学びエイド(184A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が1社ありました。
IPOの地合いが悪いので手放しでは喜べませんが、例年5月はIPOの無い年も多く、てっきり今年(2024年)も無いと思っていたためまさかのポジティブサプライズです。
学びエイド(184A)の上場日は2024年5月28日(火)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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学びエイド(184A)のIPO(新規上場)情報
設立:2015年5月11日
業種:情報・通信業
事業の内容:インターネットによる教育サービスの企画開発・提供
上場市場 | 東証グロース |
コード | 184A |
名称 | 学びエイド |
公募株数 | 180,000株 |
売出し株数 | 552,000株 |
オーバーアロットメント | 109,800株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | SMBC日興証券 岡三証券 岩井コスモ証券 極東証券 東洋証券 松井証券(前受け金不要) SBIネオトレード証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 4月22日(月) |
上場日 | 5月28日(火) |
仮条件決定日 | 5月9日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 5月13日(月)~5月17日(金) |
公開価格決定日 | 5月20日(月) |
IPO申し込み期間 | 5月21日(火)~5月24日(金) |
上場時発行済株式総数 | 2,248,100株 |
時価総額 | 21.8億円 |
吸収金額 | 8.1億円 |
想定価格 | 970円(97,000円必要) |
そしてこの学びエイド(184A)のIPO主幹事はSBI証券となっていることから、グループ会社となるSBIネオトレード証券がIPO委託幹事(裏幹事)に加わることがすでに確定されており、平幹事の中には岡三証券も入っているため、こちらもグループ会社となる岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)に加わる可能性が高いです。
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学びエイド(184A)のIPO(新規上場)事業内容等
学びエイド(184A)は映像授業を軸とした教育デジタル事業を単一セグメントにて行っており、学習塾を対象とした「学びエイドマスター」及び「学びエイドマスター for School」、教育関連事業者を対象とした「学びエイド for Enterprise」の3つのサービスを主要サービスとして展開しています。
小規模~中規模の学習塾を対象に、学習効果を追求する映像授業と塾運営の効率化を支援する管理機能の提供を行うサービス。
フランチャイズ展開や傘下に学習塾を持つ中規模~大手規模学習塾(中規模20~400教室、大規模400教室以上を運営する)を対象に、学びエイドマスターを顧客の教室運営や指導方針にあわせてカスタマイズされた、学習効果を追求する映像授業と塾運営の効率化を支援する管理機能の提供を行うサービス。
教育関連事業者におけるデジタル化のニーズに対応するため、参考書や教科書などの映像授業化と映像授業化したコンテンツを配信するための配信機能等の開発・提供を行うサービス。現在は教育出版業界を中心に展開するサービス。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額150百万円については、①事務所拡張のための設備投資費として35百万円(2025年4月期に17百万円、2026年4月期に9百万円、2027年4月期に9百万円)、②コンテンツ制作能力の向上、内部管理体制の強化等を企図しての人員を増員する計画であり、採用費・人件費として23百万円(2025年4月期に7百万円、2026年4月期に8百万円、2027年4月期に8百万円)、③学びエイドマスター及び学びエイドforEnterpriseの認知拡大、新規顧客獲得のための広告宣伝費として91百万円(2025年4月期に28百万円、2026年4月期に30百万円、2027年4月期に33百万円)に充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(学びエイドのIPO目論見書より一部抜粋)
学びエイド(184A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
学びエイド(184A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格970円としてオーバーアロットメント含め8.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて7,320枚と少なめです。
上述の通り学びエイド(184A)の事業内容はインターネットによる教育サービスの企画開発・提供ということで、鉄人講師等の「教えたい人」から映像授業のコンテンツを調達し、学習塾等の「教えたい人」に、自社開発した映像授業・学習管理サービスを提供することで、エンドユーザー(生徒)等の「教わりたい人」に教育を届けるほか、映像学習サービスを直接「教わりたい人」に届けています。
教育業界のニーズとエンドユーザーのニーズを満たす映像授業を教育のプロフェッショナルである鉄人講師(高い指導力を持つ講師)と共同研究。マイクロ講義(講義を短く区切ることでわからない箇所だけを繰り返し視聴すること)の形態を採用(70,000本超えの制作実績)することで、両者のニーズに対応した映像授業のフォーマットを確立しています。
学びエイド(184A)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が707,800株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで159,500株放出するものの548,300株が残ります。残る株式には90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。ベンチャーキャピタル保有分はやや多めにありますが、取得単価は1,550円となっています。
新型コロナウイルス感染症の流行によりパソコンやタブレットを利用したオンラインでの学習が広がっており、こういった「学びエイド」のようなインターネットを介した授業はEducation(教育)とTechnology(技術)を掛け合わせた「EdTech(エドテック)」関連としても注目度の高い分野となります。
ただ、4月に入ってIPO地合いは急激に悪化しており、IPO市場全体的に資金が入ってこない状況が続いています。4月24日(水)上場のレジル(176A)や4月25日(木)上場のコージンバイオ(177A)も初値は危ぶまれており、今のところIPOの初値に対する活路は見いだせていない状況です。
とはいえIPOの地合いは良い悪い含め一日で変化します。現に昨年(2023年)末は苦戦していたIPOも新年(2024年)に入ってからは雰囲気がガラっと変わり、2月及び3月は好調でした。これらを鑑みると4月は悪くてもゴールデンウィークが開けると雰囲気がガラっと変わる可能性も否定できません。
現時点で学びエイド(184A)の初値評価をするには難しいところですが、IPO地合いが好調とまでは行かなくても通常程度に戻れば、中身は教育分野に特化した映像制作と、専門性のある業績好調のネット系小型案件となることからB級評価レベルぐらいの評価はありそうです。今後のIPO地合いによっては評価の変更もありますことをご了承下さい。
ひとまず管理人の個人的なこの学びエイド(184A)のIPO参加スタンスは積極参加の方向で考えようと思いますが、今後の仮条件設定やIPO地合い、大手初値予想会社の見解などを見た上で判断したいと思います。SBI証券主幹事案件となりますが、IPOチャレンジポイントについては低位株となることから使用する予定はありません。
学びエイド(184A)のIPO(新規上場)業績等
学びエイド(184A)のIPO経営指標
学びエイド(184A)のIPO売上高及び経常損益
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