ミーク(332A)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月14日)IPO新規上場承認発表された2社のうちのもう1社です。3月IPOが何社出て来るのかによって変わってきますが、今のところ良いペースですね。

IPO新規上場承認発表2社2025.2.14

当記事はミーク(332A)のIPO詳細記事となりますが、もう1社のJX金属(5016)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、ご参考にして頂けますと幸いです。

ミーク(332A)の上場日は2025年3月21日(金)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券大和証券の2社共同主幹事となっております。

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2月17日(月)18時00分追記

2月17日(月)にパパネッツ(9388)が同日上場でIPO新規上場承認発表されたため、上場日3月21日(金)は2社同日上場となります。

ミーク(332A)のIPO(新規上場)情報

設立:2019年3月5日
業種:情報・通信業
事業の内容:モバイルIoT支援事業

ミーク(332A)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード332A
名称ミーク
公募株数1,668,000株
売出し株数1,514,200株
オーバーアロットメント477,300株
IPO主幹事証券SMBC日興証券
大和証券
IPO引受幹事証券あかつき証券
マネックス証券
楽天証券
岡三証券
極東証券
東海東京証券
松井証券
水戸証券
大和コネクト証券委託幹事決定
岡三オンライン委託幹事決定
IPO発表日2月14日(金)
上場日3月21日(金)
仮条件決定日3月4日(火)
ブック・ビルディング期間3月5日(水)~3月11日(火)
公開価格決定日3月12日(水)
IPO申し込み期間3月13日(木)~3月18日(火)
上場時発行済株式総数11,388,000株
時価総額86.5億円
吸収金額27.8億円
想定価格760円(76,000円必要)

そしてこのミーク(332A)のIPO共同主幹事の1社は大和証券となっているため、グループ会社となる大和コネクト証券、平幹事の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンラインがそれぞれIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。

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SBI証券IPO幹事団(シンジケート)に入っていないのはなんとも珍しいですね。

ミーク(332A)のIPO(新規上場)事業内容等

ミーク(332A)はモバイルIoT支援事業という単一セグメントのもと、IoTサービス事業者及びDXを推進する企業向けにIoT/DXプラットフォーム『MEEQ』を提供する「IoT/DXプラットフォームサービス」及びMVNE(MVNO事業者支援)事業者として、多くのMVNO(仮想移動体通信)事業者にネットワーク及び業務システム、業務支援等を提供する「MVNEサービス」を展開しております。

ミーク(332A)IPO事業系統図

IoT/DXプラットフォームサービス

『MEEQ』は、SIMを活用したSaaS型IoTプラットフォームであり、Web上の画面から、簡単に1回線からSIMの購入・管理が可能となるサービスであり、通信やデータ処理のノウハウ不足でIoTやDXの取組みに苦戦している全領域の企業向けに開発されています。『MEEQ』を導入することで、多数の通信回線であっても管理が可能となり、ノーコードでシステム開発無くIoTシステムの実現が可能になると考えられています。
ミーク(332A)IPO IoT・DXプラットフォームサービス

MVNEサービス

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアに対応したMVNE事業者として、MVNO事業者に対してSIM調達(MNOとの交渉を含む)、事業者間精算の運用、サービス設計、その他各種サポート(新規MVNO事業への参入や収益拡大サポート)を実施しています。
ミーク(332A)IPOMVNEサービス

【手取金の使途】
差引手取概算額1,148百万円に本第三者割当増資の手取概算額上限332百万円を合わせた、手取概算額合計上限1,480百万円については、①事業拡大のための人件費及び採用費として370百万円(2026年3月期:130百万円、2027年3月期:240百万円)、②ネットワーク増強費として810百万円(2026年3月期:310百万円、2027年3月期:500百万円)、③IoT/DXプラットフォームサービス及びMVNEサービス拡充のための開発費として300百万円(2026年3月期:190百万円、2027年3月期:110百万円)に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、実際の充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(ミークのIPO目論見書より一部抜粋)

ミーク(332A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ミーク(332A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格760円としてオーバーアロットメント含め27.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としてはで中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO募集株数は公募株及び売出株(OA分)合わせて3,659,500株とやや多めにあり、海外投資家への販売はありません。

上述の通りミーク(332A)の事業内容はモバイルIoT支援事業ということで、通信やデータ処理のノウハウ不足でIoTやDXの取り組みに苦戦しているIoTサービス事業者やDX推進企業向けに開発されたIoT/DXプラットフォーム「MEEQ(ミーク)」を展開し、低価格で高品質なモバイル通信回線やノーコードで利用可能なデータプラットフォームなどのソリューションを提供しています。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

ミーク(332A)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が4社1,445,400株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売出しで650,000株放出するものの795,400株残ります。上位株主には解除価格無しで90日間及び180日間のロックアップが掛かっていますが、VC含めた一部企業保有分の1,084,900株は公開価格の1.5倍となればロックアップ解除され売却可能となります。

ミーク(332A)は2019年にインタネットサービスプロバイダであるSo-netソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)から独立する形で誕生した企業で、カーブアウト(事業の一部を切り出し)による子会社起業となることから、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社でモバイル通信事業を手掛けてきたメンバーが中心となって設立されたITベンチャーとなります。

セクターは情報・通信業で、事業内容はモバイルIoT支援事業を展開しており、ひと昔前であれば注目を集めた業態ではありますが、最近は当該セクターに対する期待は薄れつつある状況です。ただ、株式会社スタートトゥデイ(現:株式会社ZOZO)の元社長であり実業家としても知られる前澤友作氏が運営する株式会社カブ&ピースとの取引を開始したことで、一定の話題性はありそうです。

業績を見ると収益は維持できているものの売上は下落傾向です。第3期(2021年3月)から第4期(2022年3月)に掛けての売上下落は収益認識に関する会計基準の影響ですが、第5期(2023年3月)から第6期(2024年3月)に掛けての売上下落はコロナ禍が収束したことによる家庭用Wi-Fiルータの需要が平常時に戻った影響や各通信キャリアからのモバイル通信回線の調達単価の低下による顧客への販売単価の下落によるものとなっています。

公開規模もIPO想定価格(760円)ベースで27.8億円と荷もたれ感も強く、初値が上昇するイメージが描きにくいため、ひとまずの初値評価はD級評価といったところになりそうです。とりあえず現時点での管理人の個人的なこのミーク(332A)のIPO参加スタンスは中立で、今後の仮条件設定やIPOスケジュール、そして大手初値予想会社の見解などを見てから本格的に決めたいと思います。

ミーク(332A)のIPO(新規上場)業績等

ミーク(332A)のIPO経営指標
ミーク(332A)IPO経営指標

ミーク(332A)のIPO売上高及び経常利益
ミーク(332A)IPO売上高及び経常利益

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