日本ビジネスシステムズ(5036)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(6月28日)はIPO新規上場承認発表が1社ありましたが、すでに8月分となることから7月は4社で確定となりそうです。
日本ビジネスシステムズ(5036)の上場日は2022年8月2日(火)で、今のところは単独上場、上場市場は可もなく不可もなくの東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券とみずほ証券の2社共同主幹事となっております。銘柄が良ければそこそこのチャンスなのですけどね。
日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO(新規上場)情報
設立:1990年10月4日
業種:情報・通信業
事業の内容:マイクロソフト製品を中心とした、DX計画策定からクラウドによる効果創出までの一貫したITサービスの提供
上場市場 | 東証スタンダード |
コード | 5036 |
名称 | 日本ビジネスシステムズ |
公募株数 | 2,438,000株(自己株式の処分) |
売出し株数 | 0株 |
オーバーアロットメント | 365,700株 |
IPO主幹事証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | 野村證券(前受け金不要) SMBC日興証券 東海東京証券 SBI証券 岡三証券 岩井コスモ証券 東洋証券 むさし証券 auカブコム証券(委託幹事) 岡三オンライン証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 6月28日(火) |
上場日 | 8月2日(火) |
仮条件決定日 | 7月14日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 7月15日(金)~7月22日(金) |
公開価格決定日 | 7月25日(月) |
IPO申し込み期間 | 7月26日(火)~7月29日(金) |
上場時発行済株式総数 | 24,183,200株 |
時価総額 | 343.4億円 |
吸収金額 | 39.8億円 |
想定価格 | 1,420円(142,000円必要) |
そしてこの日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券となっていることから、グループ会社となるauカブコム証券、平幹事には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンライン証券がそれぞれIPO委託幹事(裏幹事)として追加されそうです。特にauカブコム証券はIPO主幹事からの委託となるため、割り当て数も比較的多めにあるかと思います。
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日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO(新規上場)事業内容等
日本ビジネスシステムズ(5036)は独立系クラウドインテグレーターとして、マイクロソフトクラウドサービスなどを活用し、顧客のパフォーマンスを最大化することが可能なコンサルティング及びITサービスを提供しています。
日本ビジネスシステムズ(5036)はIT領域において、DX(デジタルトランスフォーメーション)計画策定からクラウドによる効果の創出まで一貫してサービスを提供するモデルとなっており、計画策定からクラウド基盤設計・構築を行う「クラウドインテグレーション事業(CI)」、クラウド利活用のための運用支援を行う「クラウドサービス事業(CS)」、クラウドの運用及び利活用に必要なライセンスや関連製品を取り扱う「ライセンス&プロダクツ事業(L&P)」によって構成されております。
マイクロソフト社のクラウド製品である「Azure(Microsoft Azure)/M365(Microsoft365)/D365(Dynamics365)」及び周辺クラウドサービスの導入を支援しております。
「Azure/M365/D365」を含む、クラウド利活用における保守・運用・改善を請け負い、一貫したサポートを提供しております。
主に顧客のシステム開発における基盤となるマイクロソフト社の「Azure」「M365」「D365」等をはじめとしたクラウドソリューションとライセンス・関連機器をリセールとして提供しております。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額3,185,313千円及び第三者割当による自己株式の処分による手取概算額上限480,346千円を合わせた、手取概算額合計上限3,665,659千円については、①人材の採用等に係る費用及び人件費並びに②サービス基盤拡充・新規サービスの開発に充当する予定です。
なお、上記調達資金の具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(日本ビジネスシステムズのIPO目論見書より一部抜粋)
日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
日本ビジネスシステムズ(5036)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,420円としてオーバーアロットメント含め39.8億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は売り出し株無しの公募株のみで24,380枚と比較的多めにあり、海外投資家への販売はありません。
上述の通り日本ビジネスシステムズ(5036)の事業内容はマイクロソフト製品を中心とした、DX計画策定からクラウドによる効果創出までの一貫したITサービスの提供を行っており、日本マイクロソフトが認定するゴールドパートナー(マイクロソフトパートナーの最上位レベル)で、情報系インフラの構築、保守・監視・運用をワンストップで提供しています。
クラウドサービス事業の継続契約型の保守運用売上とライセンス&プロダクツ事業のクラウドライセンス売上は定期的な契約更新により安定的な売上が見込めるストック収益型のビジネスモデルとなっており、クラウドとオンプレミスのハイブリッドクラウドによって、顧客の状況に合わせたクラウド活用を提案することが可能となっています。
日本ビジネスシステムズ(5036)の株主の中にはベンチャーキャピタルや投資ファンドの保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。さらに公募株(2,438,000株)のうちの364,600株は株式会社三菱総合研究所に売付け(親引け)する予定で、その株式については継続保有を確約する形となっています。
IPO市場では人気の高い「情報・通信業」セクターで、事業内容もクラウド及びDX(デジタルトランスフォーメーション)とイマドキですが特に新規性は無く、設立から30年以上のオールド企業という点でも成熟感があります。業績規模もすでに大きく、売上、収益ともに横ばいながらも黒字で堅調に推移していますので、グロース株(成長株)とは言い難い内容ですね。
現状のIPO市場は二極化しており、人気化するIPO案件は大きく買いが膨らみますが、不人気IPOに関しては閑古鳥が鳴いています。この日本ビジネスシステムズ(5036)の立ち位置はどちらかと言うと後者寄りに見えます。成熟感があることや公開規模に荷もたれ感があることから、ひとまずの初値評価はD級評価とさせて頂きます。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこの日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO参加スタンスは中立で、今後のIPO市場の動向や大手初値予想会社の見解を見ながら考えて行きたいと思います。IPO共同主幹事2社のうち1社は個人投資家に優しい三菱UFJモルガン・スタンレー証券となることから、申し込めば当選確率は比較的高そうな気がします。
日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO(新規上場)業績等
日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO経営指標
日本ビジネスシステムズ(5036)のIPO売上高及び経常利益
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