ケイ・ウノ(259A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(9月4日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。まだ10月IPOは2社目です。
ケイ・ウノ(259A)の上場日は2024年10月8日(火)で、ROXX(241A)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では不人気市場(流動性が乏しい)となる名証ネクスト(地方新興市場)市場への上場で、IPO主幹事は岡三証券となっております。
ケイ・ウノ(259A)のIPO(新規上場)情報
設立:1991年3月29日
業種:小売業
事業の内容:ジュエリー・時計の製造販売、オーダーメイド、リフォーム、修理
上場市場 | 名証ネクスト |
コード | 259A |
名称 | ケイ・ウノ |
公募株数 | 100,000株 |
売出し株数 | 99,200株 |
オーバーアロットメント | 29,800株 |
IPO主幹事証券 | 岡三証券 |
IPO引受幹事証券 | 東海東京証券 安藤証券 SMBC日興証券 SBI証券 岩井コスモ証券 極東証券 Jトラストグローバル証券 丸三証券 あかつき証券 東洋証券 松井証券(前受け金不要) 水戸証券 楽天証券(100%完全抽選) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 9月4日(水) |
上場日 | 10月8日(火) |
仮条件決定日 | 9月18日(水) |
ブック・ビルディング期間 | 9月20日(金)~9月27日(金) |
公開価格決定日 | 9月30日(月) |
IPO申し込み期間 | 10月1日(火)~10月4日(金) |
上場時発行済株式総数 | 1,043,200株 |
時価総額 | 24.2億円 |
吸収金額 | 5.3億円 |
想定価格 | 2,320円(232,000円必要) |
IPO株数の少ない地方上場案件に14社ものIPO幹事団(シンジケート)が群がっています。加えてこのケイ・ウノ(259A)のIPO主幹事は岡三証券となっているため、グループ会社となる岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いため、最終的には15社まで増えることになりそうです。
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ケイ・ウノ(259A)のIPO(新規上場)事業内容等
ケイ・ウノ(259A)はグループ会社で、株式会社ケイ・ウノ、子会社2社(株式会社ユートレジャー、U-International Factory Co., Ltd.)及び関連会社1社(愷吾柔璞琳夢股份有限公司)により構成されており、ジュエリー及び時計の製造販売事業を主たる業務としています。
同社グループの事業は「製造小売事業」の単一セグメントで、ジュエリーのデザインから製造・販売までを自社で一貫して行う事業モデルを採用し、自社で製造から販売を一貫することにより、高コストかつ大量生産が難しいオーダーメイドビジネスを生産量の増加を低コストで実現し、付加価値の高いサービスを全国で展開しています。
創業からのブランドである「ケイウノ」に加え、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社とライセンス契約を締結し、オーダーメイドから既製品まで幅広いジュエリーを取り扱う「Disney Treasure created by K.UNO」、アニメやゲーム等のキャラクタージュエリーを取り扱うブランド「U-TREASURE」の3ブランドを展開しています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額203,440千円については第三者割当増資の手取概算額上限63,605千円と合わせて、①国内新規出店に係る設備投資資金として150,000千円(2025年9月期に50,000千円、2026年9月期に100,000千円)、②国内既存店内外装改修費用として38,800千円(2025年9月期に19,400千円、2026年9月期に19,400千円)、③システム開発及び更新費用として70,000千円(2025年9月期に30,000千円、2026年9月期に40,000千円)に充当する予定であります。
なお、残額につきましては、優秀な人材の確保及び広告宣伝費等の運転資金として、2025年9月期に充当する予定であります。
(ケイ・ウノのIPO目論見書より一部抜粋)
ケイ・ウノ(259A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ケイ・ウノ(259A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,320円としてオーバーアロットメント含め5.3億円と規模的に東証市場であれば小型サイズの範囲となりますが、名証ネクスト(地方新興市場)市場への上場と考えるとやや荷もたれ感のある水準となりそうです。IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて229,000株と少なめです。
上述の通りケイ・ウノ(259A)の事業内容はジュエリー・時計の製造販売、オーダーメイド、リフォーム、修理ということで、オーダーメイドでのジュエリー及び時計の製造販売を主たる事業として、直営店を国内に31店舗、海外に3店舗を展開しており、中国本土、香港などのアジア圏に卸売り事業も行っています。
ケイ・ウノ(259A)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が5社73,200株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで69,200株放出(内4社は全保有株)するため4,000株しか残りません。既存株主には180日間のロックアップ、残VCには90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。
またしても流動性の乏しい地方市場(名証ネクスト)への上場案件です。先日(8月29日)上場のCross Eホールディングス(231A)は地方市場(福証Q-Board)上場で、公募価格1,180円に対して付いた初値は1,085円と、残念ながら公募割れスタートとなりました。
初値はシンジケートカバー取引による形成で、初値買いに入った資金のシンジケートカバー取引を除いた実需はわずか3,000万円程度と推測されます。上場以降も公開価格(1,180円)を一度も超えていない状況で相当数の戻り待ちがあるのが現状と考えられます。
ケイ・ウノ(259A)の事業内容はオーダーメイドでのジュエリー及び時計の製造販売と派手さは無く、業績規模は地方上場案件としてはやや大きめではあるものの、おおむね横ばいで推移しています。多くのベンチャーキャピタル(投資ファンド)が今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで全株放出することから、一刻も早く手放したい感が伝わります。
上記のように直近IPOでCross Eホールディングス(231A)のような値動きを見せられると、さすがに同じ轍を踏みたくない投資家も多いと考えられるため、今回はさらに厳しい評価になる可能性がありそうです。ひとまずの評価はE級評価寄りのD級評価が妥当なところでしょうか。
ケイ・ウノ(259A)のIPO申し込み期間(ブック・ビルディング期間)は9月20日(金)~9月27日(金)で、ちょうど9月25日(水)にはリプライオリティ(242A)が地方市場(福証Q-Board)に上場予定となっているため、その初値結果を見てからこのケイ・ウノ(259A)のIPO参加スタンスを決めるという方法もあると思いますが、現時点での管理人の個人的なこのケイ・ウノ(259A)のIPO参加スタンスはIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券以外からはスルーとなる可能性が高いです。
ケイ・ウノ(259A)のIPO(新規上場)業績等
ケイ・ウノ(259A)のIPO経営指標
ケイ・ウノ(259A)のIPO売上高及び経常損益
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