フォルシア(304A)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月22日)IPO新規上場承認発表された4社のうちの2社目となります。

IPO新規上場承認発表4社2024.11.22

当記事はフォルシア(304A)のIPO詳細記事となりますが、残る3社のうちの1社のキオクシアホールディングス(285A)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いており、もう2社のvisumo(303A)とビースタイルホールディングス(302A)のIPO詳細についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンクさせて頂きます。

フォルシア(304A)の上場日は2024年12月26日(木)で、GVA TECH(298A)とvisumo(303A)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

フォルシア(304A)のIPO(新規上場)情報

設立:2001年3月22日
業種:情報・通信業
事業の内容:膨大・複雑なデータから必要な情報を的確に探し出す検索テクノロジーを基にしたシステム開発・サービス提供並びにコンサルティング

フォルシア(304A)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード304A
名称フォルシア
公募株数200,000株
売出し株数13,100株
オーバーアロットメント31,900株
IPO主幹事証券野村證券
IPO引受幹事証券マネックス証券100%完全抽選
SBI証券
楽天証券100%完全抽選
岡三証券
東海東京証券
松井証券前受け金不要
IPO発表日11月22日(金)
上場日12月26日(木)
仮条件決定日12月6日(金)
ブック・ビルディング期間12月10日(火)~12月16日(月)
公開価格決定日12月17日(火)
IPO申し込み期間12月18日(水)~12月23日(月)
上場時発行済株式総数1,200,000株
時価総額20.4億円
吸収金額4.1億円
想定価格1,700円(170,000円必要)

そしてこのフォルシア(304A)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンラインIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン公式サイト
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フォルシア(304A)のIPO(新規上場)事業内容等

フォルシア(304A)はデジタルビジネスプラットフォーム事業の単一セグメントで、膨大・複雑なデータから必要な情報を的確に探し出す技術基盤「Spook」を基に顧客の課題解決を行う「ソリューション型サービス」と、顧客課題に向き合う中で得た技術・知見をノウハウとして蓄積し、複数顧客が共通で抱える課題の解決策を当社が提供する共通基盤上で提供する「SaaS型サービス」という2つの軸で事業推進しています。

フォルシア(304A)IPO事業概要

ソリューション型サービス

ソリューション型サービスは、技術基盤「Spook」を活用し、膨大かつ複雑なデータを高速かつ正確に処理することで、顧客が直面する特有の問題に対する効果的な解決策を提供しています。大手旅行会社の予約サイトや、膨大な商品を扱う専門商社のECサイトなど、複雑なデータを扱う企業に対して、デジタルビジネスを強化する検索ソリューションを提供し、ユーザーの利便性向上に貢献しています。

SaaS型サービス

SaaS型サービスは、蓄積された技術と知見を活かし、複数の顧客に共通する課題に対して汎用的な解決策を提供しています。旅行・観光業界向けに開発した「webコネクト」は、素材登録、検索、予約管理、電子クーポン発行、外部接続ゲートウェイなど、総合的なEコマース機能を備え、日本国内の多くの旅行会社に導入されています。

【手取金の使途】
手取概算額304,800千円については、第三者割当増資の手取概算額上限49,891千円と合わせた手取概算額合計上限354,691千円を、運転資金として、①採用費及び人件費に80,371千円(2025年2月期:74,100千円、2026年2月期:85,700千円、2027年2月期:120,571千円)、②インフラ費用に4,320千円(2025年2月期:17,000千円、2026年2月期:20,600千円、2027年2月期:36,720千円)を充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(フォルシアのIPO目論見書より一部抜粋)

フォルシア(304A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

フォルシア(304A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,700円としてオーバーアロットメント含め4.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて245,000株と極めて少ないです。

上述の通りフォルシア(304A)の事業内容は膨大・複雑なデータから必要な情報を的確に探し出す検索テクノロジーを基にしたシステム開発・サービス提供並びにコンサルティングということで、独自技術の検索技術基盤「Spook(スプーク)」を活用したソリューションの提供や、旅行・観光業界向け商品販売プラットフォーム「webコネクト」などの提供を行うデジタルビジネスプラットフォーム事業を展開しています。

フォルシア(304A)IPO技術概要

フォルシア(304A)の株主の中にベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株はなく、既存株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。

昨今の企業のIT投資意欲の上昇を背景に事業を拡大しており、業績規模はまだ小さいものの売上収益とも好調に推移しています。公開規模はIPO想定価格(1,700円)ベースで4.1億円と軽量で、IPO募集株数が少ない上にIPO株取得者以外からの売り圧力もありません。そこにIPO主幹事が天下の野村證券ときていますので、需給ひっ迫となりそうです。

フォルシア(304A)の上場日は12月26日(木)で、GVA TECH(298A)とvisumo(303A)と3社同日上場となり、資金分散リスクや年末IPOラッシュ終盤戦による買い疲れリスクなども考えられますが、さすがにこの内容であれば初値は高騰するのではないでしょうか。初値評価は久しぶりにA級評価で良いかと思います。

よって現時点での管理人の個人的なこのフォルシア(304A)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定です。と言ってもIPO主幹事は野村證券でIPO募集株数は極少なので、IPO当選の門は超絶に狭いでしょうね。IPO目線で見ると12月IPOの中では一番レベルでしょうか。ここでIPO当選を頂くことができれば気持ちよく年を越せそうです^^

フォルシア(304A)のIPO(新規上場)業績等

フォルシア(304A)のIPO経営指標
フォルシア(304A)IPO経営指標

フォルシア(304A)のIPO売上高及び経常利益
フォルシア(304A)IPO売上高及び経常利益

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