メンタルヘルステクノロジーズ(9218)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(2月18日)は週末ということで、しっかりIPO新規上場承認発表がありましたが1社のみです。
これで3月は8社目となりましたが、奇跡的に重複上場は1日としてありません。上場日は3月28日(月)なのでもう期末の終盤戦です。3月30日(水)が大安なので複数社突っ込んで来る可能性はありそうです。とはいえ環境悪化で予想以上に上場見送りが増えているような感じですね。重複上場が無く嬉しいと言った反面、件数が少なくて寂しいというところでもあります。ちょうどいいが丁度いいのですが^^;
メンタルヘルステクノロジーズ(9218)の上場日は2022年3月28日(月)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はまたまたみずほ証券となっています。3月は8社中5社がみずほ証券主幹事と偏りが目立ちますね。
メンタルヘルステクノロジーズ(9218)のIPO(新規上場)情報
設立:2011年3月8日
業種:サービス業
事業の内容:メンタルヘルスソリューション事業、メディカルキャリア支援事業、デジタルマーケティング事業
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 9218 |
名称 | メンタルヘルステクノロジーズ |
公募株数 | 50,000株 |
売出し株数 | 1,198,800株 |
オーバーアロットメント | 187,300株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | 野村證券(前受け金不要) SBI証券 東海東京証券 SMBC日興証券 マネックス証券(100%完全抽選) 東洋証券 水戸証券 岩井コスモ証券 極東証券 楽天証券(100%完全抽選) 松井証券(前受け金不要) |
IPO発表日 | 2月18日(金) |
上場日 | 3月28日(月) |
仮条件決定日 | 3月7日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 3月9日(水)~3月15日(火) |
公開価格決定日 | 3月16日(水) |
IPO申し込み期間 | 3月17日(木)~3月23日(水) |
時価総額 | 60.5億円 |
吸収金額 | 9.0億円 |
想定価格 | 630円(63,000円必要) |
以下の通り東証の新規上場会社概要書には今年(2022年)4月4日の市場再編でこのメンタルヘルステクノロジーズ(9218)はグロース市場に上場となる予定となっております。
この幹事構成ではIPO委託幹事(裏幹事)は無いと思いますが、すでにIPO幹事団(シンジケート)は総勢12社と多めです。証券業界では無駄に多い幹事構成は最近の流行りなのでしょうかね。
メンタルヘルステクノロジーズ(9218)のIPO(新規上場)事業内容等
メンタルヘルステクノロジーズ(9218)はグループ会社で、株式会社メンタルヘルステクノロジーズ及び子会社である株式会社Avenirにより構成されており「メンタルヘルスソリューション事業」「メディカルキャリア支援事業」及び「デジタルマーケティング事業」を主たる業務としています。
メンタルヘルスソリューション事業において、メンタルヘルスケアサービス「ELPIS」の開発は株式会社メンタルヘルステクノロジーズが行っており、顧客へのサービス提供は子会社である株式会社Avenirが行っております。当事業の売上高は2020年12月期においてグループ全体の売上高の77.9%を占めており、主要事業となっています。
メディカルキャリア支援事業は、子会社である株式会社Avenirが職業安定法に基づいて行う有料職業紹介事業であり、主に医師を医療機関に紹介する採用支援サービスを行っております。
デジタルマーケティング事業は、株式会社メンタルヘルステクノロジーズが行っており、医学会向けサービス、Webマーケティング支援サービスを提供しております。
【手取金の使途】
手取概算額21,980千円については第三者割当増資の手取概算額上限108,559千円と合わせた手取概算額合計上限130,539千円の全額を2022年12月期に、今後の事業の拡大のため、営業、システム開発、管理業務等の各分野で豊富な経験や専門知識を持った優秀な人材の確保に必要な人材採用費及び人件費に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、実際の充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(メンタルヘルステクノロジーズのIPO目論見書より一部抜粋)
メンタルヘルステクノロジーズ(9218)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
メンタルヘルステクノロジーズ(9218)の市場からの吸収金額はIPO想定価格630円としてオーバーアロットメント含め9.0億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。低位株となることからIPO株数は公募株及び売り出し株合わせて12,488枚と万枚超えで比較的多めにあります。
上述の通りメンタルヘルステクノロジーズ(9218)の事業内容はメンタルヘルスソリューション事業、メディカルキャリア支援事業、デジタルマーケティング事業と、企業の健康経営に関するメンタルヘルス課題をクラウドサービスで解決するサービスを行っています。
主力事業はメンタルヘルスソリューション事業で産業医及び保健師等による役務提供サービスと労働者の心身の健康管理など、企業の健康経営を促進するための各種クラウド型サービス「ELPIS(エルピス)」シリーズを展開し、パッケージ化して「産業医クラウド」の名称で提供しています。
今回のメンタルヘルステクノロジーズ(9218)のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は公募株50,000株に対して売り出し株1,198,800株と売り出し比率は95.8%で、売り出し株放出元のおよそ45.4%がベンチャーキャピタル、残りが既存株主となることから、ベンチャーキャピタル及び既存株主の出口(イグジット)色があります。
売上は右肩上がりで伸びており、収益面もようやく黒字化が見えたタイミングでの上場となり、東証再編前の駆け込み需要感を感じますね。公開規模は東証マザーズ上場でIPO想定価格(630円)ベースで9.0億円と申し分無いサイズ感で、事業内容もクラウド関連となることから、出口(イグジット)色があるとはいえ、通常であれば人気化しやすい内容です。
さらに直近では昨日(2月17日)上場のエッジテクノロジー(4268)が低位株で買われたという事例もあることから、今回のメンタルヘルステクノロジーズ(9218)も個人が手を付けやすい低位株ということで、ひとまずの初値評価はB級評価とさせて頂きます。
よって現時点の管理人の個人的なこのメンタルヘルステクノロジーズ(9218)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えていますが、IPO主幹事のみずほ証券は単価が1,000円未満となるため、おそらく200株1セット配分となることから、IPO株数が比較的多めではあるもののIPO当選は簡単では無いでしょうね。ちなみに平幹事の野村證券も200株1セット配分になると思います。
メンタルヘルステクノロジーズ(9218)のIPO(新規上場)業績等
メンタルヘルステクノロジーズ(9218)のIPO経営指標
メンタルヘルステクノロジーズ(9218)のIPO売上高及び経常損益
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