インテグループ(192A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月15日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。
5月は5月1日(水)、5月8日(水)、5月15日(水)と三週連続で水曜日にIPO新規上場承認が発表されています。おそらく偶然かとは思いますが、こういうちょっとしたクセが何かしら微妙に気になるところです^^;
インテグループ(192A)の上場日は2024年6月18日(火)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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インテグループ(192A)のIPO(新規上場)情報
設立:2007年6月13日
業種:サービス業
事業の内容:M&A仲介業
上場市場 | 東証グロース |
コード | 192A |
名称 | インテグループ |
公募株数 | 50,000株 |
売出し株数 | 480,200株 |
オーバーアロットメント | 79,400株 |
IPO主幹事証券 | SMBC日興証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 |
IPO発表日 | 5月15日(水) |
上場日 | 6月18日(火) |
仮条件決定日 | 5月31日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 6月3日(月)~6月7日(金) |
公開価格決定日 | 6月10日(月) |
IPO申し込み期間 | 6月11日(火)~6月14日(金) |
上場時発行済株式総数 | 2,050,000株 |
時価総額 | 78.5億円 |
吸収金額 | 23.3億円 |
想定価格 | 3,830円(383,000円必要) |
インテグループ(192A)のIPO幹事団(シンジケート)はIPO主幹事含め2社しかなく、このIPO幹事団(シンジケート)構成ではIPO委託幹事(裏幹事)は無い可能性が高いです。
インテグループ(192A)のIPO(新規上場)事業内容等
インテグループ(192A)は会社・事業の売却を希望する経営者又は企業(売り手)と買収を希望する企業(買い手)に対し、初期の相談から、企業価値評価、候補企業・スキームの提案、資料作成、トップ面談、条件交渉、基本合意、デューデリジェンスのアレンジ、最終契約に至るまでワンストップで支援するサービスを行っています。
売り手・買い手ともに、着手金(一般的に仲介契約書締結時に発生)、中間金(一般的に基本合意書締結時に発生)を徴収せず、成功報酬のみでM&Aを支援しており、最低成功報酬額を1,500万円(税抜)とし、上場している大手M&A仲介専門会社4社と比して低い水準に設定しています。
インテグループ(192A)のM&A仲介サービスは、M&Aの初期相談から最終のクロージングまで、コンサルタント1名が一気通貫で支援する体制をとっており、プロセスごとに担当を分ける分業制に対して一気通貫の支援体制では、全てのプロセスに精通したコンサルタントが最初から顧客の相談に乗ることで、顧客との信頼を醸成できることに加え、論点が早い段階で明確になり、顧客に寄り添った質の高いサービスが提供可能になります。
【手取金の使途】
手取概算額171,180千円については、運転資金として171,180千円(2025年5月期:69,287千円、2026年5月期:101,893千円)を充当する予定であり、コンサルタント等の人材採用費・人件費として137,877千円(2025年5月期:59,400千円、2026年5月期:78,477千円)、広告投資拡大のために33,303千円(2025年5月期:9,887千円、2026年5月期:23,416千円)に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(インテグループのIPO目論見書より一部抜粋)
インテグループ(192A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
インテグループ(192A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,830円としてオーバーアロットメント含め23.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO募集株数はやや値ガサ株となることから公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて609,600株と多くはありません。
上述の通りインテグループ(192A)の事業内容はM&A仲介業ということで、中小規模のM&Aに特化しており、M&Aの初期相談から最終のクロージングまでをコンサルタント1名が一気通貫で支援する体制を整えている完全成功報酬制(最低成功報酬額1,500万円)のM&A専門会社です。
会社売却を希望する経営者に、初期相談から、売却見込額の査定、買い手候補企業・譲渡スキームの提案、必要資料の準備、買い手候補の選定、買い手候補への提案、買い手候補との面談、条件交渉、基本合意、デューデリジェンスのアレンジ、最終契約に至るまでをワンストップで支援しています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
インテグループ(192A)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存株主(新株予約権者含む)の多くには解除価格無しで180日間のロックアップ及び継続保有の確約が行われています。
今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は公募株50,000株に対して売り出し株は480,200株で売り出し比率は9.6倍、売り出し株の放出人は筆頭株主で共同創業者の藤井一郎氏と籠谷智輝氏がそれぞれ同数の株式(240,100株)を売り出すこととなっています。
中小企業庁の2020年の事務局説明資料によると2025年までに平均的な引退年齢である70歳を超える中小企業及び小規模事業者の経営者は約245万人となっており、そのうち約半数の127万人が後継者未定であるようです。
こうした後継者不足を背景に中小企業の事業承継問題という社会的課題の解決策の一つとしてM&Aの活用が期待されており、M&A業界は需要も多く参入障壁も低いため、同業他社も業績を伸ばしながら、年に数件は上場までたどり着くというケースが増えて来ています。
もちろんこのインテグループ(192A)もご多分に漏れず、第13期(2020年5月期)はコロナ禍の影響からか赤字着地となっていますが、おおむね増収増益の右肩上がりで推移しながら今回の上場までたどり着いています。M&Aは社会ニーズともマッチしており成長への期待値も高く、人気化しやすい業態でもあります。
インテグループ(192A)の公開規模はIPO想定価格(3,830円)ベースで23.3億円とやや荷もたれ感のあるサイズとなりますが、過去のM&A関連企業の上場時の初値パフォーマンスは良く、VC不在で上場時の余計な売り圧力も無いことから初値は堅調にスタートするのではないかと考えられます。ひとまずの初値評価はB級評価といったところで問題ないでしょうか。
IPO想定価格ベース3,830円と、最近にしては値ガサ株となるため、リスクも大きくなりますが、その分リターンも大きくなります。ただ、上述の通り業態人気もあり業績も堅調、過去のM&A関連企業の初値も好スタートとなっていることから、管理人の個人的なこのインテグループ(192A)のIPO参加スタンスも積極参加で行く予定で考えています。と言ってもIPO幹事団(シンジケート)はIPO主幹事含め2社しかありませんが^^;
インテグループ(192A)のIPO(新規上場)業績等
インテグループ(192A)のIPO経営指標
インテグループ(192A)のIPO売上高及び経常損益
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