INTLOOP(9556)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(6月6日)はIPO新規上場承認発表が1社のみありました。INTLOOPと書いて「イントループ」と読みます。ようやく7月の第一号IPOの登場ですね。
INTLOOP(9556)の上場日は2022年7月8日(金)で、今のところは単独上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事は可もなく不可もなくの東海東京証券となっております。
INTLOOP(9556)のIPO(新規上場)情報
設立:2005年2月25日
業種:サービス業
事業の内容:フリーランスを活用したコンサルティング・システム開発支援等
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9556 |
名称 | INTLOOP(イントループ) |
公募株数 | 600,000株 |
売出し株数 | 575,000株 |
オーバーアロットメント | 176,200株 |
IPO主幹事証券 | 東海東京証券 |
IPO引受幹事証券 | 香川証券 SBI証券 楽天証券(100%完全抽選) マネックス証券(100%完全抽選) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 岩井コスモ証券 東洋証券 あかつき証券 auカブコム証券(委託幹事) SBIネオトレード証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 6月6日(月) |
上場日 | 7月8日(金) |
仮条件決定日 | 6月20日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 6月22日(水)~6月28日(火) |
公開価格決定日 | 6月29日(水) |
IPO申し込み期間 | 6月30日(木)~7月5日(火) |
時価総額 | 160.0億円 |
吸収金額 | 47.0億円 |
想定価格 | 3,480円(348,000円必要) |
そしてこのINTLOOP(9556)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券もIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いです。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ auカブコム証券公式サイト
当ブログ限定タイアップキャンペーン開催中!
INTLOOP(9556)のIPO(新規上場)事業内容等
INTLOOP(9556)は3つのサービスで構成され、新規事業や業務改革など様々な経営課題を抱える顧客企業に対して、コンサルティング業務やシステム開発における知見やノウハウを有する専門性の高いプロフェッショナルフリーランス人材を提供する「プロフェッショナル人材ソリューションサービス」、INTLOOP社員が中心となりフリーランスとのハイブリッドなチーム構成で提供する「コンサルティングサービス」、営業先候補の開拓を目的とした情報サービスとして「Webサービス」を提供しています。
フリーランス(コンサルタント/ITエンジニア)向けの案件紹介サイトとして、High Performer Consultant、High Performer PMO、TECH STOCK、バチグマ、転職支援サービスのサイトとして、High Performer Career、テクストキャリアといったサービスで構成され、サービスに登録されたフリーランス人材に対し、顧客企業の各種プロジェクト等の案件を紹介し、フリーランス人材の希望に応じたマッチングを経て、顧客企業への提案を行い、顧客企業が提案内容に合意後、サービス提供が開始されます。
顧客企業の様々な経営課題の解決や企業の変革を支援し、中長期的視点において利益創出を実現するためのコンサルティングサービスを当社社員1名から提供しており、戦略からIT導入に至るまで、また上流工程から下流工程まで、大手のコンサルティングファームと同様のレベルの多様なサービスの提供が可能です。
売上のほとんどはプロフェッショナル人材ソリューションサービス及びコンサルティングサービスで占められますが、顧客企業の多様なニーズに対応することと、既存顧客も含めた営業先候補を開拓することを目的に、WebベースでのIT関連の情報サービス提供を行っています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
ちなみに上記動画の女性は、現在放送中の「仮面ライダーリバイス」の仮面ライダーアギレラ(夏木 花)役で出演されている「浅倉 唯(あさくら ゆい)」さんという絶賛活躍中の女優さんらしいです。仮面ライダーを見ている年頃のお子さんがいらっしゃる方はご存知かもしれませんね。
【手取金の使途】
手取概算額1,902,960千円については第三者割当増資の手取概算額上限564,121千円と合わせた手取概算額合計上限2,467,081千円を、運転資金として①人材採用費1,100,000千円(2023年7月期250,000千円、2024年7月期400,000千円、2025年7月期450,000千円)、②広告宣伝費1,000,000千円(2023年7月期300,000千円、2024年7月期350,000千円、2025年7月期350,000千円)及び③システム開発費350,000千円(2023年7月期100,000千円、2024年7月期100,000千円、2025年7月期150,000千円)に充当する予定であります。
なお、上記使途以外の残額は、事業拡大のための運転資金に充当する方針でありますが、現時点で具体化している事項はありません。
具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品にて運用する予定であります。
(INTLOOPのIPO目論見書より一部抜粋)
INTLOOP(9556)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
INTLOOP(9556)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,480円としてオーバーアロットメント含め47.0億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズから大型サイズの範囲となり、荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて11,750枚とやや多めにあります。
上述の通りINTLOOP(9556)の事業内容はフリーランスを活用したコンサルティング・システム開発支援等ということで、主軸となるコンサルティング事業とそれに伴うDX(デジタルトランスフォーメーション)人材のソリューション提供を通じて、企業が抱える多種多様な課題解決を支援しています。
INTLOOP(9556)に蓄積された知見及びノウハウと、登録されたおよそ25,000人のコンサルタント/エンジニアのプロフェッショナル(DXスペシャリスト)が、企業(大手企業からベンチャー企業まで)の求める経営・業務に対するあらゆる課題を即戦力で解決するサービスの提供を行っています。
INTLOOP(9556)の株主の中にはベンチャーキャピタルや投資ファンドの保有株は無く、既存の上位大株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。
事業内容はイマドキで人気化しやすい業態、業績も売上収益ともに右肩上がりで順調に推移しておりますが、公開規模はIPO想定価格(3,480円)ベースで47.0億円と東証グロース市場への上場としては大きく、IPO幹事団(シンジケート)は主幹事の東海東京証券を筆頭に平幹事は中堅証券及びネット証券で固められており、微妙に不安があります。
東海東京証券は今年(2022年)に入って3月31日(木)上場のノバック(5079)、4月21日(木)上場のASNOVA(9223)と2社のIPO主幹事を務めていますが、いずれも公募割れスタートとなっており成績は全敗。特にノバック(5079)に関しては引き受け価格よりも下の水準でシンジケートカバーを入れており、初値には無関与とのウワサもあるため、規模も大きく単価もそれなりなので、万が一公募割れでもしようものなら、どこまで落ちるのかわかりません。怪しい雰囲気ならスルーが安パイでしょうか。
いずれにしてもこの時期にこの規模及び単価となると、警戒感を持って行く必要があるため、ひとまずの初値評価はD級評価で、現時点の管理人の個人的なこのINTLOOP(9556)のIPO参加スタンスも中立とし、今後の株式市場及びIPO市場の動向や大手初値予想会社の見解を見ながら決めて行きたいと思います。このIPO案件も次回初値予想記事の時までには決める予定となり、結局のところ微妙なIPO銘柄が続いているという状況です。
INTLOOP(9556)のIPO(新規上場)業績等
INTLOOP(9556)のIPO経営指標
INTLOOP(9556)のIPO売上高及び経常利益
IPO歴15年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPO投資にオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
⇒ IPO投資用オススメ証券会社ランキング
IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。