ジンジブ(142A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が1社ありました。3月IPOラッシュ前提で考えると例年よりもスロースタートのように感じますが、週明け以降に本格化するのでしょうか。
ジンジブ(142A)の上場日は2024年3月22日(金)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。業務停止命令以降初のSBI証券主幹事です。銘柄的にもIPOチャレンジポイントが話題となりそうですね。
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ジンジブ(142A)のIPO(新規上場)情報
設立:2015年3月23日
業種:サービス業
事業の内容:高卒就職採用支援サービス及び人財育成サービス
上場市場 | 東証グロース |
コード | 142A |
名称 | ジンジブ |
公募株数 | 200,000株 |
売出し株数 | 150,000株 |
オーバーアロットメント | 52,500株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | SMBC日興証券 岩井コスモ証券 香川証券 極東証券 Jトラストグローバル証券 東海東京証券 東洋証券 マネックス証券(100%完全抽選) 水戸証券 むさし証券 あかつき証券 松井証券(前受け金不要) SBIネオトレード証券(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 2月16日(金) |
上場日 | 3月22日(金) |
仮条件決定日 | 3月4日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 3月6日(水)~3月12日(火) |
公開価格決定日 | 3月13日(水) |
IPO申し込み期間 | 3月14日(木)~3月19日(火) |
上場時発行済株式総数 | 1,396,500株 |
時価総額 | 22.2億円 |
吸収金額 | 6.4億円 |
想定価格 | 1,590円(159,000円必要) |
募集株が少ない割にIPO幹事団(シンジケート)は13社と多く、加えてIPO主幹事はSBI証券となっていることから、グループ会社となるSBIネオトレード証券がIPO委託幹事(裏幹事)に加わることがすでに確定となっているため、最終的には14社となりそうです。
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ジンジブ(142A)のIPO(新規上場)事業内容等
ジンジブ(142A)は高卒人材採用支援事業の単一セグメントで、採用領域として「採用支援サービス」「企画制作サービス」「代行支援サービス」、教育領域として「教育研修サービス」の区分を設け、それぞれサービスを提供しています。
採用支援サービスは、高校生の就職を支援する就職求人サイト「ジョブドラフトNavi」、高校に届く紙の求人票をデジタル化するシステム「ジョブドラフトTeacher」、職業体験・就職イベント運営「おしごとフェア/ジョブドラフトFes/先生Fes」、入社後のミスマッチ防止をサポートする「ジョブドラフトSurvey」など、企業の高校新卒採用をサポートするサービスです。
企画制作サービスは、企業の高校新卒採用における求人ナビ原稿作成、DTP制作(採用パンフレット制作・イベントブース装飾制作)、Web制作(企業紹介動画制作・採用ホームページ制作)を行い、「ジョブドラフトNavi」掲載企業の魅力に関する訴求力を強化することで、企業の採用活動をサポートするサービスです。
代行支援サービスは、企業の高校新卒採用における活動の代行を行い「ジョブドラフトNavi」掲載企業の採用活動の効率化・企業負担の軽減をサポートするサービスです。
教育研修サービスは、高校生及び高卒社会人に向けた教育研修プログラムの提供サービスです。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額282,560千円については、第三者割当増資の手取概算額上限76,797千円とあわせて、①人材採用・人件費として214,357千円(2025年3月期)、②広告宣伝費として145,000千円(2025年3月期)に充当する予定であります。
なお、上記調達資金につきましては、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ジンジブのIPO目論見書より一部抜粋)
ジンジブ(142A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ジンジブ(142A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,590円としてオーバーアロットメント含め6.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて3,500枚と少なめです。
上述の通りジンジブ(142A)の事業内容は高卒就職採用支援サービス及び人財育成サービスということで、高校生に特化した新卒採用支援事業、高卒社会人の教育・転職支援サービス事業及びDX(デジタルトランスフォーメーション)人材の育成・研修サービス等教育事業を展開しています。
ジンジブ(142A)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が2社180,000株ありますが、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出はありません。2社共に90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。その他既存株主は解除価格無しで180日間のロックアップ及び継続保有の確約が行われています。
事業内容は高校生に特化した新卒採用支援事業や高卒社会人の教育・転職支援サービス事業と、いわゆるネット求人広告事業となりますが、高校生特化という面では競合他社との差別化が図れています。その分ニーズもあるようで、業績も売上は右肩上がりで伸びており、収益もしっかり黒字化となっています。
ジンジブ(142A)の公開規模はIPO想定価格(1,590円)ベースで6.4億円と軽量サイズで、初値は個人投資家を中心に需給主導で持ち上げられることになりそうです。今のIPO好地合いが続いていると仮定するとひとまずの初値評価はA級評価で問題無いでしょうか。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのジンジブ(142A)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定です。SBI証券主幹事案件ということで、今後のIPO地合いによっては後悔しない範囲でIPOチャレンジポイントの使用も考えるつもりです。そしてこのジンジブ(142A)は人気化しそうなIPO案件となるため、次回の初値予想記事ではIPOチャレンジポイントの考察もする予定です。
ジンジブ(142A)のIPO(新規上場)業績等
ジンジブ(142A)のIPO経営指標
ジンジブ(142A)のIPO売上高及び経常損益
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