INGS(245A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月22日)もまたIPO新規上場承認発表が1社ありました。「INGS」と書いて「イングス」と読みます。
これで4日連続のIPO発表となり、9月IPOもようやく4社目となりましたが、まだ9月は空席が27日(金)と30日(月)と2席ありますので、IPOが増える可能性は十分ありそうです。
INGS(245A)の上場日は2024年9月26日(木)で、上場日可変タイプのグロースエクスパートナーズ(244A)の上場日が最短日(9月26日)で決定すれば2社同日上場となります。上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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8月23日(金)にキッズスター(248A)とアスア(246A)が同日上場でIPO新規上場承認発表されたため、上場日9月26日(木)は4社同日上場(予定)となります。
INGS(245A)のIPO(新規上場)情報
設立:2009年3月18日
業種:小売業
事業の内容:「らぁ麺 はやし田」、「CONA」、「焼売のジョー」を中心とする飲食事業の運営
上場市場 | 東証グロース |
コード | 245A |
名称 | INGS(イングス) |
公募株数 | 432,000株 |
売出し株数 | 105,000株 |
オーバーアロットメント | 80,500株 |
IPO主幹事証券 | SMBC日興証券 |
IPO引受幹事証券 | 大和証券 岩井コスモ証券 楽天証券(100%完全抽選) 極東証券 東海東京証券 あかつき証券 丸三証券 SBI証券 大和コネクト証券(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 8月22日(木) |
上場日 | 9月26日(木) |
仮条件決定日 | 9月6日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 9月9日(月)~9月13日(金) |
公開価格決定日 | 9月17日(火) |
IPO申し込み期間 | 9月18日(水)~9月24日(火) |
上場時発行済株式総数 | 2,432,000株 |
時価総額 | 43.0億円 |
吸収金額 | 10.9億円 |
想定価格 | 1,770円(177,000円必要) |
そしてこのINGS(245A)のIPO幹事団(シンジケート)の中には大和証券が入っているため、グループ会社となる大和コネクト証券がすでにIPO委託幹事(裏幹事)に入ることが確定しています。
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INGS(245A)のIPO(新規上場)事業内容等
INGS(245A)はラーメン事業による直営店の運営(直営店部門)及びプロデュース店へラーメン食材販売や店舗運営のノウハウ提供等(プロデュース部門)、並びにレストラン事業による直営店の運営(直営店部門)及びライセンス店へ「CONA」及び「焼売のジョー」のライセンス貸与(ライセンス部門)を展開しています。
一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)を中心に都市型店舗を軸とし、郊外型・ロードサイド店舗及び商業施設内店舗の直営店を展開しており、個店感を出すためにブランド食材を使用し店内で炊き上げたスープと同社オリジナル調合の醤油タレ及び麺を使用しています。
直営店部門で培ったノウハウやレシピを生かし、ラーメン店の開業を希望する店舗オーナーに対して、契約に基づき同社が定めた金額にて同社のPB(プライベートブランド)商品を販売、ラーメン店の開業に関する支援、メニュー開発、店舗運営ノウハウをプロデュースフィーで提供し、プロデュース店として全国的に展開しています。
老若男女、時間帯を問わず、様々なシチュエーションにて利用できるブランドで、カジュアルイタリアンバルをイメージした「CONA」及び特製焼売を主軸商品とした大衆酒場である「焼売のジョー」を一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)を中心に展開しています。
「CONA」及び「焼売のジョー」のライセンス貸与、並びに店舗デザイン、接客サービス等の店舗運営ノウハウ、食材の提供を行い、店名は直営店と同じくブランド名とし、全国的に展開しており、食材の提供は契約に基づき同社が定めた金額にて同社のPB(プライベートブランド)商品等を提供しています。
【手取金の使途】
手取概算額691,468千円に本第三者割当増資の手取概算額上限130,627千円を合わせた、手取概算額合計上限822,096千円については、ラーメン事業直営店の新規出店のための差入保証金及び設備投資資金として355,618千円(2025年8月期277,427千円7店舗、2026年8月期78,191千円2店舗)並びにレストラン事業直営店の新規出店のための差入保証金及び設備投資資金として466,478千円(2025年8月期380,136千円8店舗、2026年8月期86,342千円2店舗)に充当する予定です。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(INGSのIPO目論見書より一部抜粋)
INGS(245A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
INGS(245A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,770円としてオーバーアロットメント含め10.9億円と10億円超えではあるものの規模的に東証グロース市場への上場としてはまだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。IPO募集株数も公募株及び売り出し株(OA分)合わせて617,500株と多くはありません。
上述の通りINGS(245A)の事業内容は「らぁ麺 はやし田」、「CONA」、「焼売のジョー」を中心とする飲食事業の運営ということで、飲食店(ラーメン店、レンストラン)の経営からフランチャイズのプロデュースなどの事業を展開しています。
ラーメン事業及びレストラン事業という異なる2つの事業を展開し、それぞれ複数ブランドを有することを活用し、様々な店舗フォーマットと「らぁ麺 はやし田」を中心とした特徴の異なった自社開発による8ブランドを掛け合わせた店舗展開を行い、店舗数も右肩上がりで伸ばしています。
INGS(245A)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存株主(新株予約権者含む)には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。
一見すると外食関連企業は地味な印象を受けますが、株主優待期待などもあって、IPO市場では比較的人気の高い業態となり、IPO愛好家との相性も良い傾向があります。特にアフターコロナの外食関連銘柄への資金流入は好調で、直近の外食関連IPOの初値もパフォーマンスは以下の通り良好です。
2023年12月15日(金)上場のラーメンチェーンの魁力屋(5891)は公開規模23.3億円とやや荷もたれ感のある規模でありながらも、公募価格1,400円に対して付いた初値は1,822円(上昇率:30.1%)と堅調スタートとなりました。
2024年2月28日(水)上場の立呑み居酒屋チェーンの光フードサービス(138A)は公開規模9.7億円と軽量サイズだったことから、公募価格2,660円に対して付いた初値は5,850円(上昇率:119.9%)と好スタート。ちなみにこの光フードサービス(138A)の初値売却益(+319,000円)は今のところ今年(2024年)のIPO利益No.1銘柄となっています。
もちろん上記2社の上場時と今では環境も地合いも違うので、同じような道を辿るかどうかはわかりませんが、直近でこういった前例があり、INGS(245A)は業績も好調で公開規模もちょうど良いサイズ感となると期待値は上がりますね。地合い不透明ではあるものの、ひとまずの初値評価はB級評価あたりが妥当でしょうか。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのINGS(245A)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定で考えています。IPO主幹事は個人的に相性の良いSMBC日興証券で、微力ながらもIPO優遇特典(ステージ別抽選)も上げていますが、ここ最近はIPO優遇特典の恩恵どころか通常の当選さえも頂けていない状況なので、そろそろ順番が回って来てほしいと思うところです。
INGS(245A)のIPO(新規上場)業績等
INGS(245A)のIPO経営指標
INGS(245A)のIPO売上高及び経常利益
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