものの基本的に赤字で不安定。想定価格に幅を持たせている上にその幅が無駄に広い点もプロの意見が分かれているというイメージに映るため、印象は良くありません。初値評価はD級評価が妥当でしょうか。

とりあえず現時点での管理人の個人的なこのサイフューズ(4892)のIPO参加スタンスはスルー寄りの中立とさせて頂きます。IPO主幹事はウェルプレイド・ライゼスト(9565)に続き2社連続で期待のSBI証券となりますが、こちらの方が人気は低そうです。また改めてIPO初値予想記事でIPOチャレンジポイントの考察をする予定ですが、さすがにこのサイフューズ(4892)でポイント使用する方は少なそうな気がします。

サイフューズ(4892)のIPO(新規上場)業績等

サイフューズ(4892)のIPO経営指標
サイフューズ(4892)IPO経営指標

サイフューズ(4892)のIPO売上高及び経常損益
サイフューズ(4892)IPO売上高及び経常損益

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