グロービング(277A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(10月24日)IPO新規上場承認発表された2社のうちのもう1社のIPO発表が遅かった方です。
当記事はグロービング(277A)のIPO詳細記事となりますが、もう1社のククレブ・アドバイザーズ(276A)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、ご参考にして頂けますと幸いです。
ククレブ・アドバイザーズ(276A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が2社ありました。うち1社は15時39分と遅 …
グロービング(277A)の上場日は変更可能タイプの2024年11月29日(金)~12月5日(木)で、通常通り最短日程(11月29日)で決まったとしても、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券とモルガン・スタンレーMUFG証券と大和証券の3社共同主幹事となっております。
グロービング(277A)のIPO(新規上場)情報
設立:2017年1月20日
業種:サービス業
事業の内容:コンサルティングサービスを提供するコンサルティング事業及び各種SaaSを提供するクラウドプロダクト事業
上場市場 | 東証グロース |
コード | 277A |
名称 | グロービング |
公募株数 | 530,000株 |
売出し株数 | 414,000株 |
オーバーアロットメント | 141,600株 |
IPO主幹事証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 モルガン・スタンレーMUFG証券 大和証券 |
IPO引受幹事証券 | 野村證券 SBI証券 楽天証券(100%完全抽選) 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) 岩井コスモ証券 岡三証券 極東証券 あかつき証券 auカブコム証券(委託幹事決定) 大和コネクト証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 10月24日(木) |
上場日 | 11月29日(金)~12月5日(木)のいずれかの日 |
仮条件決定日 | 11月13日(水) |
ブック・ビルディング期間 | 11月14日(木)~最長11月26日(火) |
公開価格決定日 | 11月21日(木)~11月27日(水) |
IPO申し込み期間 | 最短11月22日(金)~最長12月3日(月) |
上場時発行済株式総数 | 5,745,600株 |
時価総額 | 222.9億円 |
吸収金額 | 42.1億円 |
想定価格 | 3,880円(388,000円必要) |
今回の募集は簡易型のグローバルオファリングとなっているため、売出株式414,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっています。国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集の需要状況等を勘案した上で、公開価格決定日11月21日(木)~11月27日(水)に決定されます。
そしてこのグロービング(277A)のIPO共同主幹事の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券と大和証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券と大和コネクト証券、平幹事の中には岡三証券が入っているため、岡三オンラインがそれぞれIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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グロービング(277A)のIPO(新規上場)事業内容等
グロービング(277A)はグループ会社で、グロービング株式会社と連結子会社3社(株式会社アバランチ、上海巨球協英信息技術有限公司及びX-AI.Labo株式会社)で構成されており、準委任契約によるコンサルティングサービスを提供する「コンサルティング事業」と各種SaaSを提供する「クラウドプロダクト事業」の2つの事業を展開しております。
コンサルティング事業においては「Joint Initiative(JI)型コンサルティング」と「従来型コンサルティング」の2種のサービスを提供しております。
「Joint Initiative(JI)型コンサルティング」では同社コンサルタントが顧客の立場で事業責任者等として事業を推進することで通常のコンサルティングサービスより一段踏み込んで、人材・ノウハウ等を提供し、顧客の事業や改革をハンズオンで実行し、将来的には新規事業の売上増加・コスト削減等の利益をクライアントとシェアすることも目指します。
「従来型コンサルティング」では事業責任者等の派遣を伴わず「内なる外(外部視点を持ったインサイダー)」としてCxOクラスの伴走者となり、戦略立案・実行/DX・AI活用を支援する従来型コンサルティングサービスも提供しております。
コンサルティング事業で蓄積した汎用性の高いノウハウをシステム化しSaaS型プロダクトで提供しております。
【手取金の使途】
手取概算額1,864,888千円については、主に事業拡大のための人件費として13,022千円(2025年5月期571,910千円、2026年5月期141,112千円)、オフィス増床等に伴う費用として88,942千円(2026年5月期688,942千円)、クラウドプロダクト事業におけるソフトウエアの開発費として62,924千円(2025年5月期161,124千円、2026年5月期301,800千円)に充当する予定です。
上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(グロービングのIPO目論見書より一部抜粋)
グロービング(277A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
グロービング(277A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,880円としてオーバーアロットメント含め42.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて1,085,600株と多くなく少なくもなくといったところですが、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売(未定)もあるため、国内分の募集株数は減少します。
上述の通りグロービング(277A)の事業内容はコンサルティングサービスを提供するコンサルティング事業及び各種SaaSを提供するクラウドプロダクト事業ということで、Joint InitiativeとAI(人工知能)で従来型のコンサルティングを再定義し、高いオペレーション効率と、労働集約性を脱却したビジネスモデルを展開しています。
コンサルティング業務において、従来若手コンサルタントを中心に時間及び工数を費やしていた作業をAI(人工知能)で代替し、無駄の無いコンサルタント構造へ変革することに取り組んでいます。
グロービング(277A)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く既存の上位株主(新株予約権者含む)には解除価格無しで180日間の任意ロックアップ及び継続所有確約の制度ロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。
コンサルティングサービスは許認可制度や資格制限がないことに加え、大規模な設備投資も不要であることから参入障壁の低い業態で、すでに上場済みの同業他社も多数ありますが、グロービング(277A)はAIやSaaSを活用したコンサルサービスを展開しており、コンサル会社そのものはIPO市場では比較的人気化しやすい傾向があります。
業績は堅調に推移しており、単価が値ガサなため公開規模は中規模サイズとなりますが、IPO株数は多くない上に海外投資家への販売もあり、上場時の余計な売り圧力もないため、初値は堅調にスタートする可能性が高そうです。ひとまずの初値評価はC級評価といったところでしょうか。
とりあえず現時点の管理人の個人的なこのグロービング(277A)のIPO参加スタンスは参加の方向で考える予定ではありますが、最終的にはそこそこの値がさ株となるため、今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価、大手初値予想会社の見解などを見てから慎重に決めようと思います。
グロービング(277A)のIPO(新規上場)業績等
グロービング(277A)のIPO経営指標
グロービング(277A)のIPO売上高及び経常利益
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