JSH(150A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月21日)もIPO新規上場承認発表が3社ありました。3月のIPOラッシュが急に襲って来た感じですが、落ち着いて1社づつ行かせて頂きます。
当記事はひとまずJSH(150A)のIPO紹介記事となりますが、残り2社のダイブ(151A)とシンカ(149A)のIPO詳細についてはそれぞれまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンク致します。
JSH(150A)の上場日は2024年3月26日(火)で、ソラコム(147A)とL is B(145A)とハッチ・ワーク(148A)と4社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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JSH(150A)のIPO(新規上場)情報
設立:2016年4月4日
業種:サービス業
事業の内容:地方創生事業(障がい者雇用支援サービス、観光物産サービス)、在宅医療事業(精神科訪問診療コンサルティング・訪問看護サービス)
上場市場 | 東証グロース |
コード | 150A |
名称 | JSH |
公募株数 | 850,000株 |
売出し株数 | 0株 |
オーバーアロットメント | 127,500株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | みずほ証券 FFG証券 アイザワ証券 岡三証券 SBIネオトレード証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 2月21日(水) |
上場日 | 3月26日(火) |
仮条件決定日 | 3月6日(水) |
ブック・ビルディング期間 | 3月8日(金)~3月14日(木) |
公開価格決定日 | 3月15日(金) |
IPO申し込み期間 | 3月18日(月)~3月22日(金) |
上場時発行済株式総数 | 5,482,600株 |
時価総額 | 20.8億円 |
吸収金額 | 3.7億円 |
想定価格 | 380円(38,000円必要) |
そしてこのJSH(150A)のIPO主幹事はSBI証券となっていることから、グループ会社となるSBIネオトレード証券がすでにIPO委託幹事(裏幹事)に加わることが確定しており、平幹事の中には岡三証券が入っているため、こちらもグループ会社となる岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)に加わる可能性が高いです。
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JSH(150A)のIPO(新規上場)事業内容等
JSH(150A)は在宅医療事業及び地方創生事業に取り組み、在宅医療事業は近年の精神疾患者の増加に伴う在宅医療ニーズの高まりを受け、医療機関への訪問診療のコンサルティング及び精神疾患者を主たる対象者とした当社看護師職員等による訪問看護サービスを提供しており、地方創生事業は過疎化の進展に伴う人口減少や地場産業の衰退に伴う雇用機会の減少等、地方が直面している課題を解決することを目的とした事業であり、障がい者雇用支援事業、観光物産事業により構成されています。
在宅医療事業では、精神疾患者を主たる対象者として、当社の看護師職員等による訪問看護サービス等を提供しております。また、当社と各医療機関との連携により、主治医による訪問診療と当社の看護師職員等による訪問看護を組み合わせることで、精神疾患者向けの在宅医療を地域社会に普及させ、持続可能な医療体制のもと、住み慣れた地域で社会的な生活を家族と共に営むことができる社会を実現させることを事業の主目的としております。
地方創生事業は、過疎化の進展に伴う人口減少や地場産業の衰退に伴う雇用機会の減少等、地方が直面している課題を解決することを目的とした事業であり、①障がい者雇用支援事業、②観光物産事業により構成されております。
①障がい者雇用支援事業
障がい者雇用支援事業は、利用企業における安定的な障がい者雇用の実現のため、地方に在住している障がい者に就労機会を提供することを通じて、地方に在住している障がい者の社会参加、地域社会への適合と職業能力の開発、経済的自立を支援していく事業です。
②観光物産事業
観光物産事業は、主として旅行代理店事業と民泊事業により構成されており、長崎県の五島事業所にて事業を行っております。
【手取金の使途】
手取概算額287,160千円については、第三者割当増資の手取概算額上限44,574千円を合わせた手取概算額合計上限331,734千円を、設備投資費用として166,264千円(2025年3月期に166,264千円)、広告宣伝費用及び人材採用費用として165,470千円(2025年3月期に110,355千円、2026年3月期に55,115千円)を充当する予定であります。
なお、上記資金使途につきましては、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(JSHのIPO目論見書より一部抜粋)
JSH(150A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
JSH(150A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格380円としてオーバーアロットメント含め3.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては超小型サイズとなり、荷もたれ感はまったくありません。IPO株数も売り出し株無しの公募株のみで8,500枚と多くはありません。
上述の通りJSH(150A)の事業内容は地方創生事業(障がい者雇用支援サービス、観光物産サービス)、在宅医療事業(精神科訪問診療コンサルティング・訪問看護サービス)ということで、障がい者雇用サポートのコルディアーレ農園と、精神科訪問看護ステーションコルディアーレを運営しています。
就労環境(農園)を整備した雇用支援サービスの提供する「障がい者雇用支援サービス」、企業へ就労した精神及び発達障がい者の定着支援を行う「障がい者定着支援サービス」、精神科の医師・医療機関に精神科訪問診療の導入支援を行う「精神科訪問診療コンサルティングサービス」、関東を中心に訪問診療実施医療機関と連携して看護師、作業療法士による精神科訪問看護を提供する「訪問診療サポートサービス」など本質的な課題解決に繋がるサービスがあります。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
JSH(150A)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が9社2,318,000株ありますが、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出はありません。4社186,400株には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっており、5社2,131,600株には90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。
地方創生事業や在宅医療事業とIPO的に事業内容は地味なものの、業績は堅調に推移しており、社会的意義のある事業を行っています。募集株の内訳は売り出し株無しの公募株のみで、ベンチャーキャピタルの売り出し放出も無いことから既存株主の換金色は無く、公開規模はIPO想定価格(380円)ベースで3.7億円とミニマム級となる上に、個人投資家の買いやすい低位株設定となっています。
JSH(150A)の上場日は3月26日(火)で、ソラコム(147A)とL is B(145A)とハッチ・ワーク(148A)と過密スケジュールの中の4社同日上場となってしまうことから、IPO地合い次第では資金分散の影響が出てもおかしくありません。ただ、4社の中では一番軽量サイズとなるため、需給勝負での優位性はあります。
逃げ足が早くなる傾向のあるネット証券(SBI証券)主幹事案件で、公開価格の1.5倍で待ち構えるベンチャーキャピタルの動向も気になるところです。ひとまずの初値評価はこの1.5倍を意識したB級評価といったところが無難なところでしょうか。
IPO地合いが悪くなったとしてもさすがにこの規模で公募割れは考えにくいため、とりあえず現時点での管理人の個人的なこのJSH(150A)のIPO参加スタンスは参加の方向で考えています。SBI証券主幹事案件となりますが、人気化しそうな内容では無さそうなため、IPOチャレンジポイントの考察は致しませんことをご了承下さい。IPOチャレンジポイントを使う予定もありません。
JSH(150A)のIPO(新規上場)業績等
JSH(150A)のIPO経営指標
JSH(150A)のIPO売上高及び経常損益
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