M&A総合研究所(9552)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(5月24日)はIPO新規上場承認発表が2社あり、これで6月は10社目となりました。
当記事はひとまずM&A総合研究所(9552)のIPO詳細記事となり、もう1社のヌーラボ(5033)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。
M&A総合研究所(9552)の上場日は2022年6月28日(火)で、ヌーラボ(5033)と2社同日上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
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M&A総合研究所(9552)のIPO(新規上場)情報
設立:2018年10月12日
業種:サービス業
事業の内容:DX・AI技術を活用したM&A仲介事業
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9552 |
名称 | M&A総合研究所 |
公募株数 | 50,000株 |
売出し株数 | 1,581,700株 |
オーバーアロットメント | 244,700株 |
IPO主幹事証券 | 野村證券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 大和証券 みずほ証券 SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 楽天証券(100%完全抽選) 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) 岩井コスモ証券 東海東京証券 東洋証券 あかつき証券 LINE証券(委託幹事) 大和コネクト証券(委託幹事) auカブコム証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 5月24日(火) |
上場日 | 6月28日(火) |
仮条件決定日 | 6月10日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 6月13日(月)~6月17日(金) |
公開価格決定日 | 6月20日(月) |
IPO申し込み期間 | 6月21日(火)~6月24日(金) |
時価総額 | 224.2億円 |
吸収金額 | 22.7億円 |
想定価格 | 1,210円(121,000円必要) |
売出株式1,581,700株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日6月20日(月)に決定されます。
M&A総合研究所(9552)のIPO幹事団(シンジケート)は現時点で13社と多いですが、大手5大証券がすべて入っているという珍しいパターンです。
さらにIPO主幹事が野村證券となっていることから、グループ会社となるLINE証券のIPO委託幹事(裏幹事)入りがほぼ確定で、平幹事の中には大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となる大和コネクト証券とauカブコム証券もIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高く、最終的には16社まで増えそうです。
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M&A総合研究所(9552)のIPO(新規上場)事業内容等
M&A総合研究所(9552)はAI(人工知能)を中心としたテクノロジーとM&Aアドバイザーのサポートによるハイブリッドな「M&A仲介サービス」及びM&A仲介でのWEB集客ノウハウを活かした「WEBマーケティング支援サービス」を提供しています。
譲渡希望企業及び買手候補企業双方との間でアドバイザリー契約を締結し、マッチング相手探索やマッチング後のディール進行過程における利害関係者との各種調整業務等のサポートを行い、両者が円満に成約できるよう取引をリードしています。譲渡希望企業に対しては着手金、中間報酬を頂かない「完全成功報酬制」の料金体系となっており、M&A成約時に仲介手数料を収受することが主な収益となります。
ユーザー(消費者)のWEBサイトへの流入経路、行動パターンを収集し、クライアント企業のWEBサイトへ対策を実施することにより、流入数を向上させるための支援を行うサービスを提供しております。具体的なサービス内容としては、WEBサイトを訪れるユーザーの行動を分析し、流入数や滞在時間を上昇させる記事の作成及び納品となり、顧客自身がWEBサイトを保有していない場合には、WEBサイトの立ち上げを代行しています。毎月の記事の納品本数に応じて業務委託手数料を収受しております。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額44百万円については第三者割当増資の手取概算額上限272百万円と合わせた手取概算額合計上限317百万円を人員採用費用(運転資金)当社の事業拡大に必要な人材確保のための人員採用費用として、人材紹介会社に対して支払う人材紹介手数料に300百万円(2022年9月期から2024年9月期においてそれぞれ100百万円)を充当いたします。また、残額については社員の給与等、人件費等の運転資金に充当いたします。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(M&A総合研究所のIPO目論見書より一部抜粋)
M&A総合研究所(9552)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
M&A総合研究所(9552)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,210円としてオーバーアロットメント含め22.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて16,317枚とやや多めにありますが、海外投資家への販売もあります。
上述の通りM&A総合研究所(9552)の事業内容はDX・AI技術を活用したM&A仲介事業ということで、従来のM&A仲介サービスにDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)などのテクノロジーを組み込み、M&Aの効率化を推し進めることでマッチング相手を探索するスピードや成約までのスピードを短縮化し、M&Aの成約をサポートしています。
2021年1月には東証グロース市場に上場のPKSHA Technology(3993)と業務提携を行っており、PKSHA Technology社の自然言語処理(NLP)技術を活用することにより、各企業の強みや主力商品といった詳細なレベル分析を行うことができるため、従来よりもさらに相乗効果を生む企業同士のマッチングが可能となっています。
M&A総合研究所(9552)の今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は公募株50,000株に対して売り出し株1,581,700株で売り出し比率は31.6倍と多めですが、売り出し放出元は代表取締役社長の佐上峻作氏とSMBC信託銀行(VC)となるため、投資ファンドなどの出口(イグジット)感はありません。
株主の中にベンチャーキャピタルの保有株が2社3,030,000株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで一部(SMBC信託銀行:150,000株)放出するものの、2,880,000株がまだ残ります。ただし解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力にはなりません。
M&A総合研究所(9552)の公開規模はIPO想定価格(1,210円)で22.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となりますが、設立から4年掛からずのスピード上場と話題性もあり、後継者不足に悩む昨今ではM&Aと言う需要の高い業態な上に業績も設立当時から好調(黒字運営)です。
海外投資家への販売もあり、大手5大証券(野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券)がすべてIPO幹事団(シンジケート)に入っていることも一定の安心感に繋がることから、多くの買いを集めそうな雰囲気を感じます。6月末の過密スケジュールで不透明感のある状況とはなりますが、初値評価はB級評価が妥当水準でしょうか。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのM&A総合研究所(9552)のIPO参加スタンスは久しぶりに全力申し込みとなりそうです。とは言え、IPO主幹事はマンモス野村で、IPO幹事団(シンジケート)も多いことから配分数は分散され、IPO当選は困難となるでしょうね。
M&A総合研究所(9552)のIPO(新規上場)業績等
M&A総合研究所(9552)のIPO経営指標
M&A総合研究所(9552)IPO売上高及び経常利益
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