デジタルグリッド(350A)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はようやく4月2社目のIPO新規上場承認発表がありました。

某情報では4月IPOは4社程度とのウワサなので、もしウワサ通りであれば4月IPOの残りは2社となります。3月IPOが例年と比べて少なかったので4月IPOに期待していましたが、本当に4社程度となるとなんとも寂しい限りですね。

IPO新規上場承認発表1社2025.3.18

デジタルグリッド(350A)の上場日は2025年4月22日(火)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。

デジタルグリッド(350A)のIPO(新規上場)情報

設立:2017年10月16日
業種:電気・ガス業
事業の内容:電力及び環境価値取引プラットフォーム「DGP(デジタルグリッドプラットフォーム)」の運営、分散型電源のアグリケーションサービス及び脱炭素関連学習コンテンツの提供

デジタルグリッド(350A)IPO上場承認

上場市場 東証グロース
コード 350A
名称 デジタルグリッド
公募株数 250,000株
売出し株数 1,577,000株
オーバーアロットメント 274,000株
IPO主幹事証券 大和証券
IPO引受幹事証券 みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
東海東京証券
楽天証券
松井証券
マネックス証券
岡三証券
極東証券
丸三証券
水戸証券
大和コネクト証券委託幹事決定
岡三オンライン委託幹事決定
IPO発表日 3月18日(火)
上場日 4月22日(火)
仮条件決定日 4月4日(金)
ブック・ビルディング期間 4月7日(月)~4月11日(金)
公開価格決定日 4月14日(月)
IPO申し込み期間 4月15日(火)~4月18日(金)
上場時発行済株式総数 6,183,300株
時価総額 282.5億円
吸収金額 96.0億円
想定価格 4,570円(457,000円必要)

今回のIPO募集は簡易型のグローバルオファリングとなっており、売出し株式1,577,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっています。国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集の需要状況等を勘案した上で、公開価格決定日4月14日(月)に決定されます。

そしてこのデジタルグリッド(350A)のIPO主幹事は大和証券となっているため、グループ会社となる大和コネクト証券、平幹事の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンラインがそれぞれIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。

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デジタルグリッド(350A)のIPO(新規上場)事業内容等

デジタルグリッド(350A)はグループ会社で、デジタルグリッド株式会社及び完全子会社1社で構成されており、デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)の提供による電力プラットフォーム事業再エネプラットフォーム事業及び調整力事業脱炭素教育事業の「その他」の3セグメントに分類して事業を行っています。

デジタルグリッド(350A)IPO事業概要

電力プラットフォーム事業

デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)で取引される電力のうち、当事業の対象は再エネ以外の電源となります。需要家は自社の電力使用量、予算、リスク許容度などに応じて、最適な調達方法を組み合わせることが可能です。

再エネプラットフォーム事業

再エネプラットフォーム事業の対象は、デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)で取引される電力のうち、再エネ電源となります。同社は証書のみを取引する方法(環境価値取引)、需要家の敷地外に設置された再エネ設備を対象に電力購入契約を締結する手法(フィジカルPPA、バーチャルPPA)、需要家の需要拠点と離れた自社拠点に設置された再エネ設備から自家消費する手法(自己託送)、小売電気事業者に再エネを届ける手法(再エネ卸)、市場に再エネを売電する手法(需給管理)の再エネ取引手法に対応しています。

調整力事業(その他セグメント)

電力ネットワークと直接連系する系統用蓄電池を想定対象として、独立型の定置用蓄電池を制御・運用する事業です。第1号案件は2024年12月より運用を開始しております。系統用蓄電池の収益機会は、主に卸電力市場、需給調整市場、容量市場の3つがあります。

脱炭素教育事業(その他セグメント)

同社グループは、日本政府が掲げる2050年のカーボン・ニュートラル実現に向けた各企業の取組みに対して、実務担当者の知識習得を支援するオンライン学習コンテンツGX naviを提供しています。

【手取金の使途】
手取概算額1,119,500千円については、第三者割当増資の手取概算額上限1,246,180千円を合わせた手取概算額合計上限2,365,680千円を、当社グループの蓄電池事業を担うデジタルグリッドアセットマネジメント株式会社への投融資資金として2027年7月期までに全額を充当する予定であります。
なお、系統用蓄電池の設備投資にあたっては、常に候補案件の検討を行っておりますが、現時点で確定した案件はないことから、未充当額が生じた場合、当社における事業拡大のための増加運転資金、営業人員やエンジニア等の増加人件費、借入金の返済資金に充当する予定です。また、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針です。
(デジタルグリッドのIPO目論見書より一部抜粋)

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デジタルグリッド(350A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

デジタルグリッド(350A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格4,570円としてオーバーアロットメント含め96.0億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり荷もたれ感のある水準となります。

IPO募集株数は公募株及び売出し株(OA含む)合わせて2,101,000株とやや多めにありますが、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで売出し株の一部が海外投資家へも販売(未定)されるため、国内分のIPO募集株数は減少します。

上述の通りデジタルグリッド(350A)の事業内容は電力及び環境価値取引プラットフォーム「DGP(デジタルグリッドプラットフォーム)」の運営、分散型電源のアグリケーションサービス及び脱炭素関連学習コンテンツの提供ということで、電力会社が提供するプランではなく、企業が自ら発電事業者と直接取引を行い、主体的に電力を調達するための電力プラットフォームを提供しています。

デジタルグリッド(350A)IPOデジタルグリッドプラットフォーム概要

デジタルグリッド(350A)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が1社666,660株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売出しで333,260株放出しますが333,400株残ります。ただし既存の上位株主含め解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。

その他株主には大手企業が名を連ねていますが、多数の会社が上場時の売出しで全株売却する形を取っており、IPO募集株の内訳は公募株250,000株に対し売出し株1,577,000株で、売出し比率が約6.3倍と高めでもあることから、出口(イグジット)感があります。

デジタルグリッド(350A)は電力の自由取引と再生可能エネルギーの普及促進により、脱炭素社会の実現に貢献している企業で社会的意義の高い事業を行っている上、民間企業では日本初となる電力取引(デジタルグリッドプラットフォーム)市場参入と独自性のあるビジネスモデルでもあり、業績も右肩上がりで好調に推移しています。

しかしながらIPO目線で見ると公開規模がIPO想定価格(4,570円)ベースで96.0億円となると、海外販売があるものの荷もたれ感は否めません。出口(イグジット)案件という見方もあり、値ガサ株でもあり、参加判断の難しいIPO案件となりそうです。ひとまずの初値評価はD級評価が妥当評価でしょうか。

いずれにしてもこの規模になると個人投資家だけで持ち上げるには難しく、大口(機関投資家、海外投資家)の参戦が必須となります。これらを踏まえるととりあえず現時点の管理人の個人的なこのデジタルグリッド(350A)のIPO参加スタンスは中立で、今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価、そして大手初値予想会社の見解などを見てから本格的に決めたいと思います。

IPO目論見書を見たときにIPO想定価格4,570円という数字が見えたので、久々の値ガサ株と喜んでしまいましたが、一筋縄ではいかなそうですね。値ガサ株は利益も大きい反面、損失も大きくなるため、ここはやはり慎重に判断したいところです。

デジタルグリッド(350A)のIPO(新規上場)業績等

デジタルグリッド(350A)のIPO経営指標
デジタルグリッド(350A)IPO経営指標

デジタルグリッド(350A)のIPO売上高及び経常損益
デジタルグリッド(350A)IPO売上高及び経常損益

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西 和仁

この記事を書いた人:西 和仁(IPO投資歴18年)

2006年からIPO投資を続け、一度はブログを卒業しましたが、現在は「緩く、自然体」をモットーにIPO情報を発信しています。18年間の経験から見える「負けないためのIPOとの付き合い方」を大切にしています。

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