ハルメクホールディングス(7119)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。よくやく待ちに待ったIPO新規上場承認発表です。明日以降も続々と登場しそうな雰囲気が漂ってきました。
ハルメクホールディングス(7119)の上場日は2023年3月23日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券と大和証券の2社共同主幹事となっております。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ 大和証券公式サイト
2月16日(木)に日本ナレッジ(5252)が3月23日(木)上場分としてIPO新規上場承認発表されたため、3月23日(木)は2社同日上場となります。
2月17日(金)にアイビス(9343)が3月23日(木)上場分としてIPO新規上場承認発表されたため、3月23日(木)は3社同日上場となります。
ハルメクホールディングス(7119)のIPO(新規上場)情報
設立:2020年7月9日
業種:小売業
事業の内容:雑誌「ハルメク」、動画や講座の配信サービス「ハルメク365」を提供する「情報コンテンツ」事業、カタログ、EC、店舗でオリジナル商品を開発・販売する「物販」事業
上場市場 | 東証グロース |
コード | 7119 |
名称 | ハルメクホールディングス |
公募株数 | 2,222,000株 |
売出し株数 | 226,000株 |
オーバーアロットメント | 367,200株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 大和証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 楽天証券(100%完全抽選) マネックス証券(100%完全抽選) 松井証券(前受け金不要) 岩井コスモ証券 岡三証券 大和コネクト証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 2月15日(水) |
上場日 | 3月23日(木) |
仮条件決定日 | 3月3日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 3月6日(月)~3月10日(金) |
公開価格決定日 | 3月13日(月) |
IPO申し込み期間 | 3月14日(火)~3月17日(金) |
上場時発行済株式総数 | 10,222,000株 |
時価総額 | 158.4億円 |
吸収金額 | 43.6億円 |
想定価格 | 1,550円(155,000円必要) |
公募株式2,222,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定(半数未満)となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、発行価格決定日3月13日(月)に決定されます。
そしてこのハルメクホールディングス(7119)のIPO主幹事は大和証券となっていることから、グループ会社となる大和コネクト証券、平幹事の中には岡三証券が入っていることから、グループ会社となる岡三オンラインがそれぞれIPO委託幹事(裏幹事)となる可能性が高いです。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ 大和コネクト証券公式サイト
詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン公式サイト
※当ブログ限定タイアップキャンペーン開催中!
ハルメクホールディングス(7119)のIPO(新規上場)事業内容等
ハルメクホールディングス(7119)はグループ会社で、株式会社ハルメクホールディングス及び連結子会社6社(株式会社ハルメク、株式会社ハルメク・エイジマーケティング、株式会社ハルメク・ビジネスソリューションズ、ハルメク・ベンチャーズ株式会社、株式会社全国通販、株式会社ジャパンホーム保険サービス)で構成されており、雑誌「ハルメク」の出版をはじめ、商品の開発や販売、旅行や講座といったサービスの提供など、さまざまな事業を行うシニア向けプラットフォームビジネスを展開しています。
ハルメク事業は、販売部数全雑誌No.1である雑誌「ハルメク」の出版によりお客様を獲得し、雑誌に共感してくださったお客様に対して、雑誌の特集と連動するなどしたオリジナル商品等(オリジナル商品比率:7割)を、雑誌と同封してお送りするカタログによる通信販売で提案・販売することや、雑誌の特集と連動するなどしたイベント部門が講座や旅行などを提供することにより、お客様の満足度を高めると共に、収益を獲得している事業となります。
全国通販事業は、新聞広告などで集客したお客様へ通販カタログ「ことせ」を送付し、通信販売で商品等を提案・販売し、収益を獲得している事業となります。こちらもハルメク事業同様にシニア女性をターゲットとしておりますが、販売している商品の価格が低価格であることからハルメク事業の顧客属性とは異なっており、棲み分けがなされております。
【手取金の使途】
手取概算額3,123百万円に海外販売の手取概算額(未定)及び第三者割当増資の手取概算額上限523百万円を合わせた、手取概算額合計上限3,647百万円については、①当社子会社である株式会社ハルメク・ビジネスソリューションズにおけるシステム投資のための投融資として242百万円(2024年3月期に242百万円)、②借入金の返済として3,405百万円(2024年3月期に3,405百万円)に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(ハルメクホールディングスのIPO目論見書より一部抜粋)
ハルメクホールディングス(7119)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ハルメクホールディングス(7119)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,550円としてオーバーアロットメント含め43.6億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて24,480枚と多めにありますが、海外投資家への販売もあります。
上述の通りハルメクホールディングス(7119)の事業内容は雑誌「ハルメク」、動画や講座の配信サービス「ハルメク365」を提供する「情報コンテンツ」事業、カタログ、EC、店舗でオリジナル商品を開発・販売する「物販」事業ということで、主に50代から70代までの女性をターゲットに、人生の後半を元気に前向きに楽しく暮らせるためのシニア向けサービスを展開しています。
ハルメクホールディングス(7119)の主要顧客となっているシニア女性を含むシニア市場は高齢化の進展に伴い拡大し続けている市場で、その傾向は今後も継続する見通しであり、シニア女性と言っても50代から70代までを中心としたアクティブな女性をターゲットとしていることから、比較的競合の少ない成長市場に参入しており、シニア女性を中心に抜群の知名度を誇っているようです。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
設立は2020年7月となっていますが、1989年5月に設立されたユーリーグ株式会社が株式会社ハルメクホールディングスの前身となっています。ただこのユーリーグ株式会社はちょっとした黒歴史を持っており、株式投資の失敗や会計システムの不具合による信用不安から65億円の負債を抱え、2009年3月に民事再生の申し立てを行っています。その後はファンドの子会社としていきいき株式会社が設立され、ユーリーグ株式会社の全事業を事業譲受しています。
ハルメクホールディングス(7119)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため上場時の余計な売り圧力はありません。
公開規模はIPO想定価格(1,550円)ベースで43.6億円と、東証グロース市場への上場としてはやや荷もたれ感のある水準となり、セクターもIPO市場では人気化しにくい「小売業」となりますが、業績は堅調に推移しており、抜群の知名度に伴う話題性や、海外投資家への販売もあることから、大幅上昇は無いものの公募割れ不安も少なく、初値は堅調にスタートするのではないかと思っています。
市場環境はもちろんのこと3月のIPO案件が出揃ってみないと何とも言えない部分はありますが、IPOラッシュ前半戦ということを鑑みると、ひとまずの初値評価はC級評価で問題無いと考えているため、現時点の管理人の個人的なこのハルメクホールディングス(7119)のIPO参加スタンスは一部参加の方向で行く予定です。
ハルメクホールディングス(7119)のIPO(新規上場)業績等
ハルメクホールディングス(7119)のIPO経営指標
ハルメクホールディングス(7119)のIPO売上収益及び営業利益
IPO歴15年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPO投資にオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
⇒ IPO投資用オススメ証券会社ランキング
IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。