笑美面(9237)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(9月21日)IPO新規上場承認発表された2社のうちのもう1社となります。社名は笑美面と書いてそのまま「えみめん」と読みます。
当記事は笑美面(9237)のIPO詳細記事となりますが、もう1社のKOKUSAI ELECTRIC(6525)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いております。
KOKUSAI ELECTRIC(6525)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が2社あり、上場中止があったものの1 …
笑美面(9237)の上場日は2023年10月26日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。9月から10月に掛けてはIPO主幹事としてのSBI証券の名前が目立ちますね。
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笑美面(9237)のIPO(新規上場)情報
設立:2010年9月8日
業種:サービス業
事業の内容:高齢者等に対するシニアホームの紹介サービス
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9237 |
名称 | 笑美面(えみめん) |
公募株数 | 280,000株 |
売出し株数 | 150,000株 |
オーバーアロットメント | 64,500株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | あかつき証券 岩井コスモ証券 極東証券 光世証券 東洋証券 松井証券(前受け金不要) 丸三証券 水戸証券 SBIネオトレード証券(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 9月21日(木) |
上場日 | 10月26日(木) |
仮条件決定日 | 10月6日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 10月11日(水)~10月17日(火) |
公開価格決定日 | 10月18日(水) |
IPO申し込み期間 | 10月19日(木)~10月24日(火) |
上場時発行済株式総数 | 1,939,750株 |
時価総額 | 23.0億円 |
吸収金額 | 5.8億円 |
想定価格 | 1,190円(119,000円必要) |
そしてこの笑美面(9237)のIPO主幹事はSBI証券となっていることから、グループ会社となるSBIネオトレード証券がIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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笑美面(9237)のIPO(新規上場)事業内容等
笑美面(9237)は介護家族が被介護者の心の介護に寄り添うことを実現するため、シニアホームの検討・選択に必要な情報を基に、適切な情報の入手が困難なためにシニアホームへの入居を躊躇したり、諦めたりしている介護家族に対し、シニアホームの紹介サービスを提供するシニアライフサポート事業を主たる業務として展開しています。シニア関連サポート事業の単一セグメントですが、シニアライフサポート事業として「シニアホーム紹介サービス」、ケアプライム事業として「シニアホーム運営コンサルティング」の2つのサービスを提供しています。
シニアホーム紹介サービスとして、介護を必要とされる方を優先に対面サービスによるマッチングサービスを提供しております。当社のコーディネーターがシニアホームへ直接足を運ぶなどして得たシニアホームの詳細情報を元に、提携している約8,800(2023年8月末時点)のシニアホームと連携し、シニアホームへの入居を検討する入居対象者・介護家族に当事者の身体状況や家庭の事情に適したシニアホームを紹介し、入居までのサポートを無料で行うことで、入居検討者の不安・負担を軽減しております。
シニアホーム運営コンサルティングに係るサービスとして、地域に優良なシニアホームを増やすことを目的に、シニアライフサポート事業において蓄積された入居検討者の要望・ニーズに関する情報を提携シニアホームおよびシニアホーム運営事業者に提供することで、シニアホームのサービス向上の促進に繋げております。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額295,544千円については第三者割当増資の手取概算額上限70,614千円と合わせて、①新規拠点開設費用として5,000千円(2024年10月期に1拠点)、②人材の採用費及び人件費として160,000千円(2024年10月期に80,000千円、2025年10月期に80,000千円)、③システム開発費用として100,000千円(2024年10月期)、④広告宣伝費用として60,000千円(2025年10月期)に充当する予定であります。
なお、残額については、事業拡大のための運転資金に充当する方針でありますが、現時点で具体化している事項はありません。具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(笑美面のIPO目論見書より一部抜粋)
笑美面(9237)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
笑美面(9237)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,190円としてオーバーアロットメント含め5.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて4,300枚と少なく希少性があります。
上述の通り笑美面(9237)の事業内容は高齢者等に対するシニアホームの紹介サービスということで、介護家族に向けたシニアライフサポート事業「シニアホーム紹介サービス」と、シニアホームに向けたケアプライム事業「シニアホーム運営コンサルティング」を行っています。
介護家族が高齢者に対する「心の介護」に専念できるよう、2つのサービスを通じて介護家族が納得するシニアホーム選びとシニアホーム業界の質の向上を共に支援しており「介護家族にとって、ホーム介護の利用がポジティブ/当たり前になっている状態」を目指し事業を行っています。
笑美面(9237)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が7社281,370株ありますが、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出はありません。90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。公募株式280,000株のうち4,800株を上限として福利厚生を目的に従業員持株会に売付け(親引け)する予定となっています。
笑美面(9237)の事業内容は今後益々進むであろう深刻な高齢化社会に向けて無くてはならない社会的意義の高い介護関連事業で、業績規模は小さいものの売上は堅調で収益も前期(第13期)より黒字化しており、上場のタイミングとしてはちょうど良さそうですが、IPO目線では人気化しにくい業態となります。
公開規模がIPO想定価格(1,190円)ベースで5.8億円と小さいため需給主導で初値は堅調スタートになると考えられますが、初値高騰となるには厳しいというのが第一印象です。一定数の売り圧力もあり、逃げ足の早いネット証券(SBI証券)主幹事案件という点も加味すると、ひとまずの初値評価はC級評価といったところが無難でしょうか。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこの笑美面(9237)のIPO参加スタンスは普通に参加の方向で行く予定です。ちなみに今回もSBI証券主幹事案件となりますが、人気IPOとはならない可能性が高いため、IPOチャレンジポイントの考察は無しの予定です。
笑美面(9237)のIPO(新規上場)業績等
笑美面(9237)のIPO経営指標
笑美面(9237)のIPO営業収益及び経常損益
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