フォースタートアップス(7089)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。またもや証券コード7080番台のサービス業です。順当に証券コードを消化していますね。

このフォースタートアップス(7089)は昨日2社のIPO新規上場承認発表があったうちの1社で、もう1社の木村工機(6231)についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いております。

フォースタートアップス(7089)の上場日は3月13日(金)で、木村工機(6231)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

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フォースタートアップス(7089)のIPO(新規上場)情報

設立:2016年9月1日
業種:サービス業
事業の内容:スタートアップ企業を対象とした人材支援サービス及びオープンイノベーションサービス等を中心とした成長産業支援事業

フォースタートアップス(7089)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード7089
名称フォースタートアップス
公募株数200,000株
売出し株数600,000株
オーバーアロットメント120,000株
IPO主幹事証券野村證券前受け金不要
IPO引受幹事証券SBI証券
マネックス証券100%完全抽選
丸三証券
岩井コスモ証券
極東証券
いちよし証券(前受け金不要
岡三証券
エース証券
岡三オンライン証券委託幹事
上場日3月13日
仮条件決定日2月21日
ブック・ビルディング期間2月26日~3月3日
公開価格決定日3月4日
IPO申し込み期間3月5日~3月10日
吸収金額13.9億円
想定価格1,520円(152,000円必要)

そして上記をご覧の通りこのフォースタートアップス(7089)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券も入っているため、岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

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フォースタートアップス(7089)のIPO(新規上場)事業内容等

フォースタートアップス(7089)はスタートアップ企業(高い成長性を有し、社会にイノベーションをもたらす企業)を主として人材資源の側面からさまざまな支援を行い、新たな産業を創出することを目的とし、「タレントエージェンシーサービス」及び「アクセラレーションサービス」の2つのサービスを展開しております。

フォースタートアップス(7089)IPO事業内容

タレントエージェンシーサービスはスタートアップ企業に対して人材紹介サービス、採用支援サービス、企業支援サービスと3種類のサービスを提供しております。

フォースタートアップス(7089)IPO人材紹介サービス

アクセラレーションサービスでは人材支援以外の支援サービスを提供しており、オープンイノベーションサービス、採用ブランディングサービスを展開しているほか、国内最大級の成長企業データベースとなる「STARTUP DB」の運営を行っております。

フォースタートアップス(7089)IPOSTARTUP DB

フォースタートアップス(7089)ではこれらを総称して「成長産業支援」と定義しており、この成長産業支援事業を、事業系統図として図示すると以下の通りとなります。

フォースタートアップス(7089)IPO事業系統図


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額274,680千円については第三者割当増資の手取概算額上限167,808千円と合わせて、1.タレントエージェンシー・アクセラレーション両サービスの事業拡大のための採用費・人件費及び社内システムの機能強化のための社内システム開発人員に係る採用費・人件費として352,435千円(2021年3月期に250,000千円、2022年3月期に102,435千円)を充当する予定であります。 2.人員規模拡大に伴う本社移転または増床に係る設備投資として2021年3月期に90,053千円を充当する予定であります。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(フォースタートアップスのIPO目論見書より一部抜粋)

フォースタートアップス(7089)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

フォースタートアップス(7089)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,520円としてオーバーアロットメント含め13.9億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としてはまだギリギリ小型サイズとなる範囲で荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。

設立からわずか3年目にしてのスピード上場となりますが、すでに東証一部に上場しているウィルグループ(6089)の100%出資の子会社となることから、IPO市場では毛嫌いされやすい親子上場となります。公募株200,000株に対して売り出し株600,000株と3倍程度ありますが、売り出し放出人はすべてウィルグループ(6089)となるため、売り出し株比率については特に問題はありません。

株主にベンチャーキャピタルの保有株は無く、筆頭株主となるウィルグループ(6089)を含めた既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。ウィルグループ(6089)はおよそ78%となる2,699,400株保有していますが、今回のIPO新規上場)で600,000株を放出します。

フォースタートアップス(7089)の事業内容は人材紹介サービスということで業態に新規性は無いものの、スタートアップ企業に特化していることからか、業績は初年度から黒字化しており、以降右肩上がりとなっています。

公開規模も大きくはなく、業績も堅調でIPO主幹事は安定の野村證券ということから、親子上場という部分を除けば、不安材料はほぼ無いかと思われます。ウィルグループ(6089)の子会社ということからそれなりに注目度も高そうです。

よって現時点での管理人の個人的なこのフォースタートアップス(7089)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。IPO主幹事はマンモス野村の上、IPO申し込み時の前受け金が不要ということからIPO当選は困難かと思いますが、見せ金不要の完全無料でIPOに参加できるため、当たればラッキー程度の感覚で参加しておいても損は無さそうですね。

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<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのフォースタートアップス(7089)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

フォースタートアップス(7089)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
フォースタートアップス(7089)IPO岡三オンライン証券

フォースタートアップス(7089)のIPO(新規上場)業績等

フォースタートアップス(7089)のIPO経営指標
フォースタートアップス(7089)IPO経営指標

フォースタートアップス(7089)のIPO売上高及び経常利益
フォースタートアップス(7089)IPO売上高及び経常利益

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