ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、個人的主観を含めた内容を簡単に、そして初値予想などに関する考察もご紹介させて頂きます。
ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)の上場日は2月20日(木)で、今のところは単独上場、上場市場は東証インフラファンド市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。
ようやく今年(2020年)初のIPO新規上場承認発表があったかと思えば通常の株式IPOではなくインフラファンドのIPOでした。いつも通り、通常の株式IPOとは異なるため、上記IPOスケジュールには入れませんことをご了承下さい。ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)は通常の株式IPOと異なるため申し込みもご注意下さい。
ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)のIPO(新規上場)情報
上場市場 | 東証インフラファンド |
コード | 9287 |
名称 | ジャパン・インフラファンド投資法人 |
管理会社 | ジャパン・インフラファンド・アドバイザーズ |
公募株数 | 70,500口 |
オーバーアロットメント | 2,400口 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | SMBC日興証券 |
上場日 | 2月20日 |
仮条件決定日 | 2月3日 |
ブック・ビルディング期間 | 2月4日~2月10日 |
公開価格決定日 | 2月12日 |
IPO申し込み期間 | 2月13日~2月18日 |
吸収金額 | 72.9億円 |
想定価格 | 100,000円(100,000円必要) |
ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)のIPO(新規上場)考察、初値予想主観及びIPO参加スタンス
ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)の市場からの吸収金額はIPO想定価格100,000円としてオーバーアロットメント含め72.9億円と規模的に東証インフラファンド市場への上場としては中型サイズといったところでしょうか。
ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)は再生可能エネルギー発電設備への投資を行っている投資法人で、またしても太陽光発電系案件となります。インフラファンドなので仕方ないのかもしれませんが、太陽光発電系はもうすでにたくさんあるのでお腹いっぱいかも。たまには太陽光発電以外のインフラも出て来てほしいです。
スポンサーはメインが丸紅で出資比率が90%、みずほ銀行の出資比率が5%、みずほ信託銀行の出資比率が5%で合計100%となっております。スポンサー力としては大手ばかりで安心感があり心強いですね。
ただし、2016年6月に第一号となるインフラファンド案件(タカラレーベン・インフラ投資法人)が登場して以来、東証インフラファンド市場へ上場した案件は6社ありますが、この第一号案件はさすがに初物効果が出たのか公募割れはしていませんが、以降は5連敗(公募割れ)と残念な結果となっております。
<エネクス・インフラ投資法人(9286) 2019年2月上場>
公募価格:92,000円
初値価格:88,300円(-3,700円)
<東京インフラ・エネルギー投資法人(9285) 2018年9月上場>
公募価格:97,000円
初値価格:92,600円(-4,400円)
<カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284) 2017年10月上場>
公募価格:100,000円
初値価格:95,000円(-5,000円)
<日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(9283) 2017年3月上場>
公募価格:93,000円
初値価格:89,200円(-3,800円)
<いちごグリーンインフラ投資法人(9282) 2016年12月上場>
公募価格:100,000円
初値価格:96,100円(-3,900円)
<タカラレーベン・インフラ投資法人(9281) 2016年6月上場>
公募価格:100,000円
初値価格:109,900円(+9,900円)
上記の結果だけを見ると参戦するのは怖くなってしまいますね。しかしながらポジティブ材料もあります。
このジャパン・インフラファンド投資法人(9287)の信用格付はこれまでの上記インフラファンド案件6社の中でも最も信力の高い「A(安定的)格付」を取得しています。
さらに以下のポートフォリオを見ても平均鑑定NOI利回りは8.5%と非常に高い利回りとなっており魅力的ですね。下手なクラウドファンディングよりも高い利回りとなっています。
さらに市場は異なるものの昨年(2019年)12月に上場したSOSiLA物流リート投資法人(2979)はリート市場の好調ぶりから6連敗(公募割れ)をストップさせました。
インフラファンド市場もリート市場同様に好調で、上記6社についても今は6社すべてが公開価格を上回って堅調に推移しています。環境が類似していることから、まさかの一発逆転もあるかもしれませんね。次は仮条件設定がどのような設定になるかに注視したいです。
とは言うものの管理人のこのジャパン・インフラファンド投資法人(9287)のIPO参加スタンスは現時点では中立と言いたいところですが、どちらかと言えばスルー寄りの中立に近い気持ちです。
店頭とのパイプが無いため取れても抽選分のみ(数株)となります。そのことからリスクとリターンを天秤にかけた場合、大きなリターン(大量配分)が見込めないのであれば、わざわざリスクを取りに行かなくても良いのではないかと考えました。もちろんこれはあくまでも管理人の個人的主観です。
ちなみにこのジャパン・インフラファンド投資法人(9287)のIPO幹事団(シンジケート)は2社しかなく、みずほ証券、SMBC日興証券ともにインターネット申し込みは可能となっています。
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